語録111
Jは言った。「天と地はあなたがたの前で巻き上げられ、生きている人とともに生きている者は誰でも死を見ることがないだろう。わたしはこう言わなかったか。『誰でも自分自身を見出す者にとっては、世界は価値がない』と」
J said, “The Heavens and the earth will roll up in your presence, and whoever is living with the living one will not see death. Did not I say, ‘Those who have found themselves, of them the world is not worthy’?”
始めの方の言葉に対する暗示に加えて、これは私たちが、外にではなく、内に答えを探す必要があるということの、もう一つの表現である。この語録の述べられ方は、面白いことに、最近の本の題名、『The Disappearance of the Universe(宇宙の消滅)』のように聞こえる。その要点は、この見せかけの世界は、私たちが、自分たちの(Gary Renardが本の題名に選んだもう一つの言葉に従うなら)「Immortal Reality(不死という現実)」に目覚めた時、遂に存在することをやめるだろうというものである。
ここでもう一度私たちは、いったん本当の私たちに目覚めたなら、(自我により作り上げられ、神により創られたのではない)この世界は、私たちにとって価値がないという考えを見出す。(語録56、80、85のコメント参照)
(野口博和訳)