皆様こんにちは。

 

この記事を書いていて

 

とあることを思い出したのですが

 

その昔、わたしが20代の頃

 

家がまだ貧乏から

 

抜け出せないでいた時期に

 

某ネットワークビジネスに

 

しつこく勧誘されまして

 

集まりだけ顔を出していたことが

 

あるんですね。

 

 

 

そのとき、リーダー格のような人物が

 

わたしに「一番幸せを感じる瞬間は何か?」

 

と聞いてきたので

 

「ごはんですよ(例のご飯に乗せて食べる

海苔の佃煮、当時のわたしの大好物)

が冷蔵庫に残ってたとき」

 

と正直に答えたら

 

「そんな小さなことで

満足してたらお金持ちになれない」

 

と説教されたんですね。

 

その人いわく

 

お金持ちになるには

 

世界旅行を夢見て

 

大きなお屋敷に住むことを夢見ることで

 

それが手に入る分のお金が集まってくる

 

というよくある自己啓発の

 

お話をされて

 

「夢を友達と語り合いながら

お金が入ってくるから

このビジネスをやるべきだ」

 

と説得されたりしましたが

 

結局わたしには

 

そもそも友だちがいなかったので

 

勧誘の仕事は無理だと思い

 

お断りをしました。

 

 

それに

 

「ごはんですよ!を食べるのが

こよなく幸せ」

 

と思ったままでは

 

お金持ちになれないと

 

言われた理由が

 

なんど考えても

 

まったく理解できませんでした。

 

 

なぜか

 

お金持ちの人たちだって

 

ごはんですよ!を

 

食べる時が幸せな人がいるに違いないと

 

根拠なく信じてましたし

 

 

小さな幸せを感じられなかったら

 

大きな幸せも

 

感じられないんじゃないかということは

 

未熟ながらにうっすらと

 

わかっていたような気がしました。

 

 

その後、いろいろな勉強をし

 

わたしなりに結果を出して

 

貧乏な状態からは

 

かろうじて脱出したあと

 

 

ようやくあのときされた話って

 

その人の解釈が

 

ちょっと浅すぎたんだろうな

 

ということが腑に落ちました。

 

確かにごはんですよ以外の幸せを

 

知ることは良い事です。

 

故佐藤富雄先生の講座でも

 

非日常な世界を体験することで

 

豊かさの幅が広がることも学び

 

実践もしました。

 

 

憧れの富雄先生のように高級ホテルが

 

定宿になる生活が

 

できるようになったのは

 

そういう世界を知ったからです。

 

 

でも、それはもともと

 

ごはんですよ!で喜べる

 

感性があったからこそ

 

非日常の素晴らしさにも

 

感動できたわけで

 

 

もしそういう小さなことで

 

喜べる感性が育っていなかったら

 

たとえ一流ホテルで食事をしても

 

そこで最高のおもてなしをうけても

 

感動の仕方がわからないんじゃないかなと

 

思うのですよ。

 

 

小さなことで喜べる感性は

 

貧乏だろうがお金持ちだろうが

 

自分の感性を育てようと思えば

 

ちゃんと育つものだと思います。

 

 

うちは幸い父も母も

 

感性が豊かな人で

 

(だからこそ不安定になったときは

酷かったですが)

 

とくに母が精神的に安定しているときは

 

貧乏生活ながら

 

季節の野草を採ってきて

 

おいしいものをこさえてくれたり

 

いとこたちからのおさがりの洋服に

 

ちょっとした飾りを

 

縫い付けてくれたりして

 

いちいち「美味しいね」「可愛いね」

 

「春は風の匂いがお花だね」

 

「夏は暑いけど空の色がきれいね」

 

といった言葉を添えて

 

小さな幸せを味わうことを

 

教えてくれていたように思います。

 

 

実家の場合

 

のちにちゃんと

 

経済状態が回復したのも

 

 

わたし自身の経済に関しては

 

ありがたい状態が続いているのも

 

どんな状況の中でも

 

小さな幸せを感じ続けるという

 

習慣があるからだと思います。

 

 

本当に豊かな人は

 

心がいつも豊かであるというのは

 

これ真実だと思います。

 

 

皆様も小さな幸せをたくさん

 

感じられるよう意識を持ち続けてみてください。

 

それがちゃんと必要なタイミングで

 

大きな豊かさを運んできてくれます。

 

 

それでは皆様

 

このあとも素敵な午後を

 

お過ごしくださいね。