騒動を何とか切り抜け、
蓮の控え室に戻った蓮とキョーコ。


パタンーーー


と控え室の扉が閉まるなり、


「ーーー最上さ……」

「もぉぉぉぉしわけ、ございませんでしたぁぁぁ!!」


蓮の言葉を遮るように、キョーコは平謝下(ヘシャゲ)たーーー。


「クスッ、いや、いいよ?
  最上さん……。

  俺は、あれで正解だったと思うーーー。」


そう言いながら、優しくキョーコの腕を引き上げる蓮。

涙目で蓮を見上げるキョーコ。


「でも、、、

  3日後に、アルマンディの撮影があるんだよねーーー」


キョーコにキスマークを付けられた首筋に手を当てながら、意地悪くそう言う蓮。

その言葉に、顔を青くして固まるキョーコ。


「どどどど、どうしましょう……」


モデルの身体に痕を付けてしまったキョーコは、
今にも泣き出さんとする顔で焦っていた。



「そうだなーーー


  じゃあお返しとして、

  今度こそ、俺の方からも………」


蓮はそう言うと、
キョーコの後頭部と左肩を抱き寄せ、
セツの衣装で露出されたキョーコの左側の胸元に唇を寄せる……。


チュッと軽くマーキングをしてから、
その部分をきつく吸い上げたーーー。


「ーーーあっ、ん………」


キョーコはチクッとした痛みと、
今まで感じたことのない甘い痺れに、
思わず声が漏れ出る。


しつこく、何度も、同じ場所を吸い、
蓮はくっきりと付いた痕を確認して……


「これで、

       おあいこーーー」


自身の下唇をツッと舐めながら、
妖しい笑みを浮かべたーーー。




*  *  *  *  *  *  *  *  *  *




しかしーーー、


キャンピングカーに戻った蓮とキョーコを、
待ち構えていた社長とミューズに、
二人が付けて来た “痕” をしっかりと見られてしまいーーー


「お前たちーーー、

  舞台挨拶に行っただけで、何でこうなるんだーーー?」


「やだっ!蓮ちゃんも、キョーコちゃんも!

  二人とも何やってるのよー!?

  ちょっと待っててー!
  今蒸しタオル作ってくるからー!」


ミューズはパタパタとキャンピングカー内のキッチンへと駆けて行った。


「………すみません…。」


言葉の出ないキョーコに変わって、蓮が社長に謝る。


「いや?

  別に咎めはしないぞーーー。

  あくまでも、“撫でる” の範囲内ならなーーー」


社長は葉巻に火を点けながら、
にんまりと二人の様子を眺めたーーー。




⇒ Intertwined love (20) へ続く


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にゅふふぅ~~( *´艸`*)♪♪
私は、ど~~うしても、蓮からキョーコへのキスマークを付けてほしいらしい(笑)
↑このネタで2本目って・・ww
   1本目は☆目次☆から検索して下さいね♪

そして、何故かこういうオチをつけたくなる…(* ̄∇ ̄*)
社長にバレて、いじられてしまえばいい!ww

さて!本誌発売目前となりましたので♪
連載は一旦お休み致します~(^^)/
キリの良いところまでいけてよかった(笑)