今の私の状態について。ファンの方には必ず読んでほしいです。 | 丸山夏鈴の「かりんの夢への階段」

丸山夏鈴の「かりんの夢への階段」

わがままで自由なソロ活動をしている人のブログちゃん。

こんばんは


おととい、郡山に社長が来てママとわたし3人でこれからのことを話し合いました。

いろいろ話した結果、まずファンのみなさんに私の今の状況を知ってもらおうということになりました。



全てとは言えませんが、わたしが抱えてきた8、9割のことを書いていきます。
ちょっと重い内容になるかもしれません。





私は脳腫瘍で今まで7回手術してきました。

最初発覚したのは小学2年生のときで、再発の最初は中学2年生のときでした。

関東に来る直前、高校3年生のときにも再発して一回の入院で2回手術しました。

入院のときに外出届けだして一人で東京へオーディション行ったり、いつ退院出来るか分からないのにネットで見つけた講談社さんのミスiD2013オーディションに応募したり、今思うとその時から無謀なことばかりしてました。

入院中応募したミスiD2013をきっかけに応援してくれる人の温かさに触れて、今の事務所に入りそれから本格的に活動するようになりました。


しかし、 活動してからも再発する度に手術して何回か休業と復帰を繰り返してきました。




わたしの腫瘍は頭の静脈に絡まって出来ていました。
傷付けたらアウトだし神経も傷付けないようにと毎回慎重に病院の先生方は一生懸命やってくれていましたが、取った所からまた大きくなってしまい…MRI検査で腫瘍が発見される度に今まで手術を繰り返していたのです。



以上のことは今までのブログやTwitter、現場で話してご存知の方もいると思います。






ここからは、今の状態になるまでの経緯を書いていきます。




実は去年の12月に入院して手術して今年の1月末に退院するときに『他の薬と一緒に抗がん剤治療もしましょう』と決めました。

抗がん剤って聞くと、副作用で髪が抜けるとか嘔吐してしまうとかイメージしますが私が行う抗がん剤治療は点滴ではなく飲み薬で副作用も点滴に比べると軽く済む飲み薬です。(だと思っていた)


朝起きて、吐き気止め飲んだ30分後に抗がん剤カプセル飲んで、それから1時間30分後にご飯食べる…っていうのが1ヶ月に一度、連続で5日間続けなくちゃいけなくて、朝がちょっと苦手な私は郡山にいるママにモーニングコールしてもらって飲んでました。


最初は副作用も特に感じるものはなく大丈夫だと思っていたのですが、1ヶ月に一度続けていくうちにどんどん食欲がなくなってきて戻してしまうこともありました。

どんどん自分の体じゃなくなってくるように感じていた頃、『夏風邪』を引きました。
その『夏風邪』は喉が痛くて咳が出てましたが熱は出ませんでした。
ライブの楽屋や、物販で咳が我慢できずに心配をおかけしてしまったと思います。


咳が1ヶ月以上続いて、7キロぐらい痩せたので自分でもこれはおかしいと思いました。
ミスiD枠でTIFに出演し、翌日地元でのライブに出演した8月中旬、病院でレントゲンを撮ってもらうことになりました。


肺には白いものが写っていて、先生の話によると
脳の静脈を通ってがん細胞が肺に降りてしまい、そこから肺に降りた細胞が大きくなって呼吸がし辛くなっているとのことでした。



その説明を聞いて、「それって肺ガンですか?」って思ったけど言えなくて
ずっとディスプレイを見ているだけしか出来なくて、
「抗がん剤治療で出来るだけ進行を遅らせるように」「呼吸の苦しさを緩和しようね」など言われましたが、もしかして治らないのかなとこの時点で思いました。

私が『夏風邪』と思っていた症状は風邪ではなく、命に関わるものでした。


それから、咳の薬を飲みながらライブ出演もイベント出演をするようになりました。
どんどん症状は酷くなっていく中
ステージで、集中して咳出さないように息切れしないようにしていましたがついに石巻のチャリティーライブで限界が来てしまいました。
自分でも信じられないぐらい歩く度に息切れしていました。
「この日しかない!」と急遽その日発表した新曲も悔いが残るパフォーマンスになってしまいました。



その翌日大学に行ったものの、その次の日もまた次の日も息苦しくて大学を休んでしまいました。

この状況では満足にパフォーマンス出来ないと判断し、ライブ出演を中止してしばらく休むことになったのです。




私の場合、「いつでも入院できますからー」ってことだったので、ママに郡山から迎えに来てもらいしばらく入院する事になりました。
入院中レントゲン写真をもう一度撮り、改めて説明を聞いたのですが見せられたレントゲン写真は前に比べて全体が真っ白になっていました。



先生の説明では、
・進行のスピードが早い
・放射線治療は肺に負担を掛けてしまうので出来ない
・治ることは難しい
・でも抗がん剤は続けよう
・在宅酸素になってしまうけど退院して、やりたいことをやってくれ
とのことでした。


この説明の前にも、先生たちに「治らないのかな~?」と聞きましたが、どの先生も言いづらそうに「難しいかな~」と返ってきてました。




その後退院して、今は在宅酸素しながら生活を送っています。






脳腫瘍の手術したと言っても普段は健康そのものだったし、普通にスポーツもしていたし、友達にも驚かれます。

友達と話す時や復帰主催ライブなども、お涙頂戴で終わりにしたくなくて病気の事は忘れて自分のこととは思えないと今まで過ごしていました。
でも最近、呼吸の症状が出ると自分のことだなと感じます。


病院の先生の説明から、「長く生きられないかもしれない」というように捉えるのが普通だと思います。
その通りで、今は一生懸命やるしかないです。



ファンのみなさんはもちろん
同じ事務所の子や関係者のみなさんまでご心配とご迷惑をおかけしています。すみません。
そして、ありがとうございます。

特に一緒にいる事務所の子たちがすごく心配してくれていました。
この間行われたKARINAIDという事務所の主催ライブがあったのですが、わたしのために行われることがとても申し訳ない気持ちでいっぱいでした。事務所の子やゲストさんが一生懸命やってくれているのをTwitterで見ていてまた申し訳ない気持ちになり…(^_^;
とにかく、絶対戻らなきゃと思いました。ありがとう。





「負けないで!」「頑張れ!」と言われてもいつか病気に負けてしまうときが来るかもしれません。

でも、ファンのみなさんの応援、声援は私の力にする事ができます。


ここまでして活動しなくてもいいんじゃ?と思われるかもしれないけど、ここで止めたら後悔するので私はこれからも活動していきたいです。

活動していくためにも、向き合わなきゃいけないのでブログを書きました。
ちょっとずつ書いていたのでずいぶん時間がかかりましたけど…




「夏鈴ちゃんは強いよ」と何度も言われてきていましたが、私は弱いです。今日は私の弱い部分を出しました。




精一杯頑張りますので、応援よろしくお願いします。