この前のバンクーバーオリンピック。


特に男子フィギュアスケートを見ていて思ったのは

やっぱり、国際舞台では

からだが小さければ小さいほど

からだを本当に使えて動けないといけない
ということ。



背も高く、手足が長い西洋人は

からだがあまりうまく使えていなくても

ジャンプ時の軸は必要だけれども


軸から手足へのつながりが少々欠けていても

長い手足で動きも大きく見える


それが、表現力の一部となりえます。



けれど、背もそこまで高くなく

その分手足が短く見えてしまう場合は
(見えてしまうだけで、決して短いわけではないんだけど)

大きな選手がのように

ただやみくもに手足を動かしているように使っていては

本当に動きが小さく見えてしまいます。



高橋大輔選手のからだから生まれる表現力は目を見張るものがありましたが

本当に、彼は金銀メダリストよりも断然からだの使い方が上手。



私がアメリカでダンスをしていた時も

日本人としてさえ背の小さい私なので

背のある人と比べると、どうしても迫力で負けてしまう。


なので、

どうしてもどうしても、

からだの使い方の上手さや

からだや動きのラインのきれいさが必要だったんですね。


内側から生み出すものの力で

同じ舞台にたっても、しっかり存在感をもたなければいけない。


今回のオリンピックの男子フィギュアを見ていて

世界でやるには、それなくしては上には行けないんだな~

と、改めて感じたのでした。