こんにちはーヽ( ・∀・)ノ

皆さま、38巻は読まれましたかっ?(*≧∀≦*)

38巻の巻末のおまけマンガのネタ☆バレと、本誌最新号のネタ☆バレを含みますので、
『だめだめ、まだ読んでないからっ(/-\*)』
という方は、この先の閲覧ご注意下さいね!











さてさて、まず38巻末のオマケの感想からちょっと言及させてください(* ̄ー ̄)

大将はホント、もうキョコさんのお父さんだなぁ(笑)
夜中に年頃の娘に会いに来た怪しいオトコが気に入らない(笑)
しかも笑顔が詐欺だ!結婚詐欺師だ!って(*≧∀≦*)
やはりそう見えますか(笑)

それからお魚の綺麗な食べ方を学んでおこうと決心する蓮サン(笑)
次がある前提だね(* ̄ー ̄)
そこへ来ての本誌の終わり方!!
このタイミングでこのコミックのオマケが来てるということは、これは次号また確実にだるまやの中に入りますよね?
そしてお部屋のポスター剥がして蓮サン迎え入れる準備をしてたキョコさん(笑)
ついに部屋まで通しますよね!?
そのフラグですよね!!?(*≧∀≦*)
と期待度大のpopipi♪

でも実はそんな続き妄想を既に前に書いたコトがあります(* ̄∇ ̄*)

コチラ→ACT.224 続き妄想

でもまたその頃とは違った流れになると思うので、似ちゃうけど、新しいの書いちゃう(*´艸`)

では前置きが長くなりましたが、よろしければどーぞー(っ´ω`)っ












「つつつつ……敦賀さん……!?」


「ごきげんよう、最上さん」


落下しそうになった暖簾を支えながら、にっこりと微笑む蓮。


「どうされたんですかっ!?//」


突然至近距離に現れた、先程まで考え事をしていたその本人の登場に動揺が隠せないキョーコ。


「うん、貰ったメールの返信だけではやっぱり気になって……ね?」


蓮のその言葉にはっと青ざめるキョーコ。


「すっ、すみませんっ。
 ……大変ご心配と、ご迷惑をお掛けした上に、きちんとした説明もしないで……」


蓮の方へと向き直り、頭を下げるキョーコ。

蓮は、そんなキョーコの顔を覗き込むようにしながら、キョーコのおでこへとそっと手を伸ばすと……


「良かった。
 顔にアザでも作ったら大変だ……。」


「…………っ///」


蓮の行為に赤くなった顔をすぐには上げられないキョーコ。

ほんの一瞬の沈黙の後で、おでこに当てられた蓮の手を取り、


「危ないところをありがとうございましたっ!
  ここでは何ですので、また中へどうぞっ」


とキョーコはだるまやの中へ蓮を通した。


「おやおや、敦賀さん。
  またいらして下さったんですか?」


「はい、すみません。
  連日夜分にお邪魔してしまって……」


申し訳なさそうに長い身体を折り曲げる蓮に、女将さんはいいんだよ、とお茶の準備を始めた。


「大将、昨日はせっかくご準備頂いたお食事を、すみませんでした。」


またこんな時間に年頃の娘に会いに来るなんて、と気乗りしない大将だが、丁寧に応対する蓮を無下にも出来ず……


「今日は……」


翌日の仕込みをしながら、蓮とは目を合わせずに話し始めた大将。


「今日は、メシは食ったのか……」


その言葉に蓮は覚悟を決め、


「いえ、今日はまだです。
  お願い……出来ますか?」


と返した。

(昨日帰った後に、お魚の食べ方はしっかりY○uTubeで確認したし、今日なら大丈夫だ……!)

蓮は、魚が綺麗に食べられるか、大将に査定されることを前提に、しっかりと予習をして来ていた。


「キョーコちゃんも、一緒に食べたらどうだい?
  夕飯、余り食べなかったんだろう?」


女将さんの計らいで、だるまやの店内で二人で夜食を食べることになった蓮とキョーコ。

蓮と向かい合って食事をするキョーコの柔らかい表情を見ながら、大将と女将さんは翌日の仕込みを続けた。

何にせよ昨日の夜、母親のことで血相を変えて飛び出していったキョーコがここまで自然な笑顔を取り戻したことに安堵する女将さんと、やはり結婚詐欺師じゃないのか!?とあら探しでもするような気持ちで蓮の言動をチェックする大将。

そんな二人の気持ちを知ってか知らずか、蓮とキョーコは他愛のない会話をしながら大将の作った食事を楽しんだ。


「「ごちそうさまでした。」」


下げられたお皿を見た大将は、


「ふんっ」


と蓮自身は気に入らないながらも及第点を下した。

その様子を横目で確認した蓮は、ほっと胸をなで下ろした。


「あの、敦賀さん。
  きちんとお話をしたいので、私の部屋へ上がりませんか?」


キョーコはわざわざ出向いてくれた蓮に、これ以上母親のことを濁したままにする訳にもいかないと、話をする決心をしていた。


「最上さんの部屋へ……?
  いいの……?」


魚の攻略はさておき、話を聞くために来た蓮だったが、さすがにこの時間にキョーコの部屋へ上がることを大将と女将さんがどう思うのか気になっていた。


「あのっ、大将、女将さん。
  敦賀さんは、昨夜私が公園で泣いていたのを慰めて下さったんですが、昨日は理由まできちんとお伝えすることが出来ずにいた私を心配してまた来て下さったんです……。
  きちんとお話をしたいので、部屋へお通ししてもいいでしょうか?」


やはり昨夜、どこかで尚と蓮が行き違うようにしてキョーコに会っていたことを確信した女将さん。

話の内容は、キョーコの母親との確執であるだろうことも容易に推測できることから、そんなキョーコのプライベートな話なら仕方がないだろうと、心配する大将に変わって承諾をした。


*  *  *  


「どうぞ……」


「お邪魔します。」


蓮は初めて上がるキョーコの部屋に、少し緊張した面持ちで入った。

広さは十分とは言えないが、白を基調に整えられた家具に、可愛らしい装飾の数々。
その中心に大切そうに置かれたクイーンローザと、ふかふかの小さな座布団の上に置かれたプリンセスローザのペンダントに、見覚えのある小さながま口財布。

それら全てが自身からのプレゼントであると知っている蓮は、暖かいものが込み上げてくるのを感じた。

そんな蓮の視線の先を見たキョーコは、


「敦賀さんから頂いたクイーンローザ様は、ドライフラワーにさせていただきました。」


枯れて無くなってしまうのは寂しかったので、と愛らしく微笑むキョーコに、蓮は抱き締めたい衝動を必死に押さえるべく両腕をガッチリと組んだのだった。


*  *  *  


かいつまんでだが、幼少の頃からの母親との関係を一通り蓮に話したキョーコ。

最後に昨夜見たテレビのことも話すと、


「実はね、その番組、たまたま事務所で社長と社さんといるときに観たんだ。
  それであの弁護士の女性が最上さんの母親だと知って……それで……。
  社長も社さんも心配していたよ。
  俺の方こそ、君に逢いに来た理由を昨日は誤魔化してごめん。」


「そう……だったんですか……。」


何故昨夜あのタイミングで蓮が自分の前に現れたのか納得がいったキョーコ。

同時に「君に逢いたくて……」とさらっと言われたことを思い出し、やはり油断できないタラシだと改めて気を引き締めていた。

それから、昼間母親の職場で話をしたということ。
内容こそ話せないものの、自身の生い立ちを知ったことなども話したキョーコ。

蓮は、コーンとして聞いていた話と、今ここで聞いた話を合わせながら、キョーコ自身は母親とのことを前向きに考えられるようになったことを感じて、心の底から安心した。


そして、一通り自分の話を終えたキョーコは、奏江から聞いていた昼間の蓮の様子のことを思いきって切り出した。


「あのっ、敦賀さん。
  今日、琴南さんから敦賀さんを見かけたって聞いたんですけど……」


「え?琴南さんが?
  何処でだろう……」


「今琴南さん、上杉虎徹さんに殺陣の稽古をつけてもらっているそうで……」


「殺陣…………ああ!道場か。
  うん、俺もいたね。」


「それでっ……そのっ……」


キョーコはもし蓮が何か大きな悩みを抱えているのなら、カインの妹セツとしても、そのままで明日またグアムに戻らせる訳にはいかないと、聞きにくいことも思いきって口にした。


「敦賀さんが、何かに悩んでいらっしゃるご様子だったと……琴南さんが……
  何かお仕事でトラブルでもおありなんでしょうか……っ」


「……え?」


キョーコは本気で心配してくれている様子だが、思い当たることのない蓮。


「トラブル……?」


「はい……。
  頭を抱えて悩んでいらっしゃったと……」


「…………ああ!」


蓮から直接苦悩している話を聞くことなるのかと思うと、ごくりと喉をならしたキョーコ。


「あれは……
 最上さんのことだよ。」


「へっ?」


想像していた答えと随分かけ離れた返答に、思わずすっとんきょうな声をあげたキョーコ。


「あれね、最上さんからの留守電を聞いて……
  社さんと、大丈夫かな?と君の斜め上を行く行動力を心配していた時じゃないかな。」


「すすす、すみませんっ!
 重ね重ねご心配をおかけしてっっ……!」


嘉月のときのような仕事上のトラブルを抱えているのではと心配したキョーコだったが、その原因までもが自分のことであったと知ったキョーコは、恥ずかしさで居たたまれなくなってしまった。

話を変えようと、今度オーディションを受けることを蓮に報告したキョーコ。

奏江と共演したいのだと、目をキラキラさせながら話すキョーコに蓮は……


「じゃあ、“また”共演出来るの楽しみにしてるね。」


少しだけ奏江への嫉妬混じりに、にっこりと似非紳士笑顔で微笑む。


「え?また……?」


役が取れれば奏江とは初めての共演になると、つい今しがた話したばかりなのにと目を丸くしたキョーコ。


「うん、また。
 
  その『泥中の蓮』の主人公の浪人、
  志津摩を演るの、俺だから。」


にっこりと自身を指差した蓮の言動に、ようやく理解が追い付いたキョーコは……


「えええええっ!!?」


真夜中の部屋に驚きの声を響き渡らせたのであった。





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最後のは完全に私の願望ですよ?(笑)

そうと決まった訳じゃないので、さらりと流して下さいね(*-ω人)

昼間にモー子さんと蓮サンがすれ違った場所も道場かは分かりませんが、モー子さんがスポーティーな装いだったことから、あそこは練習場的な場所で、蓮サンもモー子さんとは別の部屋とかで主役の浪人としての殺陣の稽古をしてたとしたら……あの和装も納得!?
と思ってみたり(* ̄∇ ̄*)

あくまでpopipiのテキトー解釈と、願望で作られたお話なので、いつもながらにそこんとこヨロシクですっ(*´・ω・`)b