昨日は新規設計した自作スポークテンションメーター試作2号の設計図案を公開してみた_〆(・ω・` )
テンションメーター試作2号は幅6cmに設定。
この幅が大きいほど測定端子間距離を大きく取れるので、クランプしたスポークが歪みやすくなる(長い枝と短い枝どちらがしなるか?と同義)
TM-1 幅12.5cm、試作1号 幅5cm
小径ホイール用テンションメーターとして限定活用されることが前提で、試作2号のこの値が適切かどうか検証してみる。
まずは以前の記事より、
私がミニベロ用に手組したいと考えているAlfine11ハブ20インチホイールでは幅何センチのテンションメーターが必要かを図から導く。
リムは20インチ(451)ホイール Alexrims R390 。ハブはAlfine11ハブ。ホール数は36H、小径ホイールならではのニップルとスポークの接合部が斜めになるのを緩和するために、4本組(2クロス)JIS組でホイールを手組みすると仮定。
リムのERDとハブのフランジ径を(360°÷18=)20°毎にスポークで繋いだ展開図(スプロケ側)。
外円はERDなのでニップルのお尻の凹部に相当。
#12スポーク用ニップルは全長12mmなので、お尻の凹部2mmを差し引き10mmと考えると、
10.9-1=9.9cmが実際のニップル先端からスポーク交差部までの距離。
5mm程度はマージンと考えると、幅9.4cmのテンションメーターであれば狭いスポーク間隙に入り込み、スポークテンションの測定が可能となる。
つまり、TM-1の幅があと僅か3cm程狭ければ最初からこんな自作をせずに済んだんですな!(・ω・|l|)
とは言え、小径ホイール手組のパーツ構成は上記だけではない。
20インチリムでもより小径な406規格やAlfineよりもフランジ径が大きなハブなどの色々な組み合わせパターンの中、『最もスポーク間隙が狭そう』かつ『ブログ主が今後組みそう』というパターンに試作2号が対応出来ていた方が、今後のホイール手組において価値を持つだろう(多分)。
という訳で『タンジェント組+小径ホイール+フランジ径の大きなハブ』
でブログ主が今後組みそうな小径ホイールとして
NuVinci N360ハブ 32H + Alex DA16リム(406規格)で4本組というパターン
(実際にこの構成ホイールのミニベロがHitする。この組み合わせをご依頼されるオーナーさんも、これに応えてくれるショップさんも素晴らしいと思う。正直羨望…いいなぁ)
を想定し、幅何センチのテンションメーターなら使用可能か?を作図から導く。
上図よりニップル長1cmとマージン5mmを引き、幅7.2cmの自作スポークテンションメーターであればこの組み合わせでも対応できそうな事が分かる。
結論:試作2号設計図案の横幅は7cmに更新する
参考HP あと2cm。様 EnDo!Do!様
おまけ
NuVinci N360ハブ 32H + Alex DA16リム(406規格)で6本組も簡易作図してみた。
ご覧の通り、ハブのフランジ穴が3穴飛ばし(4本組)→5穴飛ばし(6本組)となるので、リムからのスポーク角度が(4本組に比較し)開くことになる。結果、スポーク間隙はより狭まり、この場合は7-1.5=5.5cm幅のテンションメーターでないと使用不可となる。実際この構成だと、ニップルから出るスポーク角度がスゴイことになりそう(-_-;)これの対応は諦めよう…
Alfineハブ+406ホイール 36H 4本組の場合 → 9.5-1.5=8cm幅