年の瀬。 | Mela☆山の中に住む犬。

Mela☆山の中に住む犬。

山の中に住む7匹の野犬家族。その出逢いから始まる保護活動の足跡。

クリスマスが終わり、新年まであと数日…
行政は仕事納め。


先日、捕獲器にて保護されたヌイちゃんの兄妹犬・ノイくん♂


上目遣いがヌイちゃんそっくり(^_^;)
兄妹3頭のうち、性別が確認できていなかった子が、ノイくんだと思われます。

一昨日、シーママさんが動物愛護指導センターから引き出して来てくださいました。


そして、もう一頭。
セシルちゃん♀
すごく綺麗な女の子ピンクハート
写真では明るい笑顔していますが、一昨日引き出さなければ殺処分対象となっていました。

何故?

こんなに綺麗で可愛い子が何故、殺処分対象に?

理由は単純明解なもの。
センターが満杯で居場所がないから。

ノイくんも、一昨日引き出さなければ殺処分対象でした。

年末やゴールデンウィークなどの大型連休の前は、センターが満杯になるそうです。

何故?

こちらも理由は単純明解。
行政が一斉に休みに入るから。

現在、各役所のがんばりで、すぐにはセンターに送らず、役所にて職員さんができる限りの期間お世話をしてくれていることがあります。
しかし、連休が長く続くと、お世話する職員さん達がいないため、保管していた動物をセンターに送るのです。
各所から一斉に送られて来る動物達で、センターは飽和状態。

本来なら、殺処分対象とならずに済む動物達まで、殺処分対象にせざをないのです。


攻撃的なわけでもなく、ただ怖くて動けなかったセシルちゃん。
ビビりだからというだけで、殺処分になりかねない。
これが現実です。

今回、わんわんルームのみんなも飽和状態でしたが、どうにかこうにかこの2頭を受け入れました。

ボランティアに引き出されれば、その子は殺処分を免れます。

しかし、引き出したこの子達が、新たな家族の元に旅立たなければ、次に殺処分対象となる子を引き出すことができません。

シーママさんがいつも言っています。
「時間との戦いだ」
今回、改めて思いました。

そして、保護される動物の数が減ることが大事だと。

飼っている動物が迷子になったら、すぐに探してください。
そのうち帰って来る…そう思っても、保健所・警察・役所などに連絡をしてください。

そして、できれば避妊去勢手術をしてください。
外飼いの子は特に。
メスは、リードに繋いであっても、迷い混んだ犬の子を産むことがあります。
オスは、リードに繋いであっても、迷い混んだ犬の子の父親になることがあります。
病気の予防にもなります。


殺処分ゼロを目指す。


大きな目標は、到底手の届かない難しいものに思えます。

しかし、今目の前にいる一頭を大事にする。
まずはそのことが、第一歩だとしたら…

できることから、一歩ずつ…


山梨県の昨年度の犬の殺処分数
164頭
詳しくは右矢印山梨県 犬猫殺処分数