靴箱を掃除していたら
新品のランニングシューズが出てきました。

茶色のシューズ。






走ろうと思って買ったのに
履くこともなく1年間眠っていた靴。

どうしてあんなに好きだったのに
走らなくなったんだろう。


学生の頃、
ハンドボールを本気でやっていた頃、
わたしは走ることが大好きだった。

背は低かった。
足も早くなかった。
ボールだってまともに握れなかった。

だけど、持久力だけは自信があった。


走り出すと世界がゆっくり早送りされて
どんどんスピードが上がっていく。
知らない世界が広がって
いつも走ってる時は「無」になれた。

自分の理想の姿を思い描いて
夜も朝も走り続けてた。


走り出すと苦しい呼吸も心地よくって
周りの景色が勢いよく流れていくのが
気持ちいい。



でも、そんな気持ち、この5年間
忘れていたんです。





家族と過ごす日曜日。
今までわたしだったら家族と居たいからを
言い訳にして
走ろうだなんて思わなくなっていた。


でも、なんか今日は違ったんだ。




走ろうと思った。
10分でもいいから、走ろうと思った。

いま走らなくちゃ、また走らなくなると思った。



5年間の間にいろんなことがあったから
体力なんて自信かったけれど
シューズを履いて家の前の公園を走り出した。


もうしばらく運動なんて本気でしていなかったから
すぐ息切れしちゃうかと思ってたけど

お気に入りの
「家入レオ」のshineを聞きながら
走り出したら、不思議なぐらい
足がどんどん前に進んでいく。

無意識のまま、どんどんスピードが上がっていく。


走ることの楽しさを思い出したんです。


忘れていた、
わたしは今でも走れるんだ。






You can shine

立ち止まるのは いつでもできる もっと
高い壁だって 乗り越えられる 君ならできるから
Tachidomaru no wa itsu demo dekiru motto
Takai kabe datte norikoe rareru kiminaradekiru kara

You can shine

つまづいたその手に掴んだ未来は
そう永遠に 輝きながら 転がり続けるよ
Tsuma dzuita sono te ni tsukanda mirai wa
Sou eien ni kagayakinagara korogari tsudzukeru yo

Credit: Leo Ieiri (家入レオ) - Shine Lyrics | KINGRPG