こんばんは。Charです。
久しぶりにブログを書こうと思ったのは、
昨日、ついにLeicaよりM11が発表になったからです。
いよいよ来ましたね!
発表を心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか。
相変わらず期待を裏切らないデザイン。
ミニマルの極地ですね。
カメラの絵を描けといわれたら、
多くの人の絵が
自然とライカのM型のような絵になるのは、
不思議なものです。
今回、言わずもがなM11は
M10からのテクノロジー面において
かなりアップデートされています。
今回はその辺のテクノロジー論は、割愛します。
はっきり言って、M10の機能と写りで必要十分すぎるくらいなんですよね、僕にとっては。
これ以上ないと言うくらい、ライカらしい絵を吐き出してくれますからね、M10は。
ブログでは紹介していなかったのですが、実は11月にM10-PからM10-Rブラックペイントに買い替えました。
やっぱり、好きなんですよね、、
というか、大好物なブラックペイント。
M4のブラックペイントに続き、アポズミクロン50mmのブラックペイント(LHSA限定)
を手に入れて以来、すっかりブラックペイントの虜になっています。
でも、正直、、
M10-Pと、M10-Rを比べた時、
見た目は100%、M10-Rが好きと断言できます。
じゃあ、道具として、カメラとしてみた時、どうか?
と聞かれると違う回答になります。
はっきり言って、M10-Pの方がよかった。これが正直な感想です。
M10-Rは高画素化した分だけ、手ブレしやすいんですね。
もう、M10-Pよりぜんぜん手振れします。
買い替えた方の多くがそう感じていると思います。
そりゃあ、しっかり構えて万全の体制でのぞめば、手振れしないんでしょうけどね、、
毎回、そういうわけには行かない。
写真機としての実用性は、M10-Pが断然使いやすかったです。
キレイに決まると、そりゃあM10-Rとアポズミの組み合わせは、すごいですよ。
そこは文句なし。ため息のでるような美しい写真が撮れますよ。
でも歩留まりも大事だからね。
でも、そんな使い辛いM10-Rを許せるのは、何と言ってもカッコいいから。所有欲を満たしてくれるから。
佇まいを眺めてるだけで、自分の時間を豊かにしてくれる。
ライカは、それでいいんだと思います。
さて、M11に話を戻します。
6000万画素、、 M10-Rの4000万画素でも手振れが手に負えない自分のスキルでM11が扱えるのか、、正直自信ないです。。
3600万画素、1800万画素にも可変らしいですが、その際、手振れ度合いはどうなるんでしょう。
ぜひ、購入された方のレビューが見てみたいです。
で、ここからが私のこだわりポイント、、外観、質感など
所有欲に関わる大事なポイントです。
まず、外観、
ほとんどM10と変わりません。違いがほとんどないと言ってもいいですね。
それだけ、M10が完成されたデザインだったということですね。
安定のカッコ良さですね。ヨダレでそうです。
色を見てみましょうか。
これ、どうみてもブラッククロームに見えませんか?
でも、実はブラックペイントなんです。
ただし、いわゆるライカファンの思い浮かべる艶っぽいブラックペイントではないですね。
マットで迫力がある塗装です。
おそらく、塗膜はかなり頑丈で、剥離しにくい塗料だと想像します。
サファリの塗膜に近いのではないでしょうか?
サファリも塗膜がかなり丈夫らしく、剥がれた機材を見たことありません。
意図的にヤスリで塗装を削って、エイジング加工しているものは
たまに見かけますが、、
今回、従来と違うペイントを採用した理由は、
おそらくこうではないでしょうか。
今回、M11のブラックペイントモデルは、従来のM10より20%の軽量化を実現しています。
約100gの減量です。
理由はトップカバー(軍艦部)が従来の真鍮からアルミニウムに変更されたためです。
てことは、ブラックペイントが剥がれてくると、
従来のライカの金色(真鍮色)のボディは現れことなく、白っぽいアルミ地金が見えてきてしまうわけです。
これは、ちょっとライカぽくない。
普通のデジカメと変わりません。
う〜ん、ちょっと購買意欲を削がれてしまいますね。
軽いは正義。わかります。
でもライカの真鍮のずっしり感と
使い込むほどにペイントが剥がれ真鍮の地金が見えてくる高揚感は、育てるカメラでもある
ライカのアイデンティティでもあったはずなんだよなあ。
次は裏面も見ていきましょう。
デザインはほとんど変わらず。LEDの位置が変わったくらい。
ボタンも3つのまま。美しい。
ライカって、削除ボタンにゴミ箱マークがないんですよね。
理由は、美しくないから。
美しいカメラにゴミ箱の絵はないだろ?って。
そういうライカの感覚、好きです。
そして、最大のM11のデザインの画期的な点は
底面ですよ。底面。
ライカが100年ぶりの変革といってもいいくらい
思い切ったことをやってくれました。
沈黙してしまうほど、センセーショナルな変更です。
そうです。裏蓋がない。。
まるでQ2です。。
確かに、バッテリーへのダイレクトアクセス、
USB-Cの導入は素晴らしい。便利ですよ。
でも、あまりに普通のデジカメ感すごい。うーん、自分的にはざんねん。
フィルム時代からの遺物かもしれないけれど、
ライカ使いは裏蓋を外す手間は惜しまないんだよね。
儀式みたいなもんだから。。
ちょっとこれは見た目がイマイチな気がする。。。
例えば、サファリや、限定色が出た時、
それに合わせた色のバッテリーは、発売されるのだろうか、、
本体が限定モデルでも、スペアバッテリーはレギュラーカラーとかだと
見た目もチグハグ感出てしまいますよね。。
そのへんのケアはライカに期待したいところです。
そんな感じで、色々と書き綴ってみましたが
まあ、色々新しいものが出ると、批判もあるのは世の常。
嬉しいことは、ライカは前に進んでいるということ。
M11は間違いなく、今後のライカのニューノーマルになっていくのでしょう。
僕も、M11はもしご縁があれば手に入れてみたいです。
そして、手元にあるM10-RとM4のブラックペイント。
こいつを愛しい相棒として
末長く大事に使っていきたいと思います。
今後、M10-Pの中古相場が高騰しそうな気がするのは僕だけでしょうか、、
それでは、また。