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絵本と手作りの店 童家(わらべや)

母と娘で着せ替え人形を手作りしています。
かつては娘(私みねたま)の3歳の誕生日プレゼントに母が作ってくれたルルちゃん。
三児の母になったみねたまが、ルルちゃんの服を作り、念願のお店販売!
制作や、イベントなどなどブログでも皆さんに知っていただきたいです。

こんにちは!みねたまです。


 先日、久しぶりに映画を観に行ってきました。

「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」
という映画です。

この映画を観たいと思ったきっかけは、ネットニュースでした。

“世界で一番貧しい大統領 ホセ.ムヒカ 政治家を引退“ 
このようなタイトルの記事だっと思います。
インパクトのあるタイトル。

世界で一番貧しい大統領ってどうゆう意味?

興味をひかれ記事を読み、この映画のことを知りました。

静岡では静岡シネギャラリーという映画館で11月13日〜26日まで上映しています。


シネギャラリーは小さなシアターですが、上質な映画に出会える映画館です。

休日に1人でちょっとお洒落して映画鑑賞してきましたよ〜照れ


映画はドキュメンタリーで、ムヒカ本人と、この映画の監督田部井氏との交流から始まる。

“2010年から5年間、南米の小国ウルグアイの第40代大統領を務めたホセ.ムヒカ。
彼は収入の大半を寄付し、公邸に住むことを拒み、愛妻と愛犬と共に小さな農場で質素な暮らしを続けている。そんな姿から敬意を込めて
「世界で一番貧しい大統領」と呼ばれた。
 
ムヒカの名を世界に知らしめたのは2012年にブラジル、リオデジャネイロで開かれた国連持続可能な開発会議での名スピーチ。
先進国の大量消費社会を強く、しかし優しい口調で批判。彼の言葉はたくさんの国の言葉に翻訳され、世界中の多くの人々に影響を与え、日本では「世界で一番貧しい大統領のスピーチ」(汐文社)という絵本になり、ベストセラーを記録した。
ムヒカのスピーチに大きな影響を受け、取材を重ねることから始まったムヒカと日本人若手監督の不思議な交流。
ムヒカが日本に贈ってくれた、溢れるほどの愛に満ちた感動のメッセージの数々は、これからを生きる私たちの道標となるだろう。
(映画の公式HPより)“

映像で流れるムヒカはとても穏やかで可愛らしいおじいちゃん。
彼の若き日の姿とは想像もつきません。
若き日のムヒカは荒ぶる情熱の塊のような青年でした。
でもムヒカの情熱と信念は歳をとっても変わっていません。

彼の思想は、基本的には社会主義です。

国際会議で、彼はこんなスピーチをしました。

 
人類がこの先、地球の自然と資源と調和しながら生きていくには、貧しさをなくすにはどうしたら良いのか?

もしも、インドの人たちがドイツの家庭と同じ割合で車を持ったらこの地球はどうなるでしょう?
私たちが息をするための酸素がどれだけ残るでしょう?


人はより豊かになるために、働きお金を稼ぎ、欲しいものを手に入れようとする。
でもその暮らしは、本当に豊かでしょうか?

水不足や環境の悪化が今ある危機の原因ではないのです。本当の原因は、私たちが目指してきた幸せの中身にあるのです。
 
今、目の前にある危機は、地球環境の危機ではなく、私たち人間の生き方の危機です。
見直さなくてはならないのは、私たち自身の生き方なのです。


私たちは、発展するためにこの世に生まれてきたのではありません。

幸せになるために、生まれてきたのです。

人生は短く、あっという間です。
そして、命よりも大事なものはありません。

あくことなくものを手に入れ、ものを作り続けることが今の社会を動かしています。
もしこの動きがストップしたら、お金の流れがストップします。すると不景気という妖怪が一人一人を襲うでしょう。
しかし、襲っているのは、欲深さの妖怪なのです。買い続けるために、もちの悪いものをたくさん作り、売り続けなければなりません。
 
私たちの生き方はこのままで良いのでしょうか?
 
賢人は言いました。

「貧乏とは、少ししか持っていないことではなく、無限に欲があり、いくら持っても満足しないこと。」

と。
家、車、生活、手に入れたものの代金を払って払って払って、気がつけば老人になり人生が終わっていくのです。

社会が発展することが、幸福をそこなってはなりません。
人と人とが幸せな関係を結ぶこと、
子供を育てること、
友人を持つこと、
地球上に愛があること___

幸せこそが最も大切な宝です。
人類が幸福であってこそ、より良い生活ができるのです。





こんなスピーチができる政治家がこの世界にどのくらいいるでしょうか?


権力や利権に溺れることなく、自分を見失わず政治家としてやれることをやってきたムヒカ。



今、私ができることはなんだろうか?


つまり私が幸せに心が満たされるのはどんな生活?


娘や息子が時々遊びに来て一緒にご飯食べて話して、デザートを食べている時。

末っ子の友達が家に遊びに来て、楽しそうにゲーム大会してるのを見てる時。

1人でお洒落して映画鑑賞に行った時。

美味しい新作のおかずができた時。
それを美味しいって言ってもらえた時。

猫が夜布団に入ってくる時。

熱いお風呂に肩までつかった時。

・・・・・・


日常のなんてことない些細な幸せが、私の幸せ。

じゃあ、地球のためにできること。

エコバッグを使うこと。

シャワーを出しっぱなしにしないこと。

買い物は週に2回。買ったものは使い切る。

服は気に入ったものしか買わない。妥協しない。

なるべく徒歩で通勤する。


日常生活の中ではこのくらいしか実践してない。



こんなんでいいのかしら?


問うても答えは出ない。


でもムヒカの絵本は迷わず買いましたニコニコ


ぜひ読んでみてください。



ではまた。