出稼ぎ生活にも限界を感じて色々と事を起こしてみたものの、まぁすんなりとは行かず思わず飛び込んでみた世界もどうにも肌に合わず。

不向きな場所にうっかり足を踏み入れてしまうと途轍もなく身も心もエネルギーを消費してしまう。

ここ数年味わったことの無い屈辱感や疲労感で気がつけばボロボロになっていた。

僕は昔から向こう見ずな気質から今まで似たようなシュチュエーションはあったけど47歳での苦い体感はかなり痺れたなぁ。

しかしながら幸いにして時間に余裕があったから次のことへの準備と練習時間には困らなかった。

今まで時間がないとか言って逃げていた奥深い練習に足を突っ込んでしまった(笑)せいでまぁ今までの粗がボロボロ出てきてまた凹む日々。

しかしそのおかげで良い課題も見つかって今は楽しんでる。

何かないと起こらなかった機転転機。辛かったけどやはり人生甘くないってことを時々は感じてないと甘いルーティンに陥ってしまう気がする。

自分のやるべき事をビクビクせずに逃げずに楽しむ。

そんな毎日が愛おしい怒涛の2ヶ月。
昔は大阪は苦手だった。

でも最近は全国的な兆候なのか、色々な土地の色合いや風情とかの差が昔に比べて無くなってきた様な気がする時がある。

偶に行く違う土地に足を踏み入れた時に感じる。

約2日間大阪の街を歩いて思ってたことだ。

でも自分の足で歩いてるところはせいぜい大阪のある一端に過ぎないのはわかってる。

表面上では計り知れないコアなアンダーグランドな部分はきっと何処の土地にも、どの世界にも存在する。

特に大阪は岡山で生活してると想像もできない様な裏社会がありそうな勝手な想像も含めて。

今回プライベートで来て改めて『シュッとしてる大阪のまち』

っておもった。

若い人達の色合いが淡い。

車のクラクションの数が減った。

人のマナーが良くなった。

あとひとつスゴく衝撃的だったことがあるんです。

今回僕達(kapo-ritmo)のアルバムがありがたいことに音楽マニアの聖地、ディスクユニオンから流通できることになったんですアップ

で、偶々今回は知人のLIVEを観る目的での大阪でそのLIVE会場の近くにディスクユニオンがあったので行ってみたらとても素晴らしい光景がたくさん目に飛び込んで来て!

なんだろう、店内の圧巻の在庫数もさることながらお店の雰囲気が本当に良くて!

僕がCDショップに通ってたのは大体23年前ぐらいなんだけどその頃のお客さんの活気というかそこで絶対何か見つけてやるって感じのギラギラ感みたいなのが目の前で蘇ってて皆さんマナーもとても良くてなんだか僕的にあの頃にタイムスリップしたかの様な錯覚に陥った感じが本当に衝撃的で!

他店は正直どうなのか分からないけれど大阪店のクオリティーを見る限りきっと素晴らしい店舗展開をされてるはず!

テンションが久々に震え上がったなぁ‼️

実りある大阪2日間に感謝!










例えばある楽曲を頼まれた時、

その曲に対してのアプローチってぶっちゃけなんの決まりもない。制約があるとしたらその依頼者の要望と好みってのがメインでプラスこちらからの提案から成り立って曲の構成が徐々に決まっていく。

ここで問題なのが音の足し算と引き算のお話。

足し算を間違えると音が多い、うるさいと言われる。引き算を間違えるとつまらないと言われる。

演者もだがお客様の好みも様々。

僕はこの足し算引き算を散々悩んできた結果、あるドラマーの方の雑誌のインタビュー記事を読んで強い感銘を受けた文面を今でも忘れずにいる。

「心情にしているのは先ず自分が客として観に行った時に楽しめる様なドラミングを心掛けて演奏する様にしています」

歌を殺さない様に、曲を邪魔しない様に、ナントカをしない様に……。

それだったらそんなフレーズを打ち込みでやれば良い。僕はフレーズを変則変換するアプローチを得意としている。まぁあと今の流行り的に細かいフィルやフレーズを織り交ぜる傾向もあるからってのもあるんだけど。
そんなところをくみ取ってくれる人が僕の唯一の救いです!

そう、おもしろいLIVEがしたい。
無駄なことをしないシンプルに徹したプレイをしろと言われれば涼しい顔しながらできる。でもやっぱそれって自分の中ではLIVEぢゃないんだなぁ。

でもこの自分の理想形が成立させるにはそこにいる(演者の人達)との相性がとても重要になって来る。つまりこの「足し算引き算」が成り立つには無愛想な人がいるとナカナカかなり難しい。

だから自分がどこかに飛び込んでいく時にこの姿勢を忘れずに行動していきたい。

そう、

自分のことを信じて。

俺が1番苦手なのは、

無愛想。

鈍感。

ナンセンス。