寒波ですね〜!

 

 

私は普段、好きな服は着るけどそんなにめちゃくちゃファッションにこだわりがあるわけでもありません。

 

でもこう寒い日が続くと服装が毎日似たり寄ったりになってしまい、それが続くとちょっとストレス。

 

早く暖かくなって軽やかな服装がしたいものです。

 

 

 

 

とはいえ、もう少しこの寒波は続くそうですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が16年住んでいたニューヨークでは、一年間に実質半年冬でした。

(と気づいたのは住み始めて10年ほど経ってからですが)

 

10月から3月まで、ダウンコートが必要だったのです!

 

だからこの2月頃はもう「ダウン着たくない病」になってましたよ。

 

気が狂いそうだった!

 

 

 

 

 

 

それでも、時にはマイナス20度にもなるニューヨークでは、ダウンは必需品でした。

 

中にはダウンベスト、薄手のダウンコート、分厚いダウンコートの3枚重ねの人もいたくらい。

 

 

 

 

 

 

そんなニューヨークで、私は「凍死のきっかけってこれじゃない?!」っていう怖い体験をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ある、とーーーーーっても寒い日。

 

普段、マイナス15度とかになると、長距離を一気に歩くのは無理なので、100メートルごとくらいにその辺のお店に入って暖を取りながら移動するのですが、その日の目的地(知人宅)付近は高級アパートメントばかりでお店がなく、300〜400メートルほどの距離をノンストップで歩かなくてはいけなかったんですね。

 

しかも最後の数十メートルは川に向かって歩くというコース。

 

マンハッタンは両側を川に挟まれている上に、道路はまっすぐ。道路の両脇は背の高いビルなので、すごく風が強い&冷たいんです。

 

その日は特に風が強い日でした。

 

すでに冷え切った体で、強風の中を、川に向かって歩いていたら。。。。

 

 

 

 

 

 

 

突然、両方の太ももに熱湯をかけられたかのようにぶわっと熱くなり、その熱さが一気にひいたと思うと両腿の感覚が無くなって、麻痺したように動かなくなったんです!!!

 

 

 

一刻も早く知人宅の入り口まで辿り着かないと凍えそうなのに足が動かない!!!!

 

 

ここで倒れたら死ぬ!

 

両手で片方づつ足を持ち上げ動かして、少し進むうちにちょっと歩けるようになったので大急ぎで(といっても歩くスピードはいつもの半分以下ですが)知人宅のエントランスに駆け込みました。(「駆け込んだ」と言えるスピードではないですが)

 

 

 

極寒の中、足が動かず、人通りも少なく。。。

 

 

 

もし、あのまま動けなくなっていたら、大都会の真ん中でまさかの凍死です。

 

 

 

 

 

 

 

 

山奥とかならまだしも、都会で、健康な大人が凍死って。。。「ああなったらありえる!」と、身を持って学んだ体験でした。

 

 

 

 

 

 

あんなふうになるなんて、思いもしてませんでした。

 

 

 

 

ほんと、さっきまでなんともなかったのに一瞬で筋肉が麻痺したみたいになるんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ああなるには、体力や、気温や、湿度や、その他いろいろの条件があるんでしょうけど、氷点下の中を長時間歩いたりする時は十分に気をつけてくださいね。

 

 

 

 

特に、さむーーーーい日(マイナス10度近くとか。今日は高野山はマイナス10度だったようです。)に、すぐに暖が取れる状況でない場所を長時間歩く時なんかは、決してなめてかからないようにしましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

「街中で凍死とかありえない」と、私もあの日までは思ってましたから!