ヘッドパーツの傷と闘っては駄目だった件 | RT's blog side.C

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実は上記のブログ記事において『ろ』さんという方よりコメントをいただきまして…

ヘッドパーツを磨くと”銅色”になった件は…

『これは装飾クロムメッキです。
鉄地に銅 - ニッケル - クロムの順に三重にメッキを施した物で、耐蝕性と美しい色合いを得るために使われます。
最後の写真は、最下層の銅メッキまで削ってしまい鉄地が剥き出しになった状態です。
ですので、この部品は今後激しく錆を噴くと想定されます。

率直な物言いになりますが、メッキや表面処理が施された部品を無闇に削るべきではありません。
寿命が一気に縮みます。』

えっ!そんな _(:3」∠)_

『"花さかG タンククリーナーは”赤錆”除去にはめっぽう強いが、”黒錆”には作用しなさそうだ。"

と書かれていますが、これは正しい認識ではありません。
"花さかG タンククリーナーは”赤錆”を ”黒錆”に転換する"というのが実際に起きている現象です。


リン酸塩系の錆取り剤は、錆止め剤を兼ねています。
鉄地を腐食させる、いわば悪性の錆(赤錆、Fe2O3)を、鉄地を保護する良性の錆(黒錆、組成は薬剤成分によって数種類に分かれる)に転換します。
ですので、出来上がった黒錆を剥がしてしまうと保護膜を取り去る事になり、錆止め効果が失われてしまいます。


クイックリリースの一部分だけ黒錆になっているのは、
そこだけメッキが剥げて鉄地が剥き出しになっていて他の部分はメッキが残っているからです。

元の様な輝く銀色をお望みなのであれば、メッキされた状態を取り戻すしかありません。
可能であれば新しいヘッドパーツを取り寄せるのが最善です。
取り寄せが不可能な場合は代替品や部品取り車を探すか、最終手段としてメッキ業者に再メッキを依頼するかになります。』

えっ!そんな _(:3」∠)_

既に下ワンを除いたヘッドパーツは研磨しまくってピカピカ状態です…

一応対策として防錆塗装剤シャシーコートを噴くつもり(一部実施済み)だったんですが、その程度じゃ駄目なのか_(:3」∠)_

『こちらのシャシーコート クリアは私は使った事がありませんが、これはアクリルクリアーに防錆顔料を添加した防錆塗料で、先の花さかGのような防錆剤とはまた性質が違います。
防錆顔料にも色々種類があるため、塗布後の表面状態がどうなるかについてははっきりとはいえませんが、ただ、基剤となっているアクリルクリアー自体が耐候性があまりなく、紫外線や水分で劣化してしまいますので、定期的な塗り直しは必要になります。
特にヘッドパーツは汚れや雨水が溜まりやすい部分ですので、劣化は速いと思われます。』

 

いやいや…『ろ』さん教えて下さってありがとうございますm(_ _;)m

世の中知らない事ばかり…さぁどうしようか…明日はどっちだ??