☆アメンバー100人記念☆
風月さまよりリクエスト
『カメラマン蓮様とグラビアキョーコちゃん』のお話♡
通常記事のみでご覧頂いている方は、一つ前のお話が
⇒ 密室の写真撮影 (11)
となります。
街の喧騒から少しだけ外れた暗い裏通りに面した無機質な雑居ビル。
その上階の住居に構えた撮影用の一室。
広いリビングダイニングの中心に置かれた真っ白な大きなベッドに、一糸纏わぬ姿のキョーコと、仕事道具のカメラを手に持たぬ蓮とが並んで横たわっている。
リビングから入る陽射しは、その頃既に朝の強い光から、午後の優しい光へと変わり始めていた。
「……え?」
キョーコは予想していなかった蓮の答えに驚く。
「好きに、なってた。
我慢できなかったんだ……。」
「……っ……
でもっ、敦賀さん……彼女さんいますよね……?」
「えっ?彼女?」
彼女とは……何の話だろうかと身に覚えのない蓮は逆に聞き返す。
「ごめんなさい、私見ちゃったんです……。
敦賀さんのおうちの暗室に、とても綺麗な女の人の写真がしまわれているのを……。
外国人さんですよね?彼女さん……」
「っ!?」
それはそれは大切そうにしまわれていた、全て同じブロンドのロングウェーブが美しい、笑顔のとても綺麗な女の人の写真。
きっと海外との超遠距離恋愛でもしている蓮の大事な人なのだろうと勝手に思い込んだキョーコは、それからずっと言い知れぬモヤモヤを抱えていた。
しかし、暗室の外国人の女の人の写真と聞いて蓮が思い浮かべたのはただ一人……
「それ……俺の母親……。」
「えっ?」
一瞬聞き取れなかったキョーコ。
「母親の写真だよ……。」
「えっ、で、でもっ……
敦賀さん、日本人……」
「じゃないんだ。
というか、正確には日本人の血も四分の一は入ってるんだけど……。」
「えええっ!?」
それから蓮は、父親は日本とアメリカのハーフで母親はロシア人だとキョーコに明かし、子どもの頃はずっとアメリカに住んでいたことまで話した。
「そう……だったんですか……。
なぁんだ……。」
ポソリと呟いた言葉を蓮は聞き逃さなかった。
「何?俺に彼女がいないって分かって安心した?」
少し身体を起こしてそっとキョーコの頤に手を添え、にやりと妖艶な笑みを浮かべた蓮にキョーコは慌てた。
「えっ……いや、でもっ……そのっ///」
どぎまぎと顔を赤くして視線を反らすキョーコに、
「それともまだ……アイツに気がある……?」
と眉をしかめ、怒気を孕んだ眼で見下ろす蓮。
「それは絶対にあり得ませんっ!!」
躊躇いなくはっきりと答えたキョーコに、蓮は一瞬驚いて目を丸くした。
「クスッ、それは良かった。
やっと……目が覚めたね……キョーコちゃん。」
優しい笑顔の蓮にまた胸がきゅんとしたキョーコは、蓮の頬を小さな両手で挟むと体勢を入れ替えキョーコが上になり、
チュッ
と自ら可愛いキスをした。
「……貴方のおかげです……///」
頬を染めいじらしくはにかむキョーコ。
「それって、Yesと捉えていいの?
君の言葉で……はっきり聞かせて?」
そう蓮に言われて、もじもじと躊躇ったキョーコだったが、
「……私も……
私も……貴方が好き……。」
赤く染まった頬を隠すことなく蓮を見下ろし、見つめながら口にした。
それを聞いて蕩けるような笑顔になった蓮は、ぎゅっと力強くキョーコを抱き締め、広いベッドの上を二人は抱き合ったままころころと転がった。
どのくらいの時間そうしていただろうか……
ふと動きを止めた蓮が更に自身の素性を明かした。
「…………それとね、キョーコちゃん。
俺も本当は母親譲りの金髪なんだよ?」
「えっ?そうなんですかっ?」
更なる蓮の告白に、キョーコは目を輝かせて今は艶やかな真っ黒な髪の蓮を見つめる。
「うん、確かめて……みる?」
「はいっ、是非っ!
って、えっ?///
どうして敦賀さんまで脱ぐんですかっ!?///」
「ん?
確かめて……みたいんだろうーーー?」
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⇒ 密室の写真撮影 (15)限定☆ へ続く
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あれ?おかしいな……ギャグな臭いに変わってきたぞ……?( ̄▽ ̄;)
でも、この次からまたしばらく限定が続きますm(_ _)m
本来の目的……『桃ガッツリ』はココからが本番です(///ω///)キャー♪
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