「不適切にもほどがある!」第5話~隠しごとしちゃダメですか? | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「不適切にもほどがある!」

 

 

第5話~隠しごとしちゃダメですか?

 

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

一郎) もう何年やってんの?

ゆずる) 33年です。神戸で18年、こちら

 に来て15年。親父が厳しくて、なかな

 か一本立ちできなくて、でも、5年目に、

 ようやく、「一人で一から作ってみろ」っ

 て。記念の一着目は、純子のお父さん

 にプレゼントしたくって。思い切って、

 手紙を書いたんです。

 ♪「突然のおたより お許しください

 お義父さん 背広を一着 

 贈らせてください」

若・ゆずる) ♪「吊るしではなく

 オーダーメイドで 神戸までご足労

 頂き 採寸をさせてください」

一郎) だけど、俺は来なかったんだ。

 悪かったね~。もう分かったと思う

 けど、こういう人間だから。

ゆずる) いえ、お義父さんは来てくれま

 した。純子が、「引きずってでも連れて

 くるから」って、東京まで迎えにいって

 くれたんです。

 

**********

 

<テーラー犬島>

若・ゆずる) ♪「肩幅」

ゆずる) ♪「背幅」

若・ゆずる) ♪「胸幅」

ゆずる) ♪「袖丈」

若・ゆずる) ♪「ユキ丈」

 

(回想)

若・ゆずる) あれ? 

 あれ、違う、すみません。

 もう一回いいですか?

一郎) ああ・・・。

 

ゆずる) 不慣れな上に、

 極度の緊張から、僕は何度も

 失敗しては、頭からやり直し。

 

(回想)

若・ゆずる) ♪「肩幅」

一郎) 肩幅得意だろう、なあ宇宙人。

若・ゆずる) ♪「胸幅・・・」じゃないや。

 背幅が先だ。じゃないメモ。

一郎) ちょちょ・・・ちょっと一服。

 なあ、休憩。

若・ゆずる) すいませんお義父さん!

一郎) いいよいいよ、気にすんな。

純子) ほら渚、

 じぃじぃに抱っこしてもらいな。

一郎) うん? おお~。

純子) ほら。

(泣き出す渚)

純子) ねえ写真撮って。

 

一郎) 抱っこしたの!? 俺。

 抱っこすんの!? 渚を?

ゆずる) これが、その時の。

(号泣する渚と純子との写真)

一郎) うわ~何? これ。

 いいね~ねえ、これいつ?

 何年後だっけ?

(呼吸が荒くなるゆずる)

一郎) えっ何? また?

(写真の右下にある日付に気付く)

(1995年、1月16日)

一郎) あっ・・・95年の、1月か。

 

**********

 

<喫茶・スキャンダル>

渚) 結局、採寸終わる頃には夜になっ

 てて。終電逃しちゃって、しょうがない

 から三人で、朝までやってる居酒屋で、

 飲みながら時間つぶしたんだって。

 

(回想)

一郎) どうしようもない子だったんだよ

 こいつは。あばずれでよ、隙あらば

 ニャンニャン・・・。あっ、分かる?

 チョメチョメ。

純子) うるさい! もう分かったから

 寝てろ。起こすから。

一郎) 寝ねえよバカ! 

 朝まで起きんだよ!

 

(回想)

純子) じゃ、駅まで送ってくね。

若・ゆずる) うん。

 お義父さん、背広できあがったら、

 お届けにあかりますね。

一郎) バカ野郎! 取りに来るよ。

 お前らに会いたいわけじゃねえぞ。

 渚の顔見に行くんだぞ。

純子) はいはい、じゃあね。

若・ゆずる) うん。気を付けて!

(手を振り合う3人)

(楽しそうに歩いていく純子と一郎の

 背中を、ずっと見送っているゆずる)

 

**********

 

<喫茶スキャンダル>

渚) それが・・・

 1月17日、午前5時46分。

 

**********

 

<テーラー犬島>

ゆずる) 申し訳ありませんでした!

 僕が、モタモタしないで採寸でき

 てたら・・・お義父さんも、純子も、

 助かったのに。

(頭を深く下げるゆずる)

 

**********

 

<喫茶スキャンダル>

秋津) そのことを・・・一郎さん。

渚) たぶん・・・今聞いてると思う。

 いつまでも、隠し通せるものじゃ

 ないしね。

秋津) 知ってたんじゃないかな。

渚) えっ!?

秋津) 覚えてない? 俺が渚さんと

 初めて会った日・・・。

 

(回想)

渚) 父に、早く花嫁姿を見せたいっ

 てのもあって。阪神・淡路の年に、

 母が死んじゃったんですね。

一郎) はんしんあわじ?

秋津) ググるの、そういう時は、

 こうやって、はい。

一郎) えっ!? 何これ。1995年って

 9年後じゃん。こんなおっきい地震

 あるの? へえ~そうなんだ。

 ありがとう覚えとく。

 

秋津) 渚さんのお母さんが、自分の

 娘だって分かった時点で、亡くなっ

 たことは・・・。

(ビデオを見ている一郎を思い出す渚)

渚) えっ・・・えっ・・・知ってて、

 騙されたフリしてたってこと?

 

**********

 

<テーラー犬島>

一郎) そう・・・そうか。でもよかった。

 ちゃんと打ち解けて、仲直りして、

 酒飲んだり、孫抱っこしたり、そうい

 うのひととおりあるんだこれから。

 ハハハ・・・楽しみだ!

(ずっと頭を下げているゆずる)

一郎) で! 背広は?

(ゆっくりと顔を上げ、一郎を見る)

一郎) おお。

ゆずる) はい!

 神戸から持ってきました!

 ♪「これが初めて 仕立てた背広」

 (Daddy's Suit)

 ♪「お義父さんの背広」

 (Daddy's Suit)

若・ゆずる) ♪「初めて 仕立てる背広」

 (Daddy's Suit)

♪「お義父さんの背広」

 (Daddy's Suit)

ゆずる) ♪「体型が 

 変わってなければ」

一郎) ♪「変わってないさ」

ゆずる) ♪「きっとお似合いでしょう」

(スーツの箱を開け、笑顔になる一郎)

 

**********

 

一郎) よう! どうだい。

秋津) 似合う!

渚) 当たり前だよ。

 父さんが仕立てたんだから。

(笑い合うゆずると一郎)

(ボタンを外し裏地を見せる一郎)

(金色の刺繍で小川一郎の名前)

(それを見て微笑む渚と秋津)

(シャツの胸ポケットからタバコを

 取り出し、タバコを吸う一郎)

 

**********

 

すごいなクドカン。知ってはいたけど・・・

毎回毎回、凄いとしか言えないクドカン。

「あまちゃん」で東日本大震災、「いだて

ん」て関東大震災、そして今回、阪神淡

路大震災まで描くのか。凄すぎるよ~!

しかもこんなに明るく切なく描くのか・・・。

 

そうか・・・。そうきたか・・・。そうなのか。

ああもう~どうすんだ。どうなっても泣く。

どういう結末になっても泣くし、凄いと言

うんだろうな・・・。クドカン、恐ろしい子!

 

 

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