ニッチな創作と手仕事 
hara.tomo. 原智子です




小さい頃から
机の引き出しの中は整頓している
そんな性格でした
その引き出しに
大事に大事に好きなものを集め
(消しゴムとか紙石鹸とかイラスト鉛筆とか)
父に貰ったチョコまでしまっていました
でもいつの間にか誰かに食べられる(爆)
↑誰かは分かっています!(笑)





先日のリメイクでも
活躍している刺繍糸達です
昨年在庫の断捨離をしまして
現在残っているものになります



カラフルで心踊ります

新しい物もありますが
その中には私が
小学生時代に使っていた糸も
混ざっています(笑)
凄い!!半世紀も前です!!
でも刺繍糸は色褪せしていなく
とても綺麗で今も使えます


色別にパッキングして
しまうことにしました


使い掛けの残り糸も


パッキングしました



こんなちょっとのことですが
物も心までも整いますね

片付けよう!なんて畏まらずに
「ちょっと」から始めるで充分
私は思っていまして
意気込みが強い程
やり切れず疲れてしまいますから(笑)



ちょっとの片付け中
刺繍糸それぞれに
個性があることに気づきました


見れば見るほどに
ニッチ過ぎます
ツボにハマりました(笑)


例えば
こちらのオリンパスの刺繍糸
凄い歴史でしょ(笑)



↓↓↓見てくださーい!!
現在はバーコードになっていますが
昔はこんな風に
糸を扱うイラストだったのです
これを何故に残そうと思わなかったのだろうか!!
イカしてますよね!残念過ぎます((T_T))



同じブランドですら
イラストの様子が変化しています

ってことは
他の会社はどうなっているの?ですよね
もう直ぐにでも調べたくなり(笑)
刺繍糸をごそごそ…



うわっ!!

↓↓↓見てくださーい!!
会社は違うのにーッ!!

ちなみにこの刺繍糸達は年月経っています

各社共に
糸を扱うイラストが施されていました!!

イラストがほぼ同じですよね?
パッケージデザインとして
これが定番だったのでしょうか?
真似っこ?
ではないのでしょうけれど激似です(笑)



ちょっとの片付けから
あれやこれやの発見の数々☆

刺繍糸って面白い!
面白過ぎます!!!



こうなると

自分が持ってる刺繍糸で
一番古いものってどれかしら?

などと思いが巡りました



手持ちの刺繍糸をくまなく(笑)
目を通して見つけたのは
こちらの3つのブランドでした


Cosmo made in Japan
コスモは私が小さい頃からあり現在もありました
コスモの刺繍糸の特徴は
色あせ、色落ちしにくいシルクのように
上品な光沢とありました
なるほどー!と感心するほど綺麗です


でも他の二つ…
全然知りません!!(笑)

Violay ビオレー made in Japan
MEZ    made in  W Germany
母から引き継いだのでしょうか?
それも各社一本ずつしかありません


ドイツ?なんで?
今も存在するの???


"ドイツの刺繍糸MEZ" 
検索!検索です!!
検索しましたーー!!


ビックリです!

見てください
あったのです
こちらのお写真お借りしました↑↑




MEZとは
東ドイツ時代の手芸店みたいです


それがですね
更に深く調べると
凄い紆余曲折の歴史がありました


⚓イカリのイラストが微かに見えます


元々こちらの刺繍糸は
イギリスの老舗
 Anchor (アンカー)のものだったのです

それがドイツのCoats社に買収された為に
made in W Germanyと記されたと
書かれていました
⚓マークのアンカー刺繍糸は現在も販売されていました


ドイツがベルリンの壁によって
西と東に別れていた頃の
東ドイツのものであった刺繍糸が
私の手元にあるって!?!?
ベルリンの壁は
1961年~1989年までありました
小学生の時に刺繍をしていたので
1972年前後なのです


凄い!
凄いです!( 。゚Д゚。)



そして、Violayビオレーですが
こちらはもう販売されていない
クロスステッチのキットの糸みたいです

でも調べると
VIOLAYと大文字で表記されている糸ばかり
Violayは更に古いかも知れません
そしてビオレー刺繍糸は
DMC刺繍糸と互換性があるそうです



「ちょっと」から
それはそれはの貴重な大発見でした
古き良きものを引き継ぐ
大切にします


はぁ~ビックリでした(笑)





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