ボスYの新事務所にて | 曽根賢(Pissken)のBurst&Ballsコラム

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元『BURST』、『BURST HIGH』編集長の曽根賢(Pissken)のコラム


[鬼子母神日記]

「3.11ブルーシート・バーキン」
※曽根が勝手に命名――本当の作品名を聞き忘れたため


佐藤勝彦●作品

3.11で使われた(?)ブルー・シートを使用し、エルメスの「バーキン」型のバッグを、某かばん会社に以来し制作した作品。
表のサインは、趣旨に賛同したジェーン・バーキンの直筆(!)。
むろん、世界にただ一つだけの「バーキン」である(非売品)。


5月22日(日)鬼子母神は快晴。

雑司が谷鬼子母神「みちくさ市」(古本市)に、初めて参加。
主催者の西早稲田「古書現世」店主・向井透史さんが誘ってくれたのだ。
もともと向井さんを紹介してくれたのは、石丸元章さん。
で、石丸元章責任編集『ブルーズ・マガジン』(フリー・マガジン)の配布ブースを間借りしてシングル小説を販売した。

他のたくさんのブースから「はっきりと」離された場所に、テーブルとパイプ椅子が2脚。
眼の前はコンビニだから、酒を買うのも便所も楽ちん。
午前11時より店を開く。
が、肝心の『ブルーズ・マガジン』石丸や、編集の雨森が顔を見せたのは、12時半過ぎだった。

それでも、天気が良く、最新号の『ブルーズ・マガジン』は面白く、ビルとビルのすきまのパイプ椅子に座って、焼酎のグレープフルーツ炭酸ジュース割を呑むのは、まったく気分がよかった。

ブースに立ち止まる人も多かったが、私はしかとう。
若いカップルの男が、シングル小説を開いて笑いながら、
「こういうコンセプトなら、B面の頭は反対から読めるようにしなきゃ。本来これは横組みにするべきなんだよ」
と解説し、彼女はうっとり。

しばらくすると、なんとシングルが売れた。
若い男性で、ごめん、酔っぱらっていて名前を失念。
実はまったく売れることを念頭に置いていなかったので慌てた。

次いで、向井さんが「姪の女子中学生かな?」と思われるちっちゃい娘を連れてきた。
実は、向井さん一押しの歌い手で、北村早樹子さんだという。

「かわいいねえ。お嬢ちゃん、いくつ?」
「もう31歳なんですよ」(本来大阪弁)
「げっ! マジで!?」


●出奔した父親を訪ねてきてくれた末っ子の娘


彼女のCDとシングル小説を交換し、サインをしあう。
※今ユーチューブで観聴きしたところ、「裏パミュパミュ」みたい(妄言多謝)。
「マイハッピーお葬式」と、なにより円広志の「夢想花」のカバーが良かった。

その後、石丸さんが来るが、1分もその場にいなく、どこかへ消える。
そして、ようやく編集のシングル・ファーザー雨森が息子のH君を連れて登場。
そのあたりで、私はべろべろ。

売れた1600円で、Hくんへお菓子とかケーキとか、サンドイッチやらを買う。
それを親子が食べる、ほほえましい姿を見ながら酒がすすむ。
その後、『ブルーズ・マガジン』の読者がついでにシングルも買ってくれる。
その1600円で、またお菓子と石丸さんたちの酒を買う。

(石丸さんとの2ショットが石丸さんのツイッターに載っているとのこと。キャプションは「ウイ・アー・ゲイ」らしい)

午後4時無事終了。
煙草を買ったら、手持ちの金が130円しかなかった。
H君から似顔絵を描いてもらったので部屋に飾った。
シギーのKちゃんに描いてもらった似顔絵の隣に。
食べるものがないので、早寝した。



5月27日(金)鬼子母神は曇り、ときどき雨。

ここ2週間ほど、友人Sから貰ったコピーライトの仕事を、ボスYの新事務所でやらせてもらっている。
ボスYは、そのデザインをしている。
(ボスYは今年の頭、池袋に新事務所を開いた。住居と仕事場を別にしたのだ)

ボスYと一緒の部屋で仕事をするのは久しぶり。
数日前には、野菜ジュースを箱で貰ったりもした。
(兵庫くんと分ける)
コーヒー飲み放題なり。

さっき最後のコピーを友人Sへ送って、ひとまず私の仕事は終わり。
酒で2日ほど倒れたが(昨日はかるい膵炎を発症し寝込んでいた)、おおむね仕事は順調だった。
が、これでまた無職に。

その後帰らず、ユーチューブでハッピーエンドを聴きながら、これを書かかせてもらっている。
一昨日古本屋で、『レコード・コレクターズ』の「追悼特集・大滝詠一 1969‐1979」を買ったため(500円)。
やはり『風街ろまん』のA面1、2曲目はかっこいい。

さて、これをアップしたらスーパーで夕食を買って部屋に帰ろう。
酒はどうしようか?
う~む。


おやすみなさい。
読んでくれてありがとう。
よい夢を。



P.S.
以下の作品を買ってくれる方、また、仕事をくれる方、メール下さい。
●「詩作品」(手書きした原稿用紙を額装したもの――10,000円)
※宅配便着払い

●原稿と編集&コピーライトの仕事。
(個人誌やグループの冊子も受けつけます。アドバイス程度なら、酒と5,000円ほどで)

●pissken420@gmail.com


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◎7インチ・レコードと同じ体裁の小説集(A面「八重桜」/B面「熱海にて」)定価1,600円


●本作の購入は、これからしばらく、曽根のメール(pissken420@gmail.com)へ直にお申込みください。
(ただし、毎日メールチェックが出来ないため、お返事が数日遅れることをご了承ください)


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御茶ノ水駅前店/新宿パンクマーケット/渋谷パンク・ヘヴィメタル館/下北沢店/通販センター
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●西早稲田「古書現世」にても発売中。

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曽根自身が声と手足で出演しています。
※ガレージパンク・バンド「テキサコ・レザーマン」が全面協力!

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乞うご期待!