あれ?ちゃんとした続き妄想、久しぶりな気がする(笑)
あと、今回リアルとコーヒー会社に手一杯で(* ̄∇ ̄*)
他のお素敵サイト様の続き妄想を拝見できていないので、、、
ダダ被りしているようでしたら、こっそりお知らせ下さいませo(_ _*)o
Side.R
最上さんが母親に正面切って体当たりをすると言っていたあの逢瀬の次の日、俺は丸一日ぎっしりと詰まったスケジュールを夜中までこなした。
最上さんのことは気になっていたが、まさか直ぐに行動に移すこともないだろうし、また夜中に連絡をする訳にもいかないと、その日はそのまま眠りに就いた。
次の日は一時帰国の最終日。
夕方にはまたグアムへと戻る。
この日もやはり最上さんには会えそうにない……。
でも今の彼女を残して、また連絡の取れないカインとしての生活へと彼女のいる日本を離れることには、多少なりとも不安があった。
朝早く、俺が日本を離れている間の彼女のことを頼もうと、LMEの事務所へ寄ることにした俺は、社長室を目指した。
「よぉ、蓮。朝っぱらから何だ?」
社長のニヤニヤとした顔が、全てを見透かされているようで気に食わない……。
「朝からすみません。
今日の夕方にはグアムへ戻ります。」
「あぁ、テンからも聞いてるからそれは知ってる。
まぁ、大方お前さんの言いたいことは察しがつくさ。
……最上くんのことだろう?」
やはりお見通しか……。
「……はい。グアムでトラジックマーカーがクランクアップするまでの間……、
彼女のことをよろしくお願いします。」
頭を下げた俺は、社長からの返事がないことに不思議に思い、顔をあげた。
すると神妙な面持ちで髭を擦りながら俺の方を見ている……。
「…………?」
「…………早く彼女にしちまえば、面倒もなくなるのになぁ……。」
……っ、な、社長……!?
彼女がラブミー部のラスボスと知っていながら、そんな無茶なことを……。
だから、あなたに頼んでいるんじゃないですか……!
言葉に出来ない反論を思いめぐらせながら、社長を見据えていると、
「まぁ、いい。
最上くんのことは気にしておくから、お前さんはしっかり撮影を終えて来い。」
「ありがとうございます。
よろしくお願いします。」
社長室を後にし、社さんとの待ち合わせのため、ロビーへと向かって歩いていると、後ろからパタパタという足音が近づいてきた。
この足音はーーー
急に高鳴り始めた心臓。
いや、こんな朝早く……そんなはずはい……。
期待してはいけないと思いながらも、振り向くとそこにはーーー
「……っ、敦賀さんっ!!」
あぁーーー
俺は本当にどうしてしまったのだろうか……。
会えないと思っていた君に会えただけで、こんなにも高鳴る心臓。
社長の言うように、彼女にだなんてとんでもない。
君に逢えたーーー
そんな小さな幸せだけで、俺の心臓は壊れそうだ……。
「おはよう、最上さん。
こんなに朝早くどうしたの?
まだ椹主任も出勤前だろう?」
ん?手で眼を隠しているのはどうしてなのかな……?
「……っ、おはようございます!
えっと、その、ですね……」
もじもじと言葉を濁す君が、俺に対して恥じらってくれているように見える俺は鎮静剤が足りないな……。
「うん?」
「えっと、……今日の早朝ならここで会えるかもしれないと……
社さんにお聞きしまして…………///」
あぁ、もう…………抱き締めてもいいかな?
いやいや、落ち着け俺……。
「そうだったんだ。
向こうに戻る前にもう一度君に逢えて良かった……。」
あれ?また眼を隠してる……?
「それで、そのっ!
昨日、例の凹み元に会いに行ってきました!!」
ビシッと敬礼をして見せる彼女……。
………………。
ちょっと待てよ!?こんなに早くっ!?
「気負っていた以上に、上手く話が出来まして……!
敦賀さんのお蔭ですっ!
ありがとうございましたっ!」
「え……?」
上手く話せた……?
相手は『あの』母親だろう……?
「あの…………、これを、御守りに持っていったんですっ……///」
そう言って見せてくれた3つのアイテム。
「このうち2つは敦賀さんから戴いたものです……。
この御守りたちに勇気を貰って、挑むことが出来たんです……っ///
本当にありがとうございましたっ!」
いやいや、どういたしまして。
ーーーって。
これ、3つとも、俺があげたものだからっーーー///
「…………敦賀さん?」
やっぱり、抱き締めてもいいかな……?
Fin.
抱き締めちゃえYO!(* ̄∇ ̄*)
お粗末さまでした(。-人-。)