こんばんは。
禅タロット&インナーチャイルドセラピストえんどうひろみです。
きのうは午前中は禅タロットセラピスト講座開催、
午後は映画「かみさまとのやくそく」を観に行きましたが
映画の前にお寺にもよらせていただきました。
中野区にある百観音明治寺 です。
庭園に入ると
中にはたくさんの観音様の石像が。
一瞬、なんだか入るのをひるんじゃいました。
お寺のHPによりますと観音石像は
現在のところ百八十体以上になっているそうです。
(石像の撮影は禁止でしたので
写真は百観音明治寺HPよりお借りしました)
とにかくたくさんの岩や石の上に
たくさんの石像がたっていました。
一瞬「ここはどこだ?」と思うくらい。
なんだか別の次元?世界?な感じでした。
岩がたくさんあって
なんだか見たことがあるような気もするし~
一瞬、ゴールデンウィークに行った
鞍馬山の魔王殿のような~
でもやっぱり違うしなぁ~
と今でも思い出せませんが(;^_^A
で、なんだか気になった、
なんだか数が多いなぁと感じた
石像がありまして。
(こちらの写真は私のヲタク資料より)
虚空蔵菩薩は虚空(何も妨げるものがない空間)
のように広大無辺の功徳を蔵し
常に人々に徳を与えて願いをかなえさせる
菩薩と言われています。
観音菩薩とも対になり
東大寺大仏(毘盧遮那仏・びるしゃなぶつ)の
両脇時にみることができます。
そして、虚空蔵菩薩といえば
仏教ヲタクならすぐでてくる(?!)
「虚空蔵求聞持法」
(こくうぞうぐもんじほう)
「虚空蔵求聞持法」とは
記憶力を向上させる秘法で
他者との交わりを一切断ち
虚空蔵菩薩の画像を前に
百日間(あるいは五十日間)に
真言を百万回唱えるという
一日8~10時間もの間
真言を唱え続けなければならない荒行です。
これを行なうと
抜群の記憶力(聞持)が得られ
一度耳目に触れた文章は二度と忘れず
書物の内容を理解することができると
いわれていたそうです。
この修行を重ねた空海は
室戸岬で明星(金星)が
口中に入り込むという霊験を得て
ついにこの秘法を完遂したと言われています。
百観音明治寺で
この虚空蔵菩薩がとても気になり
「あぁ、やはりこのお寺は真言宗だなぁ。
空海のお寺なんだなぁー」と
また密教ヲタクはふむふむと納得したのでした。
ちなみにこの日は
カラスがとても多く飛んでいました。
カラスが鳴いて口をあけたときに
その口の中を初めて見ることができました。
真っ赤でしたー。
黒の中に赤、そして木々の緑と石像の色。
独特の雰囲気のお寺でした。