らぷの抜け殻
らぷの体
魂はすでに
天にかえってしまったのか
死後硬直の無い
柔らかいらぷの体を抱き
亡くなってから
最初で最期のお散歩をした
日の入りを眺めた
まるで生きている様に
閉じていた瞼が開く
脱力した体は
やはり抜け殻なんだと
思い知らされる
ら~坊
これが最初で最期のお散歩だね
ら~坊に色々話しかけながら
暮れゆく空を眺めた
ら~坊はあの空に
のぼってゆくんだよ
虹の橋に行くんだよ
偶然にも
犬友に会った
知ってか知らずか
U^ェ^Uは一定の距離を保ち
決して
らぷに近付こうとはしなかった
まさか
らぷの抜け殻とお散歩してるとは
夢にも思うまい
事情を話すと…((T_T))
良く頑張ったもんね
毎日お散歩して
楽しかったね と頭を撫でてくれた
らぷは息を引き取ってから
まる3日間 家にいてくれた
3日目の夜
最期の抱っこ
らぷの大好きな公園に
ママが抱っこして一緒に行くよ
本当にこれが最期の抱っこ
お散歩じゃないよ
お別れの儀式なんだよ
荼毘に伏す為に
らぷを最期に抱っこした
怖くないよ
ママが一緒にいるからね
大好きな林檎も一緒だよ
涙が溢れて止まらない
火葬炉にらぷをおき
お線香をたきお別れをした
我慢できず
声を出して泣いた
扉が閉められ点火された
私は泣きながら
園内を歩き回った
いつもの公園
昨日らぷと写真を撮った場所
ら~坊だけがいない
癌があれば
黒く固まり残ると聞いた
らぷは昔から薬も飲まず
ずっと自然食や体に優しい治療を
選択してきたからか
白く綺麗な骨だった
しかも
頭蓋骨から喉仏まで
そのままの形を保ち
毎日磨いた歯も ほぼ綺麗に残った
犬歯はかっこ良く
頭蓋骨についたままだ
ひとつひとつ骨の説明を受け
病があったとは思えません
とても綺麗なお骨ですと誉められ
改めて
らぷに優しい食事や治療法を
選択した結果なんだと実感した
今までの
努力が報われた気がした
足から順に骨壺に収め
一番上に頭蓋骨 脇に喉仏
お骨上げは
辛く悲しいものだと思っていた
高齢で病持ちのらぷの骨が
あまりに白く綺麗に形良かったので
私達 夫婦は
悲しみから感動に変わっていた
そして
白く綺麗に小さくなった
ら~坊を又スリングで抱っこして
思いもよらない
晴れやかな心で家路についた
それは丁度
ら~坊が息を引き取ったであろう
時刻だった
天候も時間帯もお別れも
何もかもが満足し
心がみたされていた
全部ら~坊の演出なのかは
定かでは無い
けれど こんなにすっきりと
清々しく晴れやかな心になるとは
予想もしなかっただけに
嬉しい誤算だ
ら~坊 最期の最期まで
ママ達を感動させ喜ばせてくれて
本当にありがとう
ママはとっても嬉しいよ
ら~坊 ありがとう
時の流れに戸惑いながらも
本日 初七日法要を
執り行った
ら~坊に沢山のお悔やみメッセージ
コメント、 LINE、メールを頂き
恐れ入ります
お陰様で滞りなく
ら~坊を荼毘に付す事ができました
略儀ながら此方から(返信)
御礼申し上げます
m(_ _)m
らぷの応援ありがとうございました
今は虹の橋にいるんだよ
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