2014年
Pocket【いれるもの はこぶもの】展
一日限りの初個展を開催。




あれから、
2年間と言う時間が流れました。




ブログに遊びに来て下さる方々には、
この個展にてブレイクした
『究極のサブバッグ』を
ご存知の方も多くいらっしゃるでしょう。




当時の私は、
個展にてコラボした
このバッグに
オーダーが一気に入って来て
戸惑いました。

続々入るオーダーを
ストップした時点で
30個と言う数に、
嬉しさを通り越し、

一人で全ての
納品を完了させられるのか、、?

一気に不安になったのです。


こんなにオーダーが入るとも
想像もつかず、


このバッグを作る工程は
麻生地なのに
しっかりバッグを立たせるとか、
刺繍の台詞部分を
引き立てる為に手かがりにするとか、

魅力的に見えるバッグに
仕上げようと考え抜いた結果の
仕事を施したので、

本当に
大量生産の工場のようには
出来なかった。


だから、
30と言う数に、
途方に暮れるような感じで、
チャンスとは、
捉えられなかったのです。



この数をこなせば、
勿論、
絵に書いたような
スタートを切ったのでしょう。
収入も増える。
認知もあがる。


でも、
30個を
しっかり
作りあげられなかった。



結果の違った
苦しい2年間でした。



この事を
知らない人は知らないし、
話さなければ、
知られないのか、、も。



でも、
それが出来ない。




何故、
作られなかったのか、、
何故、
作られないのか、、
何故、
作らないのか、、



自問自答、
他者からの声、、
そして、
お客様の声。



プロの仕事ではない。
一番、心に刺さった言葉。




自分の行為ではなく、
自分の人格まで、
否定された気持ちになりました。





死にモノが狂いになって
30個を納品出来ないのは、
やはり、
プロではなかったのでしょう。




そして、
自分以外の人にとっては
さらりと出来る事が、
さらりとは出来なかった。




でも、
やっと、
最後の一点を完成させる。




自分の問題は
自分の中でしか
解決は出来ないし、

自分を理解出来るのは
自分でしかないのだろう。




秋分の日、
今日と言う日に、

この2年間の、
今までの自分を解放し、
今までの自分を
手放すことが出来て、
本当に良かった。




新しい自分に変わって、
自分の求められる世界を
大切にしていきます。




この
『究極のサブバッグ』に関わった
全ての皆さまには、
申し訳無さと、有り難さと、
色んな思いが入り乱れます。

今は、完了が見えて来て、
感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございました。





***あなたに届け***
creatist   原智子