DAHON Horize カスタマイズ ! その2.5 ディスクブレーキの調整限界について | RT's blog side.C

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う~ん。

後ろディスクブレーキを仮止めしてみたんだけど、パッド間隔は最大にしているのに右パッドとローターがどうやっても擦ることが確定(´・ω・`)

ちょっとお前何言ってんのか分かんないよ!

お前説明下手だろ?って読者さんもいると思うので解説を書かせて下さい……φ(:3」∠)_

 

以下の写真がディスク台座(IS=インターナショナルスタンダード 方式)とローター径で決定されるIS用ディスクマウントです。

ディスク台座は「インターナショナルスタンダード(IS)」と「ポストマウント」方式がありますが、Horizeの様にフレームやフォークに対して横穴であればIS方式と思って下さい。

このディスクマウントの上にキャリパー部(ブレーキ本体)を載せ、キャリパーの左右パッドがディスクローター(円盤)を並行に挟む様にして、2箇所でボルト固定するのですが…

ポン付けでは上手く行かないのが現実でして(_;′Д`)_

 

今回使用しているシマノ メカニカルディスクブレーキBR-M545のボルト固定穴はM6ボルトに対して8.5x7mmのサイズ的に余裕を持った楕円形をしています。

この楕円空間を上手く利用することで左右2mm

または角度±1.5°程度の取り付け自由度を持っています。

この自由度を利用してポン付けで左右パッドとローターが平行にならない場合の整合を取るのですが…

で、今回の私のHorizeですが模式図で表すと以下の様になります。

キャリパー固定の自由度を限界まで使用(キャリパー自体を限界まで右寄せ)しても、ローターは左右パッドの中央に来ず、右パッドの一部にローターが接触している状態と言えます。

原因は…ディスク台座のフェイシング精度 や リアエンドにかかる力(ハブ締めのトルク)によるエンド幅の変形 やら色々とあるのでしょうが、突き詰めると…IS方式自体にあるような気がします。

今回に関してはパッドとローターの平行度は充分修正許容範囲。問題はディスクマウント自体がローターから遠い点にこそあります。

そこで解決策として、ディスク台座とディスクマウント間に1mm厚程度のM6ステンレスワッシャーを噛ます事を考えています。

上手く行けばいいのですが(・`ω´・)

 

おまけ

 上の写真のディスクマウント上のA面・B面両方に平行であり接している仮想平面(2次元)上でのみ、シマノ メカニカルディスクブレーキは取り付け自由度を持ちます

もし A面・ B面両方に平行であり接している仮想平面がディスクロータに対して完全に垂直でない場合、シマノ メカニカルディスクブレーキではローターと左右パッドを平行に調整することは永遠に不可能であり、ディスク台座に対して精度の高いフェイシング作業が求められるのはこれが理由です。

以前、グレイシアSWの後ディスクブレーキがフェイシング作業無しにどうやっても調整できなかったのもコレですねφ( ̄Д ̄ )

因みにAVIDのディスクブレーキはVブレーキシューの様なボールマウントを介して固定されるのでディスク台座の歪みも吸収(修正)出来る様です!