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→シリコンは無害・安全の超素材?~シリコーンを徹底解説~
「シリコーン」についての話は美容コラムではしていましたが、
ヘアケア関連の記事としては扱っていませんでしたね。
美容コラムでのシリコーンのネタはどちらかと言うと
・シリコーンは悪いものなのか?
・ノンシリコンシャンプー関連の歴史的考察
・ノンシリコンシャンプーの問題点
みたいな話をしてきましたね。
ここでは実際にヘアケアを考慮に入れた場合、
「シリコーン」という物質を利用する手法などを解説していきます。
まずはしばらく前に有名になった
「ノンシリコンシャンプー」
についてのかずのすけ的な分類をお伝えしておきます。
◎「ノンシリコンシャンプー」は2種類ある!?
一般的には、
シリコーンが入っているシャンプー:『シリコンインシャンプー』
シリコーンが入っていないシャンプー:『ノンシリコンシャンプー』
というふうにシャンプーは二つに大別される風潮がありますね。
むしろ一般の方の中には
ほとんどのシャンプーは基本的にシリコーンが入っていて、
ノンシリコンシャンプーは特別なものだ…
くらいに考えている人がいます(-_-;)
ただこれはちょっとおかしな考え方で、
シリコーンが入っているシャンプーは
市販の安価なシャンプーか低品質なサロンシャンプーくらいのものです。
普通にまともなシャンプーを作っているメーカーは、
シャンプーにシリコーンなんて入れませんよ。
じゃあその「まともなシャンプー」が、『ノンシリコンシャンプー』なのか?
というと…
これもまた違います。
実は
『シリコーンを入れるか入れないか』
でシャンプーの優劣を判断することは厳密には出来ません。
かずのすけの考え方で言えば
シリコンインシャンプー→ほぼ低品質
は確定ですが、
ノンシリコン(シリコーンが入っていない)シャンプーに関しては、
・まともなシャンプー
・シリコンインと同列かそれより問題があるシャンプー
の2つに分類できるのです。
ノンシリコンシャンプーだから良いんだ!
という風に安直に考えてシャンプーを購入してしまうと、
それはかなり問題があるシャンプーの可能性もあり得るということです。
◎シャンプーにシリコーンを配合する理由
シリコーンの化学的性質については
→シリコンは無害・安全の超素材?~シリコーンを徹底解説~
にて既に解説しています。
シリコーン自体が毛穴に詰まってハゲるとか
毛髪へのダメージソースだとか
色々な悪評が立っていましたがそんなことはありません。
シリコーン自体は安全で安心の油性成分です。
そしてシャンプーにシリコーンを配合するのは
洗浄中後の摩擦を軽減して、
シャンプーだけでサラサラの質感を演出するためです。
→シリコンはなぜ嫌われる?
ある意味では摩擦軽減を補助するシリコーンは、
シャンプーに配合することで髪へのストレスを軽減できる
ということになりますね。
つまりシリコンはそこまで悪いものではない
(むしろ良い成分?)
くらいに考えてもおかしくないのかもしれません。
それなのになぜかずのすけは
シリコンインシャンプー→ほぼ低品質
と断じるのか…。
それは
そもそもシャンプーにシリコーンを配合する必要があるのは、
主成分として使用している洗剤の品質が悪いからです。
◎洗剤の品質が良ければシリコーンは要らない!
現在一般的に市販のシャンプーとして利用されている洗剤は、
・ラウレス硫酸ナトリウム
・オレフィン(C14-16)スルホン酸ナトリウム
・ラウリル硫酸ナトリウム
などの強アニオン性の界面活性剤です。
これらの洗剤は水中で多量のマイナスの電荷を生じるため、
洗髪中後に髪が強力にマイナスに帯電し
その結果強い摩擦を生じて軋みや絡まりを助長します。
なぜこの洗剤が頻繁に使われるかというと、
大量生産されていて安価に仕入れが可能だからですね。
大企業はこういった安い洗剤を使ったシャンプーでも
問題なく使用できるようにするために、
潤滑剤の「シリコーン」を配合することでその摩擦軽減を果たしたのです。
しかし実際には
・アミノ酸系界面活性剤
・両性界面活性剤
・カルボン酸由来の合成洗剤
などの水中でそれほど強力な負電荷を放出しない洗剤であれば
洗髪中に毛髪を過度にマイナス帯電させないため
大きな摩擦は生じません。
つまり
洗剤の品質が良ければ
はじめからシリコーンを使用する理由など無いのです。
逆を言えば、
『シャンプーにシリコーンを配合する』
ということは
『洗剤の品質が悪い』
ことをそれだけで示しているに他ならず、
『洗剤の品質が悪い』ということは、
結果として
『シャンプーとしての品質が悪い』
と評価できるということなのです。
◎『ノンシリコンシャンプー』の主洗剤は…?
さて、
このロジックさえ押さえてしまえば
市販に溢れる
『ノンシリコンシャンプー』
が優れたシャンプーであるかどうかは
判断するのはさして難しい話ではありません。
主洗剤として強アニオンの洗剤を用いているのであれば
当然摩擦が生じて髪に対して刺激となります。
つまり市販レベルのシャンプーから
ただ単にシリコーンを抜いただけのシャンプーは、
むしろ髪へのストレスをさらに生じてしまうのです。
このような洗剤の品質はそのままで
ただ単にシリコーンを抜いただけのノンシリコンシャンプー
はシリコンインシャンプーよりむしろ問題のあるシャンプーと言えます。
さらに、
→軋む?臭う?ノンシリコンシャンプーの是非
でも解説しているように
低品質洗剤の軋み感を緩和する為にシリコーンの代わりに
天然油脂などを用いているものもあり、
臭いの原因になるなどの問題もあります。
こういった低品質の洗剤を用いたシャンプーは、
ノンシリコンだろうとシリコンインだろうと
評価は当然低くなるので、
『ノンシリコンシャンプー』
だからと言っていいシャンプーだとは言えないわけです。
つまりこういった
『低品質の洗剤をベースにしたノンシリコンシャンプー』
イコール
『シリコンインと同列かそれより問題があるシャンプー』
と言えるわけですね!
まぁ当たり前と言えば当たり前なのですが…(^_^;)
ちなみに
強アニオンの洗剤は
カラーやパーマなどケミカルダメージを受けた髪に刺激があります。
(強力なマイナス電荷自体がダメージ要因です)
健康毛であれば問題ありませんが、
ダメージを受けた髪には摩擦軽減した状態でも
さらにダメージを促進する原因となります。
(このあたりの話は少々難しいのでまた今度に)
対して
シリコーンを入れる必要が無いシャンプー
というのは
主成分として使用する洗剤を厳選しており、
少々お値段が上がってはしまいますが
ダメージヘアにも刺激を与えず洗髪が可能です。
サロン専売品や市販でも少々お高めのシャンプーでは
こういったタイプのシャンプーもありますから、
真剣にヘアケアを考えているのであれば
『ノンシリコンシャンプー』
としてはこういった類のものを選ぶほうが良いでしょうね!
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