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SS 二人だけの花火大会 (1)


※桃表現あり閲覧注意












初めての絶/頂を迎えたキョーコ。

片足をソファーの下に投げ出し、まだ整わない呼吸で虚ろな表情が月明かりに照らされている。

蓮は、自身の帯を弛めながら、そんな様子のキョーコを見下ろし、


「………いい………眺めだな……」


ぽそりと零した。

蓮の言葉にピクリと反応し、焦点を合わせたキョーコ。
あられもない自身の姿を見下ろす蓮の凄/艶(セイエン) な様子に、急に男を感じて怖くなり……

肌蹴た浴衣を手繰り寄せ、ソファーにうつ伏せになる……。


「………?

  最上さん……?」


「………………。」


返事のないキョーコの頭をそっとなで、肩に手を置くと、微かに震えているのが分かった。


「……………。

  無理、させてごめんね?


  お風呂……入ろうか?」



「…………え………」


チラリと振り返ったキョーコ。


「でも……いいんですか?」


「……………うん、


  やっぱりちゃんとベッドで、ね?

  バスルーム、行っておいで?」


蓮の優しい微笑みに、胸が締め付けられるキョーコ。


「……っ、ありがとうございます……」







バスルームを出たキョーコ。

着替えは適当に置いておくから、と蓮に言われ、それを確認すると、

白いTシャツが一枚……。

下/着はもう一度着けられる状態ではないので、仕方なく用意された蓮のサイズの大きなTシャツ一枚のみを身に纏う。

裾を掴みながら、そっと寝室のドアを開けると、トレーニングルームでシャワーを済ませた蓮がバスローブ姿でベッドサイドに腰掛けていた。

キョーコが入ってきたことに気づいた蓮は、


「………おいで。」


蕩けんばかりの優しい声でキョーコを呼んだ。




⇒ SS 二人だけの花火大会 (7) へ続く


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あれれ………??


ここで、、、終わってもいいかな?
どうしよう……(^o^;)

そもそもサクッと3話くらいで終わる短編のつもりだったのになぁ・・・(笑)