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敏感肌ケア化粧品としてとても人気のIHADAですが、
昨年12月の末頃に美白ケアラインである【薬用クリア化粧水&乳液】が新発売していて、大変人気ですね!
化粧水や乳液の解説はしばらく後に動画でお話したいなと思うのですが、
今日はかねてから人気を博している
【IHADA薬用バーム】と【IHADA薬用クリアバーム】の違いについて解説していきます!
◎IHADA大人気の2種類のバーム、何が違う?
「敏感肌ケア用のバームといえばIHADA!」
と言っても過言ではないくらい、SNSで見かけない日はないIHADA薬用バーム。
現在2種類が発売されていて、
「IHADA薬用バーム(通称:保護バーム)」と「IHADA薬用クリアバーム」の2つです。
なんとなくイメージとして「保護バーム+美白効果=クリアバーム」という印象を持っている人が多いかもしれません。
実は最近まで僕もそのように思っていました🙂
「成分ほとんど一緒で美白成分足しただけなのかな~?」と…
しかし実際に使用感や成分を比較してみると、
かなり重要な違いがあることに気づいたので解説していきます。
◎【IHADA薬用バーム(保護バーム)】の成分と使用感について
こちらがIHADAの薬用バーム(保護バーム)。
使用感を先に見ていきますが、こちらは↓のような半透明のバームになっています。
見た目はあまり精製度が高くないワセリンに近いかなと思います。
(生成度の高いワセリンはかなり透明度が高い)
指ですくうとこんな感じ。
実際に手の甲に塗ってみます。
体温でとろけてお肌に馴染んでいきます。
伸ばすとかなりツヤ感が出るのが分かると思います。
オイルのテカリというよりは、何らかの粉体による艶めきに見えます。
そこで成分をチェックしてみると、
医薬部外品になっていて、
肌荒れ防止成分の「グリチルレチン酸ステアリル」が配合されていますね。
有名な抗炎症成分(グリチルリチン酸2K)の油性バージョンです。
ベース成分はスクワランがメインで、さらに「ワセリン」が配合。
さらにその他のテトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット、αオレフィンオリゴマー、パルミチン酸デキストリン…と、
ほぼすべての成分が「油性成分」で構成されていますね。
医薬部外品なので省略して書いている可能性もありますが、
使用感的にもほぼ水が入っていない製品であることがわかります。
界面活性剤などもほとんど不要なので、
シンプルな成分でとても低刺激に構成されています。
お肌が敏感なときにも頼りやすいです!
さらに成分の最後尾をご覧頂くと、
「酸化チタン」という成分が配合されています。
これは紫外線散乱効果もある白色の粉体なのですが、恐らくこちらが先程の艶めきの正体です。
◎【IHADA薬用クリアバーム】の成分と使用感について
次に「薬用クリアバーム」を見ていきます!
値段が保護バームより300円くらい高めに設定されているのですが、
こちら一応デザインは違うものの、
かなり似ているのでよく見ないと間違えて購入してしまいそうですね😅
しかし製品特徴は実はかなり異なっていて、
まず見た目の違いとして
薬用クリアバームは半透明ではなくほぼ完全に真っ白のバームです。
これは本当に「バーム」なのでしょうか…?
指ですくった感触も、バームというよりは硬めのクリームのような感触です。
先程の手の甲の左側に塗っていきます。
塗り伸ばすと、かなり似たような感じになりまして、
ご覧のように保護バームと似たようなツヤ感があります。
少し遠目からみると、塗った後の状態では見分けはつかないです。
次に成分のチェックです!
こちらの有効成分は「トラネキサム酸」と「グリチルリチン酸ジカリウム」になっていますね。
こちらはトラネキサム酸が美白効果の有効成分、グリチルリチン酸ジカリウムが肌荒れ防止の有効成分です。
似ていますが、グリチルリチン酸ジカリウムはステアリルより効果が穏やかな成分。
トラネキサム酸を追加配合することで、美白(メラニンの生成を防いでシミを予防する)効果を訴求できるようになっています。
シミ対策したり、お肌の赤みやくすみケアなどもしたい場合は、
こちらのクリアバームの方がより効果的といえるでしょう。
しかし重要なポイントとして、
先程の保護バームは水が入っていなかったのに対して、
クリアバームは「精製水」がワセリンのすぐ次に配合されています。
つまり実はこのクリアバームは、
油分メインのバームではなく水分を含んだ「クリーム」なのです。
油分多めで質感を固く調整したクリームという認識の方が正しいでしょう。
これはなぜかというと、先程の美白成分「トラネキサム酸」は水溶性成分ですので、
オイルのみのバームには配合できないんです。
なのでどうしても水分を含んだクリームになってしまいます。
そのため、保護バームはオイル成分主体にかなりシンプルな成分構成であったのに対して、
クリアバームは質感調整のため成分の数が増えている印象です。
界面活性剤も多めに配合されていると考えられます。
またバーム状とはいえあくまでもクリームなので、
保護効果の高い油分をメイン構成としている保護バームと比較すると、
刺激からお肌を守る効果は低下していると予想できます。
さらに、成分の最後尾を見ると、
こちらも保護バームと同じように粉体が配合されているのですが、
これが「酸化亜鉛」に変更されています。
酸化亜鉛と酸化チタンは一見似たような白色粉体ですが、
実は酸化亜鉛は金属アレルギーだと合わない人がいたり、
皮脂を吸着して固める長所があるものの、毛穴がつまりやすいとこれがかえって肌荒れの原因となる場合も。
収斂効果で炎症を緩和するなどの働きから、亜鉛華軟膏などにも利用されていますが、
最近では酸化亜鉛がかえって肌トラブルの原因になっているというケースも聞きます。
もちろん配合量も少なめですし、問題なく利用できる人の方が多いので過度に忌避する必要はありませんが、
これまでで「酸化亜鉛が合わないな」という実感があった人はクリアバームには注意した方が良いでしょう。
◎IHADA薬用バーム比較…【保護バーム】VS【クリアバーム】まとめ
というわけでまずは保護バームのまとめ。
- 有効成分「グリチルレチン酸ステアリル」配合で抗炎症効果あり。
- 水をほぼ含まない、スクワラン・ワセリンなどをベースとした保護効果の高いバーム。
- シンプルな構成で低刺激、とても敏感肌向き。
- 酸化チタンを配合しており、ツヤ肌効果がある。
- トラネキサム酸配合で、抗炎症だけでなく美白効果も期待できる。
- 一見するとツヤ感のある使用感は保護バームと似ている。
- 実はバーム状のクリームで、保護効果は劣る。
- 成分の構成もやや複雑になっているので、敏感肌への優しさも低下傾向。
- 酸化チタンから酸化亜鉛に変更されえているので、酸化亜鉛が苦手な人は注意。
というわけで両者の特性が分かったかなと思います!
個人的には、
肌の調子が優れず、より敏感肌で肌に優しい方が良い場合や、酸化亜鉛が苦手な人は保護バーム、
酸化亜鉛が問題なく、肌荒れもそこまでではない状態で美白ケアやくすみや赤みトラブルケアがしたい人はクリアバームが良いかなと思いました!
大人気でAmazonとかは中々入手できなかったり、よく欠品になっているのですが、
(僕は資生堂公式のワタシプラスで購入しました!)
自分に合ったものを選ぶ参考にしていただけると幸いです!💡
では本日は以上です!😉
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