タイ・新国王の戴冠式 | + つれづれ in タイ・バンコク +

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つれづれなるままに。

2014年04月からタイ・バンコクに移住しています。
しごとは現地採用、1人暮らしです。
遊園地でも旅行でも1人でどこでも行けちゃう派。
でもインドア。手広くちょっぴりオタクです。

タイには「不敬罪」が存在します。
それはタイに住む外国人に対しても、です。

もしも日本人の私が、
タイ王室を批判するとしたならば、
逮捕や懲罰もあり得る国です。

だけれどそれは、
皇室を軽んじられたときの
日本人としての感情を考えれば、
外国の王室について、外国人が気軽に
意見するのもナンセンスだと思わされます。

なので、思っているコト・感じたコトを
全て書くようなコトはありません。



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さて、そんな話を前提として。


2019年05月04日〜06日、
新国王であるワチラロンコン陛下の
戴冠式がありました。





2016年10月に
前国王・ラマ9世がお隠れになり、
彼の息子が10世として王様となりました。


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それから2年半ほどの月日を経て、
いよいよ、戴冠の儀。


街中のいたるところに、
お祝いのための飾りが並びます。


タイは生まれた曜日によって、
「持ちカラー」的な色が決まっていて、
前国王同様、新国王の色は、黄色


なので、黄色がアチコチに咲き乱れる。


一般市民にも、
「黄色の服を着ましょう」という
呼びかけもされています。



05月05日時点では、
まだそんなに黄色の服が多いカンジでは
なかったけれど。


…意外と、着ないものなのかな 


同じ会社で働くタイの人いわく、

戴冠式祝日明けの05月07日(火)は、
黄色の服を着た方がよいです。
なかったら、白でもよいです。
黒だけは絶対にやめた方がよい。

だそう。

黒服ばかりに身を包む系の陰キャオタク、
着ていく服がなさすぎて詰んだ…

会社に着ていく服がないので、休みたい。



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タイ在住日本人も多く通うデパート「エンポリアム/エムクオーティエ」では、大型モニターでパレードの様子も実況中継していたので、少しだけ立ち止まって見ていました。




なんて荘厳なパレードなのか
という感嘆とともに、

古風なタイ衣装だとか、
映画の中でしか見ないような小物だとか、
人々の所作だとか、
独特の音楽や行進の仕方だとか、
どれをとっても興味深いです。


が、それ以上に、
「暑そうだなあ…」という感想が
先んじてしまいます。

夜の時間帯とは言えども、
体感温度は40℃前後の頃に、この衣装。

しかも沿道には多くの人も集まり、
さぞかしな熱気だったコトかと。

想像しただけでもクラクラする…



そんなエンポリアム・エムクオーティエでは
本格的な集会?もあったよう。







写真を見ただけで、圧巻。



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そうそう。

タイの1番深い礼は、
正座を横に崩して座る座り方。


あまり絵が上手じゃあないから
絵で伝わるかわからないんだけど、
いわゆる「お姉さん座り」みたいなの。

タイの歴史モノの作品を見ても、
目上の人にはこの座り方をしているし、
お寺での座り方もコレ。

見ている限りでは、
上体をどこまで伏せるかで、
重みも違うんじゃあないかな、と推測。

コレがタイで言う「正座」なのかな?

日本も今のような正座の形になったのは
近代に入ってからと言われるし、
こうした礼節ひとつを取っても
時代や文化が反映されていて、をかし。



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日本の践祚も
大変な盛り上がりだったようだけど、

タイもまた、
ひとつの新しい時代が始まったのだな、
と、感じるここ数日です。





いやしかし、着ていく服がない…

出勤するときに、
周りの人が全員黄色い服だったらどうしよ…


今なら、
着ていくドレスがないから、と
舞踏会への参加を遠慮した
シンデレラの気持ちがよくわかります。

私も着ていく服がないので、
出社を遠慮したいものです (`・ω・´)



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<追記:2019/05/07 09:00>


ぜんっぜん、
黄色くないじゃないかぁあ!

なんなら黒服の方もおるではないかぁあ!!


しかたない、出社するか。