語録75 | パーサによるトマスの福音書

パーサによるトマスの福音書

Closing the Circle: Pursah's Gospel of Thomas and a Course in Miracles

「神の使者」、「不死というあなたの現実」で再生された、トマスの福音書について書かれた「Closing the Circle」の和訳です。

野口博和さんから以前頂いてた、和訳をアップしています。

 語録75 

Jは言った。「戸口に大勢の人が立っているが、たった一人で立っている者が花嫁の部屋に入るだろう」

J said, “There are many standing at the door, but those who are alone will enter the bridal suite.”


明らかに、この世の特別な関係は、イエスとの「聖なる関係」の代用品である。それゆえ、私たちがその特別な関係にしがみついている限り、イエスを戸外に締め出し、霊の「結婚」(私たちに本当の喜びをもたらしてくれる唯一の結婚)において、真の「自己」 と再び結び付くことを妨げているのである。

*コースの 「特別な関係」を理解することは重要である。なぜなら、それは実際、エゴの世界で、私たちの罪悪感の生贄となる人/物を探し出すためのものであり、その目的は、私たちの分離した個の(誤った)アイデンティティーを確保することである。たとえ、それらが私たちの問題を解決してくれると想像しようとも、私たちが自分に降りかかることについて、あらゆる人/あらゆるものを非難することで、実際それらは、この世界のなかで葛藤を永らえさせているのである。しかしながら、コースの道は私たちの地上の関係を拒絶するものではなく、赦しを通してそれらを違って見るようになるものである、そうして、私たちが関わるまさにその関係が、エゴを手放すことを学ぶ教室となるように。

(野口博和訳)