「らんまん」第125回~第25週「ムラサキカタバミ」 | 日々のダダ漏れ

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らんまん 第125回

第25週「ムラサキカタバミ」

 

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

地震から、

およそ1か月がたちました。

 

渋谷の景色は一変しました。

住む場所を失った、

130万人もの東京市民が、

市外へと移ってきたのです。

 

相島) これだけ人が

 押し寄せるとはね・・・。

寿恵子) うん。

相島) いや~この光景、まさに

 思い描いた景色ですよ。不謹慎

 ですが、我々の勝利ですね。

寿恵子) 勝利?

相島) こんなことになる前から、

 渋谷に目をつけていた。フフフ・・・。

 今度のことで、旧幕時代の江戸を

 一新し、東京は紛れもなく世界の

 一等国の都市として生まれ変わる

 んです。我々は賭けに勝ったんです。

 それで女将、山桃はいつ再開する

 んですか?

寿恵子) ん・・・すみません。

 今は、家族が避難していて・・・。

相島) あ・・・家ならいくらだって

 提供しますよ。そんなことより、

 我らが渋谷には、寿恵子女将

 と山桃が必要なんです。

寿恵子) フッ・・・。

 

**********

 

(新聞を差し出す大喜)

寿恵子) うん?

大喜) そこの、渋谷憲兵隊の

 大尉がやったらしい。

(記事を見る寿恵子)

大喜) 大杉栄と、妻の伊藤野枝・・・

 何の関係もないまだ6歳の甥っ子

 がやられたって話だ。

寿恵子) みんな命からがら逃げて

 きて、やっと生き延びたって・・・。

 そんな時に・・・。

大喜) 俺、陸軍の方にも

 取材に行ってみる。

寿恵子) 大喜・・・あんまり

 危ないマネは・・・。

大喜) 憲兵隊も特高も、あの混乱

 の中でこういうことをしたんだ。

 今報じないと・・・!

寿恵子) でも・・・。

大喜) お母ちゃんこそ、店を開ける

 なら、変な客に気を付けて。渋谷は

 もう、東京市外の片田舎じゃない。

 あらゆる人間が押し寄せる。日本中

 の目が今、ここに向いてるんだ。

 

**********

 

<二階の座敷>

(原稿を書いている万太郎)

寿恵子) 失礼します。

万太郎) あ・・・

 ありがとう、寿恵ちゃん。

 はあ・・・。

寿恵子) 何書いてるんですか?

万太郎) あ・・・これじゃ。

寿恵子) 「ムラサキカタバミ。

 南アメリカ原産で世界に広く帰化し、

 日本では徳川時代に渡来した多年草」。

万太郎) うん。

 原稿は、おおかた燃えてしもうた。

 けんど、まあひとまず、一から、

 始めてみよう思うて。

寿恵子) どうしてですか?

 どうしてできるんですか?

 図鑑、私が必ず完成させて

 くださいとお願いしました。

 あなたも約束してくださった。

 でも、こんなことになって・・・。

 あなたがまた書くのは、

 もしかして、私のせいで

 無理をしているのなら・・・。

万太郎) そんなことない!

 寿恵ちゃん、わしは今・・・いや、

 今こそ、やる気に満ちちゅう!

 焼け跡で、見てきたがじゃ。

 人の世で何があっても、

 植物はたくましいゆうて。

寿恵子) それだけで書けるって

 いうんですか? 

万太郎) フフ・・・。

寿恵子) 馬琴先生が目が見えなく

 なっても、「八犬伝」を完成させた

 こと、これまでずっと、自分とは違う、

 ものすごく偉い方だからだと思って

 いました。でもね、万ちゃんにはそう

 思いたくないんです。あなたは特別

 だから、書けて当たり前って、そう

 思いたくないんです。

万太郎) そう思うてくれて、

 ありがとう。

 わしは、偉くも何ともない。

 こんな時でも・・・いや、こんな時

 こそ、生きちゅう植物を見てたら、

 ホンマに・・・ホンマにうれしく

 なったがじゃ。そのうれしさを

 ただ、誰かに渡していきたい。

 きっと、馬琴先生も、

 そうだったのかもしれん。

 目が見えんようになっても、その、

 頭の中に、八犬士らあがおって、

 その八犬士らあの生き方、たどり

 つく場所、もう全て見えちょった。

 その光景を、みんなに、渡したか

 っただけなのかもしれん。

寿恵子) 渡したかっただけ?

万太郎) うん。

 きっとそうじゃ。うん。

 あ・・・馬琴先生、違うてたら、

 すまん。フフフフフ・・・。

寿恵子) フフ・・・。

 万ちゃんだって、

 40年もかけてきたのに・・・。

万太郎) 取り戻すのは、

 40年もかからん。

 わしは一度描いた植物は忘れん。

 まあ、標本は、集め直すがは大変

 じゃけんど・・・。まあ、20年・・・いや、

 10年もかからん!

寿恵子) フッ・・・大した自信ですね。

万太郎) わしは草花の精じゃ。

 毎朝、日が昇ったら、

 もうわしは、元気じゃ!

(笑い声)

寿恵子) あ・・・。

(万太郎の肩にもたれる寿恵子)

寿恵子) 好きです。

 あなたが。心から。

 あなたは変わらない。

 出会った頃から。

 世の中は、みんな変わり続けて

 しまうけれど、うんとひどいこと

 も起こるけれど、あなたの心は、

 ずっと明るい方を向き続けてる。

 そんなあなたが、涙が出るほど

 にいとおしいんです。

万太郎) 何言いゆうがじゃ。

 ハハハハ・・・。

寿恵子) フッ。

万太郎) わしも、寿恵ちゃんが

 おってくれたきこそ。

 わしの心を照らすがは、

 いつでも、寿恵ちゃんだけじゃ。

寿恵子) フッ・・・。

万太郎) うん。

(寿恵子の頬に

 小さくキスをする万太郎)

寿恵子) フッ・・・。

 

**********

 

(ヤマモモの木を見つめる寿恵子)

 

**********

 

寿恵子) 百喜、大喜、

 お願いがあるの。

 お父ちゃんの、原稿も、標本も、

 次また同じようなことがあったら

 守れない。渋谷から離れた、

 もっと広い土地を探してほしいの。

百喜) 広い土地?

寿恵子) うん。

 穏やかで、のどかなところ。

 お父ちゃんが落ち着いて仕事が

 できる場所がいいわ。

百喜) 分かった。けど・・・。

大喜) 資金は、どうする?

 

**********

 

寿恵子) ようこそ、いらっしゃいました。

フミ) どうしたの? 寿恵子女将。

 お客として招いてくれるなんて。

 フフ・・・。

相島) また座敷を始める、

 祝いの宴かな?

寿恵子) いえ・・・最後の、

 お座敷にございます。

 相島様、この、待合茶屋、

 山桃、買い取っていただけ

 ないでしょうか?

フミ) えっ!?

相島) 女将、ここを売却するのか?

フミ) ここまでやってきたのに?

相島) そうだ! これからだ!

 渋谷はこれから・・・!

寿恵子) ええ。ですけれど、

 私の大願を果たすのは、

 こちらでは、無理なのです。

フミ) 女将の大願?

相島) 果たせないことなのか?

寿恵子) ここは、手狭で。

相島) 女将、店が狭いなら、

 あなたの度量に合った店を、

 こちらで用意してもいい。

 だから・・・。

寿恵子) いいえ。

 私は、私の大願の途上におります。

 あなた様と同じように。願いをかな

 えるために、この店を元手に、次の

 場所に移りとうございます。相島様、

 どうか、この店の今の値打ちを、

 正しくお見積もりいただけないで

 しょうか?

相島) 寿恵子女将、俺は勝手に、

 あなたをず~っと・・・町づくりの

 盟友のように思っていた。

 この相島、あなたの店を・・・

 5万で買い取らせていただく。

フミ) 5万!?

寿恵子) ありがとう存じます。

(両手をつき、頭を下げる寿恵子)

 

**********

 

(草木の緑に囲まれた道)

寿恵子) のどかでいいところですね。

万太郎) 風が気持ちえいのう。

寿恵子) この辺りは、

 大泉村っていうんですよ。

 練馬大根の産地です。

万太郎) 練馬大根か・・・。

 大根の根が、地中深う入らん

 といかん。その品種に合うた、

 土ながじゃのう。

寿恵子) うん。

 あ~ここですね。

万太郎) ここ?

寿恵子) この土地、私が買いました。

(小学校の運動場2つ分くらいの空き地)

万太郎) ええっ!?

寿恵子) フフッ・・・。あなたと、

 あなたの標本を守るために。

万太郎) 寿恵ちゃん・・・。

寿恵子) ねえ万ちゃん、

 思い描いてみて。

(微笑む寿恵子)

 

**********

 

いや~やっぱり万太郎は変人、いや変態だ

よね。美しく表現すれば、植物の精とも言う。

本当に、植物のために生まれてきた人なの

だろうね。植物に、呼ばれたのかもしれない。

 

わしは草花の精じゃ。
毎朝、日が昇ったら、
もうわしは、元気じゃ!

 

フッフッフ。いや~もう笑っちゃうよね。笑っ

ちゃうほど、すごいわ。偉いとか、特別とか、

人間の範疇じゃない・・・やっぱ妖精だなw

 

あさイチプレミアムトークのゲストが、万太

郎の中の人、神木君だったわけだけど・・・。

本当に心を込めて、万太郎を演じているん

だなあと。通常なら、ヒロインの兄や叔父、

いわゆるトンチキ枠にあてはまりすぎる主

人公が嫌われないように、愛されるように、

心を砕いてきたんだなあと。それは本当に、

神木君にしかできなかったことだと思った。

 

好きです。
あなたが。心から。
あなたは変わらない。
出会った頃から。
世の中は、みんな変わり続けて
しまうけれど、うんとひどいこと
も起こるけれど、あなたの心は、
ずっと明るい方を向き続けてる。
そんなあなたが、涙が出るほど
にいとおしいんです。

 

寿恵ちゃんのセリフを、素直に聞けるほど

に、万太郎をいとおしく思えたのが嬉しい。

いろいろと駄目な部分もたくさんあっただ

ろうけれど、愛すべきところもたくさんある。

「好き」にまさるものはない、という物語だ。

 

さあ、ラストに向けて、万太郎と一緒に・・・

ワクワクさせてもらおうじゃあないですか!

 

 

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