「ちむどんどん」第122回~帰ってきてくれて、ありがとう | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

ちむどんどん 第122
第25週「やんばる!ちむどんどん!」
帰ってきてくれて、ありがとう

 

 

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<共同売店>

(房子に飲み物を出すまもるちゃん)

房子) あっ、ありがとうございます。

優子) 気をつけてね。

 お待たせいたしました。

房子) お仕事中に、申し訳ありません。

優子) いえいえ…どうぞ。

(店先の縁台に座る房子と優子)

房子) 東京から、今夜大里さんという

 方がいらっしゃいます。「与那城優子

 と、与那城秀夫を捜したい」と。

優子) 与那城優子…

 結婚する前のうちの名前です。

 それと、秀夫は、うちの弟です。

房子) 全国の沖縄県人会に、問い合わ

 せが回り、私が三郎さんから頼まれて。

 どうしても、伝えたいことがあるそうです。

 優子さんの、お姉さんのことで。

 

**********

 

(高台に立ち、海を見つめる優子)

(脳裏に浮かぶ、

 姉・時恵の琉球舞踊の舞姿)

 

**********

 

<夕方・比嘉家>

大里) 突然、お邪魔して

 申し訳ありません。

 大里五郎と申します。

 こちら、娘の、悦子です。

悦子) 父は、足が悪いので、

 付き添いで。

優子) 比嘉優子。

 旧姓、与那城優子です。

 娘の、良子、暢子、歌子…。

 暢子の夫の、和彦です。

(お辞儀をする4人)

房子) 大里さんは、戦後、東京へ

 移住され、町工場を経営なさって

 いたそうです。

小里) ええ。もう、東京に、40年。

 島の言葉も、忘れました。

悦子) あの、去年、母の遺品を整理し

 ていて、父がこれを見つけたんです。

(布の包みを広げる悦子)

暢子) ジーファーだよね?

和彦) 沖縄のかんざしだよね。

(銀のジーファーを手に取る優子)

優子) 姉のジーファーです。

(カタカナで刻まれた名前・トキエ)

 

**********

 

大里) 40年前、沖縄戦のさなかで、

 私が、時恵さんの…。

 ええ…あなたのお姉さんの、

 最期をみとらせてもらいました。

(頭を下げる大里)

悦子) ある日、焼け残った小屋に

 逃げ込んだら、そこに、時恵さん

 が隠れていたそうです。

大里) お父さんとお母さんは、

 機銃掃射にやられて、亡くなったと。

 お姉さんも、撃たれていて…。

 どう見ても、長くは…。小さな、

 握り飯を、私たちにくれて、

 自分はもう…食べられないからと。

悦子) 「はぐれてしまった妹と弟が

 いる。妹は与那城優子、弟は秀夫」。

大里) 「もしも会えたら、伝えてほしい

 ことがある」と。「見捨てたんじゃない。

 必死に捜したけど見つからなかった」。

 そう、伝えてほしいと。

優子) (泣)

大里) 亡くなる寸前に、そのジー

 ファーを、「妹に渡してください」と。

優子) これは、姉の宝物です。

 姉が、両親におねだりして買って

 もらったものです。(泣)

 ありがとうございます、本当に。

(胸の前でジーファーを握り、

 頭を下げる優子)

優子) 姉は、どんな最期でしたか?

大里) お亡くなりになる前、

 水を欲しがりました。

 「喉が渇いた」。

(大里の顔が歪み、唇が震える)

大里) 「お水をください」…

 少し…水は持っていました。

 だけど私は…

 「水はない」と言いました。

 自分たちの、

 明日からのことを考えると…。

 食べ物をもらっておきながら、

 ウソをついて…。

 水をあげなかった…。

 ごめんなさい…。(泣)

(自由のきかない足で、

 居ずまいを正す大里)

大里) 本当に、

 申し訳ありませんでした…。

(両手をつき、頭を下げる大里)

(大里に向き直る優子)

優子) 最期をみとってくださり、

 ありがとうございます。

 生きているのか、

 死んでしまったのか、

 ずっと分からなかった。

 だけど、ようやく…。

 本当に、ありがとうございます。

(頭を下げたまま

 肩を震わせている大里)

優子) ネーネー、

 うちは、秀夫を守れなかった。

 ごめんなさい。ごめんなさい…。

 ごめんなさい…。

 帰ってきてくれて、ありがとう…。

(ジーファーを抱きしめる優子)

(優子を見つめる暢子たち)

 

**********

 

歌子) ♪「旅や浜宿い(はまやどぅ)

 草ぬ (ヤリ)」

(歌子の歌と三線で

 琉球舞踊を舞う優子)

歌子) ♪「葉(ふぁー)ぬ枕

 寝(に)てぃん忘(わし)ららん」

(着物姿の一つにまとめた髪に、

 時恵のジーファー)

歌子) ♪「我親(わや)ぬ (ヤリ)

 我親ぬ御側(うすば)

 千鳥(ちじゅーやー)や

 浜居(はまうぅ)てぃ チュイチュイナ

 旅宿(たびやどぅ)ぬ寝覚(にざみ)め

 枕 (ヤリ) すばだてぃてぃ

 覚出(うびじゃ)すさ昔(んかし)」

 

**********

 

(朝、お墓に向かい、

 手を合わせる房子と優子)

 

**********

 

(砂浜の流木に腰をおろし、

 海を眺める2人)

房子) 聞いていたとおりの島だった。

 両親がよく言っていたんです。

 「世界で一番美しい島だよ」って。

優子) いろんなことが変わりました。

 だけど、この海は変わりません。

(裸足になり、砂の上を歩く房子)

房子) ふるさとを知らずに育ち、

 自分の境遇を恨んだこともある。

 だけど今は…。

 ただいま!

(海に微笑む)

(振り返る房子)

房子) ありがとう。

 優子さんのおかげです。

優子) うちは何も。

(房子の前に立つ優子)

優子) これからも、

 どうぞよろしくお願いします。

(微笑み合う2人)

房子) あ~沖縄に来てよかった!

(両手を広げ、空を見上げる房子)

 

**********

 

房子が沖縄にやって来たのは…優子の姉、

時恵の最期を知る人、大里を案内するため。

大里親子を演じるのは、草刈正雄とその娘。

まあ、ツッコミどころがなかったわけではない

けれど、ベテランの演技には、やはり魅せら

れる。やっと…ドラマらしいドラマを見せても

らった感じ。やればできるじゃ~んw 力があ

る役者は、ひどい脚本でも、それなりに見せ

ることができるんだなあと…再確認できたよ。

 

それにしても…ヒロインがほとんどしゃべら

ない状態が、こんなにも心地よく感じるとは。

ヤバイよね~。制作陣は、マジで危機感を

感じないといけないレベル。反省してほしい。

ベテランの演技に浮かれてる場合じゃない。

若手のレベルをあげるべく、指導して育てる

のが、本来の朝ドラの使命のはずなのに…。

 

ヒロインより何倍もヒロインらしい努力をさせ

られてるのは歌子だけなんじゃ? っていうか、

随分とひいきしてるよね。歌子の見せ場ばか

り作っているし。好感度も高く作られているし。

せめて、ヒロインの料理指導ぐらいちゃんとし

てほしかった。料理人に見えるぐらいには…。

 

ただただ突っ立っていても、リアクションがち

ゃんと出来ればいいのだけれど…。ヒロイン

の、見せ場でもあったのだけれど。力不足は

歴然。良子や歌子のほうが、ちゃんとしてた。

ベテランの演技がよかっただけに、本当に残

念。中の人には、もっと、頑張ってほしかった。

 

優子の琉球舞踊、歌子の歌は、素晴らしかっ

たけれど、これまた何の説明もなかったので、

どう感動していいのか分からなかったよ。歌

や踊りの意味が分かれば、もっと感動できた

のだろうに…それをしないのがちむどんどん。

もったいないなあ。ドラマというものの捉え方

がおかしい。何を、ドラマだと思っているのか。

ドタバタも事件もいらない。じっくりと、ヒロイン

の心の動きが知りたいのに。見たいのにね…。

 

 

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