岡田歩です。(自己紹介はこちら)
本当のわたしや源(ホーム)は
忘れたり、思い出したりするものではありません。
でも
忘れたり、思い出したりするものだと受け止められがち。
これだと、思い出して、忘れて、思い出して、
忘れてのループでアップダウンの繰り返しになります。
ちょっと、視点を変えません?
どうやって自分を思い出すかではなく
どうやって本当の自分から自分が出ていってしまった
(と思い込んでいる)のかに気づくという視点
がとっても役に立つんです。
本当の自分やホームから
自分が出ていってしまう家出のパターンについて
解説するシリーズのその1です。
カップラーメン食うな
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そのやり方は良くないなぁ。
こうしたほうが良いのに!
誰かの言動や
物事の状況を見て
即座に
そんな風に思うことありますか?
誰しも、特に自分が大切にしていることに関しては
多かれ少なかれ自分の基準を持っています。
たとえば、あなたが健康な食事を大切にしているとしてね。
あなたの大切な人がカップラーメンや
ジャンクフードばっかり食べている
としたら
自分にどんなことが起きますか?
・悲しくなる。
・まあ、カップラーメン自分も昔は食べたし
ストレス解消にジャンクフードとか食べたいときもあるよね
と合理化する。
・私に心配してほしくて、
わざとカップラーメンを食べるのかしらと疑う。
・もしかして、わざと私に反抗しているの?
・好きな物を貫く姿勢は見事だわ。と感心する。
などなど、いろいろ反応はあるでしょう。
カップラーメンなんてダメ。
日本人にはお米があっている。
ごはんを食べたら、いいのに!!!!
何か正しくないこと
間違っていること
と、感じることに出会ったときに
即座に、良いやり方・あるいべき状況が思い浮かぶ人たちがいます。
こうしたほうが、絶対にいい!という
ことを知っていて、それに確信があります。
このとき、めっちゃエネルギーが湧くので
本領発揮感があるんですが
ここが、家出の第一歩を踏み出すドアが出現する地点だよ。
家を出ようとドアノブに手を掛けている状態。
エネルギーが湧いて、そのエネルギーに任せて
これがいいという状況にするために
動き始めると、ドアが開いてしまう...
たとえば、
何とか、ご飯を普及しようと
ご飯のすばらしさをとうとうと語り始めるとかね。
このとき、何が起きているかというと
マインドの中にある(潜在意識のことも多い)
正しさを測るものさしが起動しています。
正しくないに分類されると
キーっ、イライラ、ぷんぷんという
怒りが肉体に発生するんです。
これに乗っかっちゃうと
あなたの意識はホームから家出して
正しさを測る物差しがあなたのベースになっていきます。
なぜなら
正しさを測る物差しは
あなたの純粋な本質ではないから。
もちろん、あなたのホームでもありません。
どっかで、見知ったり、学んだりした
そうしなければならないと信じ込んでしまったものです。
そして、さらに
キーっ、イライラ、ぷんぷんした自分のことを
責め始めるかもしれない。
こんなことでイライラするなんて自分は小さいとか
人のことをジャッジするなんて自分は酷いなとか
こうなると、もう、ホームから家出をして新幹線に
乗ってしまった状態です。
なかなか止まれません。
自分がそうあるべきという自分の基準に
合うように世界や自分をコントロールしようとする。
これが、
本当の自分から家出してしまう瞬間です。
(といっても、本当の自分からは出ていけないから
出ていったという誤解が生じる瞬間)
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これは、エニアグラムのポイント1的な家出です。
もし、よくこんなことが起きるとしたら
ポイント1かもしれないね。
さて、次のブログで、
ドアノブを回さないヒントについて書きますね!