今日は風が強い日で、銀杏の葉が黄金の絨毯となり滅多にないフカフカの道を思い存分歩きました。
イタリアに留学したての頃、遥か昔ですが…
日本とイタリアの遠距離恋愛をしていました。
まだ、携帯電話を全員が持っていなかった時代です。2人の絆は、国際電話カードでかける公衆電話からのやりとりと、文通でした。
ある日、私も慣れ親しんだ彼のアパートの前にある銀杏の木が色づき始めたよと、ジャンプして取ったというその黄色い葉をお手紙に挟んで彼は送ってくれました。その後、遠距離恋愛に耐えられなかった私の手帳に何年も銀杏の葉は挟まれていました。口にする事はなかったものの銀杏の落葉を見ると毎年その事を想い出していましたが、今年は大阪の街を1番最初に想いました。大切な想い出が20年経ってようやく入れ替わった様です。