絵本 「とにかく さけんで にげるんだ」
こんにちは、ペンです。
ゴールデンウィーク、真っ只中ですね
みなさんは、どこかへ行かれましたか?
我が家は、5日と6日に出かける予定があるのですが、
今日までは、平日と変わらず、まったりと過ごしています
お出かけは楽しいし、子どもも喜ぶので嬉しいのですが、
子連れならではの大変さが、いろいろありますよね・・・
我が家のタク(2歳8ヶ月)も、ますます好奇心旺盛になってきて、
興味があるものを見つけると、まっしぐらに突進していってしまうことがあるので、
外に出るときは、タクから目を離さないように、とても気を使います
以前、スーパーに買い物に行ったときに、
カートから降りて、走って逃げてしまったことがあったのですが、
棚が高いので、私もタクを見失ってしまい、
タクも私の姿が見えないことに気がついて、大泣きをし始めました。
その泣き声のおかげで見つけることができましたが、
見つけるまでの2~3分が、とても長く感じました
タクが大きくなるにつれて、どんどん行動範囲も広がるし、
来年、幼稚園に行くようになれば、私から離れることも増えていきます。
その分、心配なことは増えていくと思いますが、
これからも、タクにはいろんな挑戦をしていって欲しいので、
私も、思い切ってタクの背中を押してあげられる親でいたいなぁと思っています。
そのために、普段から、
「もし、お父さんやお母さんがいないときに困ったことがあったら、
どうしたらいいのか」
ということを、教えてあげないといけないなぁと思っていました。
そんな時、見つけたのがこの本
『とにかく さけんで にげるんだ』
(ベティー・ボガホールド作、安藤由紀 訳、河原まり子 絵/岩崎書店)
子どもを狙った犯罪が増える中、子どもが自分で自分の身を守れるように、
「こんなとき、どうしたらいいのか」ということを、
子どもの目線で分かりやすく書いています。
本の帯には「子どもが身を守る教科書」と書かれていました。
シチュエーションごとに、6つのお話が載っています。
デパートで迷子になったら、どうしたらいいのかな?
知らない人が「いっしょに探してあげるよ」と言っても、
ぼくはついていかないよ。
デパートの店員さんに「お母さんを探して」って言うんだ。
公園で知らない人から声をかけられたら、どうしたらいいのかな?
「お母さんから電話があって、おじさんの車で帰っておいでって言ってたよ」
と言われたけど、ぼくは「お母さんは、あそこに座っているよ」と言ったんだ。
ホントは、お母さんはそこにはいなかったんだけどね。
知らないおじさんに、体を触られたらどうしたらいいのかな?
わたしは「やめて!」と叫んで、走って逃げたの。
泣きながら、おかあさんに、いまおきたことを全部話したよ。
お母さんは「あなたは、何も悪くないのよ」
「だれも、あなたの体を、そんなふうに触っちゃいけないの」
と言ってくれたよ。
知らない人の部屋に連れて行かれそうになったら、どうしたらいいのかな?
家族でホテルに行ったとき、知らないおじさんに後ろからつかまえられて、
その人の部屋にひっぱりこまれそうになったんだ。
ぼくは「おとうさーん、おかあさーん!!」と叫んで、
その人のつま先を、ジャンプして踏んづけてやった。
お父さんとお母さんが走ってきたら、その人は逃げていったよ。
お父さんとテレビのニュースをみていたら、
小さな男の子が行方不明になっているって言っていたよ。
お父さんは「知らない人のなかには、悪いことをする人もいるんだ」
「どんなときでもぜったいに、知らない人の車には乗っちゃいけないよ」
と教えてくれたよ。
お母さんに言ったら、私が悪いって怒られちゃうんじゃないかな?
お友達に相談したら、一緒にお母さんに話してくれたんだ。
お母さんは「たとえ家族や親戚の人でも、子どもに嫌なことをするのは悪い人なの」
「あなたには『イヤだ』『やめて』と言う権利があるのよ。大声で逃げたり叫んだりしなさい」
って教えてくれたよ。
巻末には、著者と訳者の解説も載っていて、
・この本をどう活用したらいいか
・子どもに何を教えたらいいか
・性被害のサイン
・もし、子どもが被害をうけてしまったら
ということが書かれています。
本編も文章量が多いので、
ちゃんとお話を聞けたり、理解できるようになるのは、
5~6歳くらいにならないと難しいと思います。
私も、一度タクに読んでお話してみましたが、
「???」と言う感じで、途中で飽きてしまったので、
あまり読んでいませんでした
でも、タクにも分かる内容やシチュエーションに置き換えて、
これからも、少しずつ話していきたいです
そして、この本を読んで、話していくうちに、
「いつも、お父さんとお母さんは、タクの味方なんだよ」
「困ったことが起きたら、何でも相談するんだよ」
という、大切なメッセージが、
子どもの心に根付いてくれるといいなぁと思っています
by ペン
らくいくママ