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さて、
もう【8月】…夏真っ盛りですね!
夏の行楽シーズンでもありますので、
家族で海水浴やキャンプ、バーベキューなどを楽しまれる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし『夏』と言えば・・・
「強い日差し」
が大~きなネックですよね・・・(^_^;)
当ブログでも何度も扱っているように、
「日差し」に含まれる【紫外線】は
肌に炎症を引き起こし、
有意に老化を促進することが分かっています。
→「お化粧」はするべき?~紫外線と肌老化について~
紫外線の肌への悪影響はすでに多くの研究で明らかにされており、
今や悠長に
「日焼けってカッコイイ!」
なんて言っている場合ではなくなったのです…。
そこで化粧品メーカー各社では、
毎年たくさんの「日焼け止め」が商品化されています。
最近では
「スプレータイプ」の日焼け止め
なんかが商品化されたりしていますね!
(これについての詳細はまた別にしますが)
とにかく、
毎年様々な種類の日焼け止めが発売されているので、
消費者は
どれを選んだらいいか
はっきり言ってよくわからないのではないかと思います。
特に敏感肌の人の場合、
適当なものを選ぶと一気に肌がヒリヒリ赤くなったりしますから…
詳しい成分の良し悪しまではわからなくても、
とりあえず明らかに刺激になるようなものを避ける為の方法くらいは、
知っておきたいところですよね!
そこで、
今日はかずのすけ流
『敏感肌用日焼け止めの見分け方』
をお伝えしたいと思います(*^_^*)
◎『紫外線吸収剤』は避けるべき?
紫外線を防御する為の成分としては
『紫外線吸収剤』
と呼ばれるものと
『紫外線散乱剤』
と呼ばれるものがあります。
紫外線吸収剤は紫外線を吸収して、
それを熱エネルギーに変換して外部に放出する成分です。
対して紫外線散乱剤は、
紫外線をそのまま反射して散乱させます。
詳しくはまた別の記事で扱いたいですが、
紫外線吸収剤は『エネルギーを外部に放出する』という特性上、
どうしても刺激に働く側面があります。
なので、
市場では紫外線吸収剤を配合しない日焼け止めが
「肌に優しい日焼け止め」
として注目されているようです。
ちなみに
このように紫外線吸収剤を配合しないことを、
『ノンケミカル』
と呼ぶのでしたね。
→「ノンケミカル」の大誤解!~化粧品にノンケミカルはありえない~
しかし、
実際のところ紫外線吸収剤の放出熱による刺激というのは、
皆さんが懸念するほど強力なものではありません。
(水分を奪って乾燥を助長してしまうのはネックですが)
そもそも吸収剤は紫外線に当たりさえしなければ
肌に負担を与えることはありません。
(紫外線を吸収しなければエネルギーを放出しないからです)
紫外線は場合によっては当たって数分で皮膚が炎症を起こします。
それを的確に抑えることができる吸収剤は、
紫外線に弱い肌にはある意味必要不可欠の成分とも言えます。
(散乱剤だけでは十分な日焼け止め効果を得られにくいので…)
もちろん日差しが弱い時は
吸収剤の入っていないものか少ないものを選ぶのがベターですが、
日差しが強くなれば吸収剤入りのものの方が
紫外線の影響と兼ね合わせるとかえって低刺激となる場合があります。
僕が思うには、
紫外線吸収剤フリーじゃないと絶対ダメ!
というのはちょっと早合点がすぎるのではないかな?
と感じています。
実際に色々と使用してみても、
紫外線吸収剤が入っているからと言って
肌が荒れるというわけではないのは経験上確かです。
なので、
この点は日差しの強さや使用感などを考慮しながら考えるべきであり
特に率先して避けるべきポイントではないのではないかと思います。
◎「サラッとタイプ」には注意!
特にボディ用にも使えるというタイプの日焼け止めに多いですが、
『汗をかいてもベタつかない!』
というタイプの日焼け止めには注意が必要です。
必ずしも全て…
というわけではないのですが、
こう言ったタイプの日焼け止めは高確率で
「エタノール」
が多く配合されています。
まず
・お酒が飲めない人
はこういう化粧品には注意が必要です。
さらに敏感肌の人も、
エタノールが高配合になっている日焼け止め
は避けたほうがいいです。
以前化粧水の項でも紹介しましたが、
→エタノール化粧水で乾燥する…?
エタノールはサラッとした質感を演出し、
浸透感があるように見せかけることができますが
成分そのものの一次刺激もそれなりであり
さらに乾燥を助長してしまうというデメリットがあります。
なので敏感肌の人は付けてすぐにヒリヒリを感じる…
というタイプの日焼け止めは、
この手のものである可能性が高いです。
◎「ジェルタイプ」の日焼け止めにも注意!
これも全部がそうとは言い切れないのですが、
『ジェルタイプ』
の日焼け止めにも注意が必要です。
こういうタイプの日焼け止めによく配合されがちなのは、
先程も注意喚起した「エタノール」と、
「DPG(ジプロピレングリコール)」
です。
これもサラッとした質感のジェルを作る時に使われる
粘性のアルコール基剤ですが、、
敏感肌の場合には刺激になってしまう成分でもあります。
伸びの良いテクスチャーで使い勝手は良いのですが、
その分肌荒れを助長しかねないデメリットもあるように思います。
◎「オーガニック系」も敏感肌には大敵!
「オーガニック」はお肌に優しい…
なんてよく言われがちですが、
これは大きな誤解です。
→「敏感肌」と「オーガニックコスメ」
オーガニック系の化粧品によく使われがちなのは
「植物エキス」や「精油」
ですね。
こう言った成分は消費者への印象は良いですが、
実際には色々なリスクを抱えた成分でもあります。
→植物エキスとエッセンシャルオイル②
特に「精油(エッセンシャルオイル)」なんかは
肌への刺激やアレルギーの懸念が増えますので、
何種類も配合されているものは敏感肌でなくてもオススメしにくいです。
日焼け止めはついつい使用量が増えてしまうものです。
なので
オーガニック系で精油や植物エキスが大量に加えられているもの
も避けたほうが良いでしょう。
◎敏感肌には「クリーム」や「乳液」がオススメ
ジェルやウォーターなど、
テクスチャーを水っぽく作っている日焼け止めは
どうしてもベース剤が刺激のあるものになりがちです。
しかし
紫外線吸収剤や散乱剤を分散させるには、
『シリコーンオイル』
(ジメチコン・シクロペンタシロキサンなど)
を使うのが特に安定化させやすいことが知られています。
シリコーンはオイルですから、
これがベースとして配合されるとなると
クリームor乳液
という形状になります。
↑このように成分の構成が、
エタノールやDPGから始まらず、
「シクロペンタシロキサン」などのシリコーン系成分から始まります。
シリコーンは人体への刺激や毒性などはほとんど無いので、
非常に安全に使用できる基剤です。
→シリコーンの安定性について
またシリコーンの種類を『シクロ(環状)タイプ』など
皮膜力の強すぎないものにすれば
使用感もベタつかない良好なものを選ぶこともできるでしょう。
さらに
『アルコールフリー』(エタノールフリー)
の表記があるものであれば、
つけた時の単純な刺激はかなり緩和できます。
「お子さんでも安心して使える!」
というタイプのものには、
このようなものが多いのではないでしょうか。
◎敏感肌でも日焼け止めは絶対塗るべき!
「敏感肌だから日焼け止めが濡れない・・・」
というふうに思い込んでいる人もいるかもしれません。
ですが紫外線の驚異は敏感肌でもそうでなくても
平等に降り注いでいるのです。
日焼け止めを塗るリスクと日焼け止めを塗らないリスク、
将来的な光老化などの側面を考慮すると、
やはり僕は後者の方がリスクが大きいと思います。
だからと言って塗ったそばからヒリヒリする日焼け止めは
そりゃあ塗りたくないですよね…(^_^;)
しかし敏感肌だからと言って、
全ての日焼け止めが合わないわけではありません。
上記のようにいくつかのポイントに注意すれば、
限りなく低刺激の日焼け止めを見つけることも可能です。
もちろん日焼け止めには
『SPF』や『PA」などとの付き合い方など、
少し難しい側面もあるにはありますが…
まずは自分に合った日焼け止めを見つけていくことが先決です。
もし日焼け止めの選び方に困った時は、
今回の記事のポイントを思い出して選んで見て欲しいと思います。
それでは長くなりましたが、
・吸収剤の有る無しにはこだわる必要は無い
(日差しの少ない時は吸収剤フリー推奨)
・エタノール(ウォーター系)は避ける
・DPG(ジェル系)も避ける
・オーガニック系(植物エキス&精油)にも気をつける
・シリコーンオイルなどが主成分の乳液やクリームを選ぶ
以上が『敏感肌用日焼け止め』を選ぶコツとなります!
ぜひ参考にしてください!(^-^)/
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