あけましておめでとうございますヽ(・∀・)ノ
さてさて、新年イッパツ目♡
おいおい、popipi。
早速正月からかよ……(* ̄∇ ̄*)
と思われたそこの貴女!
さぁ……どうでしょうね?(笑)
新しい一年の始まりを、今までとは違った関係で迎えた蓮とキョーコ。
二人だけでささやかに祝ったその瞬間。
その後も尽きない話で語り明かし、どちらからともなく眠りに就いた。
「……ん……。」
「おはよう、キョーコ。」
「おはようございます……。
あれ?……今、何時ですか……?」
「んー……時計は見てないけど、日の差し込み方からして、お昼は回ってるかもね?」
「えっ!お昼……?
大変、すぐに御節料理並べますね!」
慌ててベッドを抜け出そうとするキョーコを蓮の腕が絡めとる。
「お腹は空いてないからまだいいよ……。」
そう言うと蓮は、キョーコを離すまいと抱き寄せる。
「ダメですよ……」
ダメと言いながらも蓮を振り払うほどの拒絶の見られないキョーコに、蓮はそっと髪に、額に……とキスの雨を降らせていく……。
「ぉ……お正月はお正月らしく過ごさないと……っ。」
その先を予感したキョーコが小さな抵抗を呟くと……
「そうだね……。」
ギシリ……とスプリングを軋ませ、蓮が身体を離したことに、少しほっと息を吐き出したキョーコだったが……
「じゃあキョーコの言う通り、お正月はお正月らしく……」
そのまま体勢を変えた蓮は、キョーコの顔の横に両手をつき、覆い被さった。
「……ひめはじめ……しようか……?」
今が昼だということを忘れるほどの壮絶な色気を放った夜の帝王が、そっとキョーコの耳元で囁く。
「……えっ?
でも、まだ元日ですし……」
ぱちぱちと純真な大きな瞳を瞬かせながら、眼前の帝王を見上げるキョーコ。
「うん?
そうだよ……
だから、ね……?」
蓮は少しずつキョーコの可愛らしい唇へと距離を縮めていく……。
「でも、まだご飯炊いてませんよ?」
縮めていた距離をピタリと止めた蓮は、先ほどからのキョーコとの会話の食い違いに気がついた。
「……ご飯?」
「はい。なので、まだ姫飯は食べられませんよ?」
聞いたことのない日本語に、蓮の頭にハテナが飛ぶ。
「……ひめいい……??」
「はい。」
「…………。
ちょっと待って、キョーコ。
“ひめはじめ” って……何?」
夜の帝王を引っ込めた蓮は、キョーコの身体を起こし、ベッドの上で向かい合って座る。
「ひめはじめは、お正月に初めて軟らかく炊いたご飯を二日に食べることですけど……。
あとは、女性がお洗濯などを始めるとか……色んな意味がありますよ?」
「そう……色んな……意味が。」
蓮は、日本語の難しさにその大きな身体を折り曲げてがっくりと項垂れた。
「はい。なので、今日はとりあえず御節料理を食べましょう!」
そう言うとキョーコは、張り切ってベッドを降り、扉へと向かう。
「はぁ~~~……。」
キョーコには聞こえないように長いため息を吐き出した蓮。
扉まで来たキョーコは、蓮の方へと振り返ると……
「ひめはじめは、明日にしましょうね♪」
ニッコリとキューティーハニースマイルを見せてから、御節料理の準備へとキッチンへ向かった。
キョーコの笑顔に射抜かれた蓮は、しばし硬直。
そして、その後……
「明日……ね……。」
再び夜の帝王が降臨していたことをキョーコは、まだ知らない。
⇒ SS ひめはじめ(眠れない敦賀蓮) へ続く
popipiは、蓮サンが期待した方の意味しか知りませんでした(* ̄∇ ̄*)
私と蓮サンと同じだったヒト、どのくらいいますか?(笑)
こんな私ですが、今年もたまにのニヤキュンと、ちょっと笑えるおバカと、ほどよくエロも織りまぜてお届け出来たらと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します(*^^*)