レッスン日記(100)心に音楽は流れているか | 広島・安芸高田 なないろピアノスタジオ

広島・安芸高田 なないろピアノスタジオ

広島県安芸高田市の幼児からシニアの方まで対象のピアノ教室です
プレジュニア・ジュニア・ジュニアあおぞら(発達障害・障害を持つ子どもさんの個人レッスン)・成人ミドル・成人シニアの5クラス

少し前の、大人の方単発レッスンにて。

今回のその方の課題は
「ゆっくりテンポの曲が弾きにくい…」   



多くの場合「思うように指が動かず、速いテンポの曲が弾きにくい」という悩みをお聞きするけれど、こんなケースも結構あり。

こういう場合、
考えられる原因のひとつは
「心の中にその音楽が流れているか?」



その曲を弾きたい、という思いに変わりないのだけど 
“その楽譜を”弾くことだけを考えていると  

“楽譜上の音符を鍵盤に落とす”

ことがゴールになってしまい、
その曲らしさやテンポ感、どころじゃなくなってしまい、なんか違う、弾きづらい…となってしまう。



そういうときはまず、弾いてもらうのは一旦休憩、ピアノ交代。
生徒さんにはタイコを渡し(今回はハンドドラム)
私の伴奏で課題の曲を弾き歌うのを聴いてもらいながら、合わせ叩いて体感してもらいます。 
通しで最低2〜3回。

ビートに慣れ、合わせて叩くことに慣れたら
歌なら歌詞を、歌詞がなければメロディーをドレミで叩きながら歌ってもらいます。
今回は歌詞で。
これも2〜3回。

体でビートを感じ
メロディーが心の中で流れていないと、指先に任せて音符ばかり追いかけてしまう。

でも、体に、心に
音楽が流れ始めると…一変!

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ピアノ経験者の方でしたが
レッスンが進むにつれ
「…そういうことかっ…」
と驚かれつつ叩き、歌い、弾く…

1時間後。
別人のように…変身^^
音楽が流れ始められました。

こんな、レッスンの瞬間が
たまらなく好きです。



2010年、今の教室立ち上げ当初から始めたこのブログ。

その後2012年3月から、
レッスンの中で心に残ったことを時々、記録してきたこのレッスン日記。
約6年経った今日、やっと100記事めになりました(^^;

書けないことの方が断然多くて…
ほんの一部、ですが 

毎日毎日みなさんとピアノ・音楽を楽しませていただけている日々に
改めて感謝します。

これからも記録していきます。



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石橋 ふみよ


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