ドラマ撮影で賑わうきーさん宅。
人がたくさんいて怯えたアンジーは、外出せずにこうめとふたり、アンジールームで息を潜めていたのですが…
突如現れた謎の女性に、首輪をつけられてパニック
どうにかこうにか鎖を切ろうと必死に暴れます
そこへ、追い討ちをかけるように網で拘束され、ワクチンをプスっ
網を外されても固まったまま…
こうめが来ても、一歩も動けない
…この姿、どこかで見たことある…Σ(; ﾟДﾟ)
これだ。
首輪をつけられたばかりのメーラそのまんま。
…さすが親子(^_^;)
今回、アンジーの首輪付けにチャレンジしてくださったのは、湘南動物プロダクションの方
撮影に同行していらしていたのですが、アンジーの話を聞き、ぜひにと手を挙げてくださいました。
これまで、きーさんがつけることも可能だったとは思いますが、お世話をする人間を怖がられるのは困るので、控えていました。
そこへ、手を挙げてくださったプロダクションの方
見事に首輪をつけてくださり、ワクチンまで…ありがとうございましたm(_ _)m
アンジーは里親さま募集に向け、さらなる一歩を歩んだのです
離乳完了とともに、避妊手術をする予定です。
まだこうめが一緒にいるので、リードにこうめが絡まないよう、リードは外してあります。
アンジー。
お願いだから、逃げないで。
今の貴女には心配してくれる人間がたくさんいるんだよ。
きーさんは、本当に貴女のことを大事に思っているよ。
お山から、ずっと見守って来た私も、貴女のためならなんでもするよ。
だから、安心して。
不本意かもしれないけど、人間と一緒に暮らす道を選んでくれませんか？
アンジーは、首輪を着けた日から、外出しなくなったようです。
どうやら、人がいる外が怖くてアンジールームに引きこもっているのでは…とのこと。
アンジーには悪いけど、それなら逃亡の危険はないのかな…？と。
私が一番恐れているのは、アンジーが逃げ出してしまうこと。
そして、逃げたら二度と保護できないだろうという確信を持ってしまっている自分。
逃げたら、また保護をがんばろう！…とはどうしても思えないのです。
アンジーを保護するまでの道程と、保護から一緒に過ごした数日…
毎夜、山に帰りたいと泣き続けるアンジーの隣に座り、ごめんね…と捕まえたことを後悔するほどでした。
彼女にとっての幸せが山にしかないとしても、人間社会で頑張ってもらうしかない現実。
実は、お山で毎日会っていた時も、内心逃げてほしいと思うこともありました。
そのくらい、彼女は気高く、人といるより厳しい暮らしでも自由を選ぶだろうと思えたから…
でも、彼女は捕獲器に入ったのです。
妊婦さんで空腹に耐えられなくなったから？
私の置くゴハンを安全だと思ってくれていたから？
何故かは彼女にしかわからないけど、捕まえた人間として、彼女の一生に責任を感じています。
どうしたら、アンジーは幸せだと思ってくれるのか…
今はまったく頭に浮かびません…
これを書いていて、私はアンジーがすごく好きなんだなぁ…と自分でもびっくりしています(笑)
はじめてお山で会った日のアンジー。
大好きだよ、アンジー。
いなくならないで。