【 タンタラコゴブリン 】
突き出した長い下がタラコの様に見える事からこう呼ばれる
温暖化につれて徐々に顔は原型を失っていき今のグロテスクな顔が世間一般の認識となった
2010年4月9日 タンタラコゴブリン♀の最後の生き残りが死亡
同年4月10日 ゴブリン協会は「主に横浜市都筑区で目撃され自分のことを"わたり"と名乗るゴブリンがタンタラコゴブリン最後の一匹である」と発表した
そのグロテスクな顔とタンタラコゴブリンの特徴でもある韻を踏みながらの挙動不審な言動、これにより交尾相手を見つけるのが困難になったことが絶滅寸前の状況を作った原因とされている
この事態を重く見たゴブリン協会は2012年5月13日に開いた会見で「昨今の汚染された環境はゴブリンに深刻な悪影響をもたらしている。最早タンタラコゴブリンが自然の中で生活するのは不可能に近い」と述べ協会で保護することが決定された
普段は気性が荒く近づくものには容赦無く韻を踏みながら罵声を浴びせるが食べる物が無く弱りきっていたタンタラコゴブリンは容易に捕獲された
「捕獲され怯えているタンタラコゴブリン」
しかし協会の努力も虚しく同年9月9日、小屋のベッドに座ったままの状態で息を引き取っているのが確認された
死亡状態が座ったまま性器を握っていたこと、またその性器の状態から死因は過度なマスターベーションによるテクノブレイクであるとされている
絶滅種と認定されるのは過去50年間存在が確認されなかった時と定められているので正式な認定はされていないがゴブリン協会は「タンタラコゴブリンが生き残っている確率は0%に等しい」と述べほぼ絶滅とみて間違いないと述べている
尚、地球上最後のタンタラコゴブリンであるとされていた「わたり」は死亡した時と同じ状態のまま剥製にされゴブリン協会に飾られていたが批判や抗議の電話が殺到した為わずか2日後に処分された