今日の教室にて。
午前中の小2くんレッスン、宿題の曲が合格「じゃあ次の曲〜」と、めくったら
次の曲が「コサックが馬にのって」。
ウクライナ民謡だね…と。
小さな子でもわかることを未だになぜ大人ができてないのか。
ピアノを楽しみに来てくれてるこの小さな優しい男の子に、大人としてなんと説明したら良いんだろう…
一瞬悩んで、少しの間ウクライナとロシアについて、戦争について、音楽と平和について話した。
彼はくるくるとした目で聞いてくれてた。
ウクライナもロシアも日本から遠い国のようで、ピアノを習っているとロシアの作曲家の作品やウクライナ民謡に割と頻繁に出会うので、今思えば子どもの頃からよく耳にしてきた。
私が初めてロシアの音楽と認識したのはカバレフスキーの練習曲。
なんか悲しいような切ないような不思議なメロディで、
小学生の私には全っ然、ハマらなかった(ていうかこんなのよりブルグミュラーとか弾きたいし!と思ってた)のだけど、
大人になった今になって美しいな…と思うし無性に弾きたい時がある。
昔大好きだった名作絵本「てぶくろ」も、そういえば表紙にウクライナ民話、と書いてあった。思い出した。
ウクライナもロシアも私達に馴染みのある、ほんとは全然遠くない国。今の状況がとても悲しい。
ウクライナは昔ロシアやソビエトに支配されていたそうでウクライナ民謡はロシア民謡や歌曲と関連性が深いらしい。
ウクライナもロシアも素晴らしい音楽、芸術が育ってきた国。
隣同士、対立でなく対話でなんとか平和に向かって欲しい。
絶対、という言葉を使うのはあまり良くないかもだけど戦争だけは《絶対に》駄目だし、
次の世代に種を撒いていきたい。
し、音楽のできるこの平和に感謝した今日の教室。