カットウィッグとは、美容師さんがカットの練習に使用する髪があるマネキンの事です。値段が高騰しているのは、髪を売る人が減ったこと、日本以外の国でもカットウィッグが使われるようになったなど、様々な理由があるそうです。
こんにちは、美容ディーラー 株式会社レボ ソリューション室の大山和彦です。
気になったので、美容師さんがスタイリストになるまでいくらかかるか計算してみました。
私の分かる範囲ですので、間違っているかもしれません。その際はご容赦ください。
今回は4年でスタイリストになると仮定します。
私は、美容師さんの給料はもっと高くなるべきだと思うのです。
美容学校を卒業して、アシスタントとして働きながら、スタイリストになるまで、早くて3年、長いところは5年必要とも言われてます。
今回は4年でスタイリストになると仮定します。
美容室の営業日数を月25日として、土、日曜を除いて月に17日練習するとします。営業終了後3時間練習するとして月に51時間、年間612時間、4年間で2448時間練習している事になります。これを時給に換算すると、東京都の最低賃金は¥888ですから、練習時間に働いて収入を得たとすると、なんと¥2,173,824となります。
さらに、最初の1年間はアシスタントとしての業務が優先されるので、2年目からカットの練習を始めたとして、1日1スタイルカットして、3スタイルでカットウィッグは使えなくなるとして、月に6台カットウィッグを消耗すると、毎月¥30,000、年間¥360,000、3年で¥1,080,000。
つまり、スタイリストになるまでに、練習時間とカットウィッグだけで、
¥3,253,824
かかる計算になります。
社会人になって、一人前と呼ばれるようになるまで、これだけお金がかかる職業ってあるのでしょうか。
これは単純に予測出来るお金を計算しただけです。美容師さんは、他にも接客やファッション、一般常識などにも精通しなければならない。
私は、美容師さんの給料はもっと高くなるべきだと思うのです。
その為には、急には無理でも料金を上げていく必要があるのですが、値上げは厳しいのが現状です。
なかなか一般の方に知られる事のない、美容師さんがスタイリストになるまでのお金の話しですが、「こんなにかかっているんだ!」と思って頂ければ嬉しいです。
追記
人により、もっと勉強をする場合もありますし、美容師さんはスタイリストになってからも練習を続けます。美容師さんで楽してる人はいないと断言します。
さらに、夢を実現させて幸せを掴んだ美容師さんをたくさん知っています。
美容師さんならどなたでも。