29日の造影剤MRI撮影まで闘病記としての趣旨をいささか逸れることが多くなるかもしれない。
脊髄腫瘍についての闘病記を読まれている方は閉じていただいて構わない。
患者として、また一新米医療従事者としてのひとり言である。
今回の日記のタイトルは宗教のようだが、優先席の話である。
松葉杖を使用して優先席の近くに行くと、座席を譲っていただける。
非常にありがたい。
何故なら説明するまでもないが、足元が不安定な状態で電車やバス内で立っていると、床で立っている時よりも揺れが加わる分負担が大きい。
松葉杖や妊婦等目に見えて弱者である立場は気遣ってもらいやすい。
その為このような恩恵を受けやすいのである。
しかし、今後私は腰椎の手術を受ける。
そしてリハビリを終え、退院をしたらコルセットをつけて生活をするのだろう。
はたしてその時、 "弱者"だと気付いてもらえるのだろうか?
服の下に巻くコルセットに気付かず、また歩き方が健常者と変わらなかったら?
そして優先席に座っていた場合、私のような一見健常者の若者に対しての感情も想像がつく。
<長くなったので続く>