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これ、さっきTwitterで見た
ビオレの最新日やけ止めミストのCMなんですけど…
見ました？
シュッ ピタ…
って…。。。
いやいやいやいや
そんな量で十分な日焼け止め効果本当にあるの？？
ってなりまして。
これだけでなくとも日焼け止めスプレーってみんなどのくらいの量を使っているのかな？というのがちょっと気になってきました。
というわけで
急遽さきほど実験してみました。
この商品は品切れしていますし手元にないのですが、
ビオレのアスリズムの日焼け止めスプレーが手元にあったので
これで実験をしてみますね。
実験の全体はYouTubeで限定アップロードしたので、良かったらこちらを見てみて欲しいです。
（YouTubeにはまた別の機会にちゃんと解説する動画を上げたいと思います）
◎UV効果の検証方法について
検証方法はかなり簡単です。
用意しているのは
・日焼け止め２種類（アスリズムのクリームとスプレー）
・紫外線照射用のブラックライト（Amazon等で買えます）
・紫外線チェッカー（これもAmazonで買えます）
・A4クリアファイル
ですね！
これをこんな感じ↓でスタンドで固定して、大体同じくらいの紫外線が照射されるようにしています。
時間経過とかでちょっとずつ紫外線の強度が変化してしまうので完全に一定にはならないのですが、
だいたい1500μw/cm2くらいの照射量になっています。
このセンサー部分に、クリアファイルの切片を重ねると、
こんな感じで紫外線数値が変化します。
つまり、このフィルムに各日焼け止めを塗って重ねて、どのくらいの紫外線量になるかを見れば、大体の日焼け止め効果が視覚的に判断出来るというわけ。
（かずのすけオリジナルの簡易実験です。笑）
例えば、
まずはクリームタイプで検証してみます。
◎アスリズムの「クリームタイプ」の日焼け止め効果を見てみる
同じアスリズムのクリームタイプ。
SPF50+/PA++++で、数値上は非常に強力な日焼け止めです。
適量をまんべんなくのばします。
結構少なめに付けたつもりでしたが、フィルムが小さいためか実際量よりやや多めな感じになりました😅
UVライトを点けて、これを重ねてみると…、、、
ご覧の通り、紫外線量が１５８０→２５程度まで激減します。
これは計算上はSPF50以上の効果があることになります。
実際にSPF50+なので、数値通りですね。
（フィルムそのものが1.36くらいあるので、若干強化されてますが無視できる程度）
※一応概算値としてSPFを書いていますが、公の試験とは試験法も全く異なる（そもそも塗布量すら一定じゃない）し、あれは人の肌で実際に実験していますので、あくまでイメージと思って下さい。※
そんな感じで日焼け止めの効果を数字で視覚的に捉えることができますね😉💡
（紫外線チェッカーもブラックライトも安いので、簡単に同じ実験が誰にでもできると思います）
◎肝心の【UVスプレー】の紫外線防止効果を検証してみる
では実際にUVスプレーで検証しましょう。
使い方をしっかり確認します。
カチカチ音がするまでしっかり振って、
１０～１５ｃｍほど離してスプレーします。
適量がよくわからないのですが、
動画を確認してもらえば分かるように、
少なくとも「シュッ」ではない量を吹きかけています。
この範囲だけに付けていると考えると、結構多めのつもりでした。
しかしこれを乗せててみると…
さきほどのクリームタイプでは１５８０→２５程度まで激減したのに対して、
スプレータイプでは１５１０→が３１０になった程度でした。
ちなみにこれはSPF換算すると「５」程度です。
付けないよりはマシ、という程度の日焼け止め効果です。
「本来SPF50+/PA++++の日焼け止めにも関わらず、この効果はさすがに心もとなさすぎるのでは…。。。」
と思った皆様、違います。
これは「塗る量」が圧倒的に少ないからです。
◎日焼け止めスプレーを通常よりもしっかり塗ってみると…
先程のフィルムに再度重ね付けします。
動画でご確認頂くように、かなりの量を噴霧しています😅
全体的に白っぽくなっているくらいにはしっかり塗っていますね。
この状態で検証してみると…？
なんと紫外線チェッカーの値が「０」に😇
実はクリームタイプの日焼け止めももっと多く塗ると０になるんですけど、
つまりポテンシャル自体は十分強力な日焼け止め効果を持っているというわけです。
日焼け止めは一定の範囲に同じ量の日焼け止めを塗布した状態でSPF試験などをしていますので、
スプレーも日焼け止め試験をするときはクリームなどと同じ量使って試験しているんです。
なので同じSPF50+ならば、同じくらいの量を使わないと同じ効果は得られないということ。
しかしスプレータイプの剤形上の利点から、
どうしてもひとつの部位にとどまってじっくり噴霧ってことはあまりしないために
十分な量を塗布しておらず実際の効果を引き出せていない
という人が結構居るんですよね。
これがスプレータイプだと焼けてしまうと感じる人が多い理由です。
実際０になるまで塗布する場合はかなり量が多いので、そこまで塗る必要はないのですが、
十分な効果を得るには、他の日焼け止めと同じく、ちゃんと「肌の上に乗っている」という実感がある程度の量は必要です。
2回重ね点けするとか、普段の倍程度の量は是非使ってほしいと思っています。
◎CMなどで適当な使い方をTVで流せば、それを真似する人が増えるのは当然
そういうわけで冒頭のお話に戻るのですが、
CMとかで「シュッ」とか、かなり適当に噴霧しているのを見ると…、
あの量を真似して使っちゃっている人が多くても仕方ないのかなという気がしますね…。。
日焼け止めはちゃんとした量を塗布しないと効果が得られません。
僕はQOLを犠牲にしてまでSPF数値が出る量を塗る必要はないとは思っていますが、
さすがに薄付きすぎるのは良くないと思います💦
多分これ開発者の方はわかっていると思いますが、
CM作るのは広報部門とか広告代理店ですからね…。
ちゃんと製品のポテンシャルを発揮できない使い方をCMでやられていると、
なんだか切ない気がしてしまいますね…😥
まぁ僕は他の要素を加味してもUVスプレー自体あまり推奨していないのですが、
もし使う場合は、焼けない使い方（しっかり塗る）を意識して欲しいと思います。
あと、今日はできませんでしたが、もしかしたら上のビオレの新作は「シュッ」で十分なのかもしれない（だとしたら本当に凄い）ので、今度入手できたら是非実験してみたい思っています😊
というわけで本日は以上です！
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