「ブギウギ」第125回~第26週「世紀のうた 心のうた」 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「ブギウギ」 第125回

第26週「世紀のうた 心のうた

 

 

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(ピアノを弾く手を止める善一)

善一) (ため息)

(ピアノの譜面台に書きかけの楽譜)

麻里) どうですか?

善一) ん? いや・・・まあ締め切り

 にはなんとか上がりそうだよ。

麻里) そうじゃなくて。

善一) 何だい?

麻里) スズ子さん。ちゃんとした方

 がいいんじゃなくて。あなた今まで、

 たっぷりスズ子さんに楽しませて

 もらってきたんだから、そのお礼は、

 ちゃんと伝えた方がよくってよ。

 分かってらっしゃるでしょ?

 

**********

 

<喫茶店>

りつ子) あなたたちは、

 何やってるのよ。

スズ子) 何や、タイミングを、

 逃してしもて・・・。先生にも、

 避けられてるし・・・。

りつ子) 避けられて当たり前でしょ。

 引退宣言だけじゃなくって、勝手に

 引退の発表までしたんだから。で

 もね、あそこで言ったような感謝の

 言葉は、直接先生に伝えるべきよ。

スズ子) そうなんでっけっど・・・。

 あの、茨田さん、仲介してもらえ

 まへんやろか。えへへ。

りつ子) 「えへへ」じゃないわよ。

 私は知りません。

 自分でちゃんと伝えなさい。

 子供じゃないんだから。

 

**********

 

(愛助の写真の前に立つスズ子)

スズ子) 改めて、先生に、

 きちんと報告してきますね。

 

**********

 

(玄関へ行くスズ子)

スズ子) ほな、行てきます。

大野) きっと先生も、

 分がってくれるど思います。

スズ子) ほな。

大野) 行ってらっしゃいませ。

 

**********

 

(玄関を出るスズ子)

スズ子) 先生。

善一) やあ。

 

**********

 

(善一とスズ子にお茶を出し、

 下がる大野)

善一・スズ子) あの・・・。

スズ子) あ・・・。

 先生から。

善一) いやいや、福来君から。

スズ子) そんな・・・。

 先生から、ホンマに。

善一) いや、ここは福来君の家だし。

スズ子) そんなん関係あらしまへん。

 先生から。さあ。

善一) それじゃあ、あの・・・。

 僕は、君が僕のもとからいなくなって

 しまうことが、怖くてたまらなかったん

 です。だって、君との新曲がないだけ

 で、世間は僕をスランプだと言う。君

 が女優業に邁進すれば、羽鳥善一

 は捨てられたなんて書かれる。中で

 も一番耐えられなかったのは、ブギ

 イコール 福来スズ子になってしまっ

 たことなんだ。君にさまざまなブギを

 提供すればするほど、ブギは君のも

 のになった。僕は、いつしか君に嫉

 妬していたんです。

スズ子) 先生・・・。

善一) そしてそんな時に、君は僕に

 ひと言もなしに、引退まで決めてし

 まった。それで僕は激しく動揺して

 しまって、絶縁だなんて、全くどこま

 で小さな人間なんだって、今回のこ

 とで思い知ったよ。福来君、嫌な思

 いをさせて、本当に申し訳なかった。

 僕は、まだまだ君と楽しみたかった。

 君と一緒にもっともっと歌を作りたか

 った。本心は、ただそれだけなんだ。

 だから本当は、僕こそ君に感謝しな

 ければならない。君が歌ってくれな

 ければ、ブギはここまで、はやらな

 かったんだからね。福来君、今まで、

 僕を楽しませてくれて、本当にあり

 がとう。羽鳥善一という作曲家をつ

 くってくれたのは、紛れもなく君です。

 深く感謝します。

 今まで、本当にありがとう。

 ありがとうございました。

(頭を下げる善一)

スズ子) 先生・・・

 お顔を上げてください。先生が、

 正直に言うてくれはったから、

 ワテも、正直な気持ちを話します。

 ワテは、何度も、先生に、

 救ってもらいました。

 

(回想)

スズ子) こんな人間の歌、

 ワテ自身が、聴きたないですわ。

善一) 僕が聴きたいんだよ。

 

(回想)

善一) 六郎君の歌だ。

 これなら歌えるんじゃないか?

 

(回想)

善一) ドキドキじゃない。

 ズキズキなんだよ!

 ズキズキワクワク!

スズ子) ズキズキ・・・ワクワク・・・。

 

スズ子) せやからいうわけやないん

 でっけど、ワテ、先生の、作られた

 歌だけ、歌ってきましたんやで。

善一) 僕の歌だけを?

 ああ、言われてみれば・・・。

スズ子) ワテは、先生の、

 作ってくれはった歌だけ、

 歌いたかったんです。

 ワテを、一番、輝かせてくれ

 はるんが、先生ですねん。

 先生と、ワテは、人形遣いと、人形

 みたいな関係やと思うてます。

善一) 僕は、君を人形だなんて、

 思ったことは一度もないよ。

スズ子) よろしんです。

 茨田さんも言うてました

 歌の一部やて。

善一) いや、そんなことは・・・。

スズ子) それでよろしんです。

 それが・・・よろしんです、ワテは。

 ワテは、いつまでも、先生の、

 最高の人形でおりたかったんです。

 せやけど、もう無理ですわ。

善一) ん・・・待ってくれよ。

 そんなことは断じてないし、

 最高かどうかなんてどうだって

 いいことじゃないか。

スズ子) よう・・・ないんです。

 ワテにとっては、ようないんです。

 ワテは、お客さんの前に、先生に

 とっての、最高の歌手でおりたい

 んです。

善一) 君は、僕にとって

 最高の歌手だよ。

(涙をこらえきれないスズ子)

スズ子) ありがとうございます。

 せやけど、そうでないんは・・・

 ワテが、一番よう分かってます。

(善一の笑顔がゆがむ)

善一) 全く・・・ええ?

 なってこった・・・。

 君はそんなことで歌手を・・・。

スズ子) へへ・・・へへへ・・・。

 先生に負けへんぐらい

 しょうもないことでっしゃろ。

 さすがに、恥ずかしいて、会見

 では、よう言いまへんでしたわ。

 先生、福来スズ子という歌手を、

 つくってくださって、ホンマに、

 ありがとうございます。

(頭を下げるスズ子)

スズ子) 福来スズ子が、これだけ

 の歌手になれたんは、紛れもなく、

 羽鳥善一という、大天才の、

 作曲家のおかげです。

 今まで、ホンマに・・・

 ありがとうございました。

 先生のおかげで、ワテ、最高に

 楽しい歌手人生を送れましたわ。

 ホンマに、ホンマに・・・。

(頭を下げるスズ子)

スズ子) ありがとうございました。

善一) (涙)

スズ子) えへ・・・。

善一) 福来君・・・。

 福来君、最後に、

 最後にもう一度だけ、

 こんなしょうもない僕と

 遊んでくれないか。うん。

 僕はね、君と一緒に 

 お客さんに、感謝をしたい。

 引退会見だけじゃ駄目だ。

 最後にもう一度お客さんの

 前で歌って、思いっきり

 楽しく終わろうじゃないか。

(いつものようにニッコリ笑う善一)

スズ子) はい、よろしゅう頼んます!

善一) そうだよ福来君。

(両手で握手をして、

 泣きながら微笑みあう2人)

 

**********

 

ブラボー! 趣里&草彅剛劇場でありました。

スズ子が、羽鳥善一が、この2人でよかった。

いや、この2人じゃなきゃ、成立しなかったね。

強い絆の師弟関係、しかも、男女間となれば、

どうしても、恋愛に似た空気感が漂ってしまう

ものだけれど・・・そういうものを感じさせない、

カラッとしながらも熱がある関係に見せること

ができたのは、本当に2人のおかげだと思う。

 

羽鳥善一という作曲家を

つくってくれたのは、

紛れもなく君です。

深く感謝します。
今まで、本当にありがとう。

ありがとうございました。


福来スズ子が、これだけの歌手

になれたんは、紛れもなく、
羽鳥善一という、大天才の、
作曲家のおかげです。
今まで、ホンマに・・・
ありがとうございました。
先生のおかげで、ワテ、最高に
楽しい歌手人生を送れましたわ。
ホンマに、ホンマに・・・。
ありがとうございました。

 

互いに感謝しあう2人。互いになくてはなら

ない・・・どちらが欠けても、成立しない関係。

 

先生と、ワテは、人形遣いと、

人形みたいな関係やと思うてます。

 

ワテは、いつまでも、先生の、
最高の人形でおりたかったんです。

 

ああ・・・オープニングが人形だったのはそ

ういうことか。腑に落ちたし、すごい関係だ

と改めて思う。羽鳥の歌しか歌わなかった

スズ子。最高の人形遣いの最高の人形で

ありたかった。いや~最高にクレージー!

(褒めてますw)マジでエモいわ~良き~。

 

福来君、最後に、
最後にもう一度だけ、
こんなしょうもない僕と
遊んでくれないか。

 

いいねいいね。遊んでくれないかっていう

のが羽鳥らしい。音楽は楽しまなきゃね。

最高の作曲家と最高の歌手の最後の遊

びの時間。ズキズキワクワクしてくるわ~。

 

 

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