「ブギウギ」第116回~第24週「ものごっついええ子や」 | 日々のダダ漏れ

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「ブギウギ」 第116回

第24週「ものごっついええ子や

 

 

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<朝の食卓>

愛子) ごちそうさま。

スズ子) 愛子、今日は学校行く

 んやで。もう3日も休みや。

 行かなあかん。

愛子) 行っても楽しない。

 友達もおらんし。

スズ子) 愛子。一君がおらんように

 なったのはな、マミーのせいやない。

 いろんな事情があるんや。そら、仲

 ようなった子がおらんようになるの

 はさみしいやろけどな、これからま

 た、友達つくったらええやんか。

 一君と友達になれたように、ちゃ~

 んと学校行っとったら、また友達も

 できる。

愛子) 一君がいい。

 やっとできた友達やったのに。

タケシ) おはようございま~す。

 あっ、愛ちゃ~ん!

 今日はどうかな? 行けるかな?

 行けるなら、あめ玉あげるぞ~!

愛子) いらん!

スズ子) あかんあかん。

 今日は引きずってでも

 連れていかなあかん。

大野) ほっとぎましょう。

 愛ちゃん、ああは言っても、毎朝

 こごでごはん食べでるでしょう。

 大丈夫ですよ。このままでいいど

 も、思ってねえはずです。無理や

 りやっても、ろぐなことありません。

 

**********

 

<羽鳥家>

麻里) まさか犯人が、愛子ちゃん

 のお友達のお父さんだったとは

 ねえ・・・。

スズ子) 愛子は、その友達と離れ

 ることになってしまったんを、ワテ

 のせいや、言うし・・・。

善一) まあどうにも、タイミングが

 悪かったねえ。

スズ子) そうなんですわ。なんや、

 今回のことで、愛子と余計に距離

 が出来てしまった、いいますか・・・。

 やっとでけた友達やったみたいや

 し・・・。

麻里) そりゃ愛子ちゃんにとっては

 つらかったでしょうけど、愛子ちゃ

 んには、スズ子さんの愛情はちゃ

 んと伝わってると思う。

スズ子) そうですやろか・・・。

 伝わってるんやろか・・・。

麻里) これからもっと難しい年にな

 って、いろいろぶつかり合っていく

 でしょうけど、このままぶつかり合っ

 ていけば、悪いことにはならないわ。

スズ子) はあ・・・もうぶつかり

 合うんは疲れましたけど。

麻里) そりゃ疲れるわよ。

 何たって自分の子だもの。

善一) まあそりゃそうだ。

麻里) あなたが言わないで。

 スズ子さんはあなたと違って音楽

 だけが一番というわけではないの。

 スズ子さん、あなたは家族も音楽

 も、どちらも一番。欲張りなんだか

 ら、そりゃ余計に疲れるわよ。でも

 ね、そんな欲張りなあなたを、私は

 尊敬してるわ。両立なんてなかな

 かできることじゃないもの。

スズ子) でけてまへんけど・・・。

麻里) できてるわよ、十分。

 今のままいけばいいのよ、

 スズ子さんは。

善一) 僕もそう思うな。今のままで

 いけばいいんじゃないか? 君は。

麻里) だからあなたが言わないで。

善一) はい。

 

**********

 

スズ子) どうもありがとう

 ございました。

善一) うん? どうしたんだい?

 まだ何か言いたそうだね。

麻里) まだ何か言いたいことが

 あったら、言っていいのよ。

スズ子) いえ、その・・・。

善一) 何だい?

スズ子) 何て言いますか・・・。

 ワテは、ワテが歌うことで、お客様

 に楽しんでもろたり、少しくらい、力

 になったりせえへんかなちゅう思い

 が、どっかにあったんです。ワテの

 歌を聴くことで、なんぞ、つらいこと

 があったら、束の間忘れてください

 ねえって・・・。せやけど、あの、犯

 人さんみたいな人たちにとっては、

 どうなんやろ、思て・・・。もちろん、

 思い上がるのもええとこやって、

 分かってるんでっけど・・・。

善一) それはね、福来君、難しい

 問題なんだ。こんな僕でもね、時

 に思うことがあるよ。まずは自分

 が楽しいからやってるんだけども、

 もちろんたくさんの人に楽しんで

 もらいたいし、束の間でも日常か

 ら離れてもらいたい。でも、所詮

 は余裕のある人間が作って、余

 裕のある人間たちだけが楽しん

 でいるんじゃないか・・・。そんな

 ふうに思ってしまうことは僕にも

 あるんだ。

スズ子) ああ・・・ワテは、恥ずか

 しながら、今回のことで、初めて

 考えましたわ。

善一) フン・・・そんなことを四六時中

 考えてたら、頭がどうにかなってし

 まうし、実は僕たちなんか何もでき

 ないのかもしれないよ。ベートーベ

 ンやバッハのような大層な曲は作

 れない。だから僕程度の作曲家は

 ね、ちょっとでもお客の暇潰しにな

 ればいい、なんて思うこともあるよ。

麻里) でもね、私にしてみたら、

 あなたもスズ子さんも、

 ベートーベンみたいに偉大よ。

善一) おっ、どうしたんだい?

 珍しいね。

麻里) だから、歌も子育ても、今のま

 までいいんじゃないかしら。こんなふ

 うに悩んだりしながら生活して、歌い

 続けていくしかないと思うわ。

スズ子) はい、ありがとうございます。

 とことん、悩んでみますね。

善一) うん! その意気だ、福来君。

スズ子) はい! ほな、失礼します。

 

**********

 

(羽鳥家を出て、考えるスズ子)

 

**********

 

<警察署>

スズ子) 無理を言うてるんは百も

 承知やし、我が子かわいさでっけ

 ど、なんとかなりまへんやろか・・・。

高橋) 分かりました。

 掛け合ってみましょう。

スズ子) すんまへん。

 ありがとうございます!

高橋) いえ。

スズ子) 失礼します。

高橋) あの~・・花田さん。

スズ子) はい?

高橋) いや失敬・・・福来スズ子さん。

 大変、申し訳ないんですが、あの・・・

 サインを。職権乱用ですが・・・。

スズ子) お安い御用でっけど、

 よろしんでっか? 警察手帳に。

高橋) いいんです! 家宝にします。

 どこにでも、書いてください。

スズ子) そしたら・・・。

高橋) お願いします。

(警察手帳にサインをするスズ子)

高橋) あ~素晴らしい。

 ありがとうございます。

スズ子) すんまへん。

高橋) いやいや・・・。あの、できれ

 ばあと、2枚ほど・・・。すいせん。

 

**********

 

(スズ子に連れられ、

 家の表に出る愛子)

高橋) ほら、着いたぞ。

 ああ、どうも。

スズ子) どうも。

(高橋が一を連れてくる)

高橋) うん? 

 何だ、うれしくないのか?

スズ子) 会いたかったんやろ?

愛子) (頷く)

高橋) ほい。ははははっ・・・。

 

**********

 

(庭のテーブルに、愛子と一)

スズ子) 一君は、どこまで

 事情を知ってるんでっか?

高橋) 全て知ってるみたいですな。

 ちゃんと、伝えたとのことです。

スズ子) それは・・・

 ようここまで来てくれましたなあ。

 立派や。

大野) ちゃんと話してる

 愛子ちゃんも立派ですよ。

 

**********

 

愛子) 一君・・・ごめんね。

一) 何が?

愛子) 約束、破ってしもて・・・。

一) もういいよ。

 夕方まで待ったけどな。

愛子) ごめん。

 遊ぼ。

一) うん。

 

**********

 

高橋) まあ、事情はよく分かりま

 せんが、子供の背中を見てると、

 我々はちゃんと、生きなきゃいけ

 ないと、思いますな。彼らは、

 一生懸命ですから。

大野) ああ。

 子が、親の背中見るのではなぐ、

 親が、子の背中見で育つのがも

 しれません。

(遊んでいる2人を見つめ、

 ほほえむスズ子)

 

**********

 

愛子) また会おね。

一) うん。また遊びに来ていい?

 おじさん、また連れてきてよ。

高橋) いや、駄目だ。今度は、

 お父さんに連れてきてもらえ。

 おじさんは今日だけだ。

一) じゃあな。

愛子) あっ、ちょっと待って!

スズ子) どないしたん?

(少女漫画を持ってくる愛子)

愛子) これ、あげる。

 一君のマンガ、

 ボロボロやったから。

一) こんな女の本、読めるかよ。

 でも、ありがとな。

高橋) ははっ。

 じゃあ行くか。お邪魔しました。

スズ子) 一君、ありがとうね、

 いろいろ。

一) おばさんさ、有名人の子っての

 も、なかなかつらいもんらしいぜ。

 からかわれるしさ、おばさんが忙し

 いから、寂しいみたいだ。

スズ子) そやね。気を付けるわ。

高橋) よし、行こう。

 では失礼します。

スズ子) ありがとうございました。

愛子) またね。

一) またな。

 

**********

 

(夕餉の食卓)

タケシ) 全く、本気じゃないなら、

 僕を褒めちぎるなって、警察の

 やつらに言いたいですよ。

大野) 本気さして雇ってくれって、

 行ぐ方もどうがしてます。

タケシ) 本気にしますよ! そんな

 こと、言われたことないし・・・。

 あ~傷ついた!

(笑う愛子)

スズ子) 愛子。

愛子) 何?

スズ子) もしかしたらマミー、ちょっ

 とだ、け間違うてたかもしれへんな。

 愛子に、寂しい思いはさせとうない

 し、ええ子に育ってほしい思て、必

 死やったけど、愛子は、優しいええ

 子に育ってくれてるわ。約束破って、

 一君を、傷つけてしもたて、思っとっ

 たんやろ?

愛子) せやけど・・・

 一君、許してくれたよ。

スズ子) ものごっついええ子や、

 愛子も、一君も。

 愛子、ワテの子でいてくれて、

 ホンマにありがとう。

 大好きやで。

愛子) マミー。私もマミーが好き。

 一君連れてきてくれて、ありがとう。

スズ子) マミーも・・・ええ子やろ?

愛子) うん。たまに悪い子やけど・・・。

 マミーもええ子や。

大野) みんないい子です。

愛子) 大野さんもいい子や。

大野) わ~うれしい!

タケシ) あの、ぼ・・・僕は?

大野) あんたも、ええ子です。

 ちょっと失敗も多いけどな。

愛子) うんうん。

 ター坊もええ子や。

スズ子) そやな。ター坊もええ子や。

タケシ) あ・・・何か、本気でうれしい。

 ちくしょう! 警察のやつら!

大野) まんだ言ってる。

愛子) ター坊、何か面白い話して。

スズ子) お~!

タケシ) えっ? ええ~?

 

**********

 

いろんな人がいて、いろんな受け取り方を

するから、羽鳥先生が言うように、考えす

ぎてもしょうがないっていう面はあるよね。

同じものを見ていても、感想は人によって

違ったりするし・・・好き嫌いも人それぞれ。

同じ思いを受け止めてくれる人がいると

いうことだけで、十分すごいことだと思う。

自分を変えることはできても、他人を変え

ることはできないし、まして感じ方を変え

ることは難しい。あるがままの自分でいく

しかないよね。あるがままで、精いっぱい

自分の思いを伝えようとしていくしかない。

 

それにしても・・・親のやったことを知った

上で、愛子に会いに来てくれた一君の男

気よ。どうかそのまままっすぐな大人にな

ってほしいと願う。愛子の寂しさを、スズ

子に伝えるところも良き~。昔の男の子

って、育て方のせいなのか、大人っぽか

ったなあと、彼を見ていて思い出したよ。

羽鳥家のカツオ君もそうだけど、年少者

の面倒を見るように躾られていた感じは

あるよね。昔は、きょうだいも多かったし。

女の子に優しくしなさい的な教えも多か

った気もするし。まあ、良し悪しだけどw

 

最後にみんなで、ええ子やと褒めあうと

ころが微笑ましかった。そう、いくつにな

っても褒められるとうれしい。褒めてもら

いたいのよね。年を取ると、なかなか褒

めてもらえなくなるし。褒め、大歓迎~。

 

 

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