本日は主力の一角であるクックパッドの株主総会に出席してきました。
先日来、取締役の方々の中での不和、意見の相違がニュースとなっていたため、実際に今後も投資を続けていくのはどうなのか……という思いでの参加です。
ぷにまるファンドは『経営の事はよくわからないので、モデルが良さそうなビジネスで、かつ経営陣を信頼できると思える会社に投資する』事を是としています。
昨年のクックパッド株主総会では創業者と代表執行役、取締役達がとても上手く関係を築いている様で安心していました。
しかし、今年はどうにも歯車が噛み合わなくなってしまった様ですね。何人かの取締役から『会社を去る』とか『気に入らなければ解任すればいい』などの言葉もありました。雰囲気としては非常に荒んでいると思われます。
そもそも大株主の創業者が自らも取締役として取締役会に出席して話し合って出た結論に対して、株主として反対するのはどうかと思います。
取締役会と執行役、株主の3つの独立した立場をその時点で乱しているのに、何故か創業者はそれを理解できていない様でした。社外取締役が憤慨するのもわからなくありません。
質疑に立った株主の方からもありましたが、そんなに好き勝手やりたいのであればMBOでもして上場を止めれば良い話です。
しかし、それはしないと言う。
自分の意見が取締役会で通らなければ、大株主として取締役を入れ替えて通すのでは上場会社のコーポレートガバナンスとしてあまりにお粗末な気がします。
大株主のイエスマンばかりを取締役に揃えれば、大株主の意見はなんでも通る会社になってしまいます。
それは合議ではなく独裁かと。
また、これまでの会社の成長と今後の経営方針を株主に説明・承認してもらう株主総会で、今後の経営方針は総会で承認された取締役会で決まる発言など、意味不明です。総会を単なる承認儀式だという扱いをして、株主を小馬鹿にしているのは創業者の方ではないでしょうか。
今後の経営方針、経営戦略に対して、こういった取締役体制で臨むので承認宜しくね!と言うのが株主総会なのではないのでしょうか。
ともあれ、自分は仕事の関係で途中退席となったのですが、朝のニュースで取り上げられた効果か株価が上昇していたので、移動中に100株だけ残して手放すことにいたしました。
セブン銀行の時も、総会で不審を感じたのにズルズルと含み損を引きずってしまった事への反省もありますので、今回はサクッと。
100株だけ手元に残したのは、クックパッドの今後の行く末が気になるからです。
今回、創業者にはかなり失望しましたが、もしかすると自分の判断が誤っているのかもしれません。
総会後の取締役会で代表執行役も新任の方に代わってしまいましたし、なんだかなぁ……という感じは継続していますが。
自分の判断が間違っていて、それが認識できたならば、再び買い戻すこともある………かもしれません。
せっかく長期に保有してきた将来に期待している会社なだけに、今回の一件はとても勉強になったと同時にとても残念です。
■Main Assets■
M3,Inc.
Amazon.com,Inc.
Mobile Telesystems OJSC
■Secondary Assets■
Tesla Motors,Inc.
International Business Machines Corporation
■Others■
Others
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