先日紹介し終えたと思っていた『動揺の時を生き抜くための提案』の私的解説。

④についてアップし忘れていました!!!

②についてと、
どういう意味で説明しているのかは、こちら、
http://ameblo.jp/rolfer-yuki/entry-10835505649.html

③についてはこちら

⑤はこちら

⑦はこちら



④ 頭がふらふらするか、あるいは麻痺、無感覚かどうかに気づいてください。高いストレス状態にある時、これは普通に起こります。
そしてそれに注意を払い意識することで、無感覚を統合するのを身体に許しましょう。
麻痺、無感覚に注意を払うとともに、からだの中で存在を感じる場所にも気づいてください。
それは耳、鼻あるいはつま先であるかもしれません。自分自身でその部分に気づき、それと無感覚の間を行ったり来たりしてください。
シフトが起きるのを待ちます。身体がシフトする時、無感覚がなくなり、よりグランディングするのに気づくでしょう。



>無感覚かどうかに気づいてください。高いストレス状態にある時、これは普通に起こります。

高い緊張下にあると、交感神経が高まるからか
感覚を感じていなかったり(麻痺)
感覚に気付いていなかったり(無感覚)しやすくなります。

スポーツの試合中にどこかを痛めても
試合中は全然痛くないのに、終わった途端に激痛になるような感じです。
アドレナリンも関係していますね。


>無感覚を統合するのを身体に許しましょう。

無感覚である、ということに気付いていくことです。


>自分自身でその部分に気づき、それと無感覚の間を行ったり来たりしてください。シフトが起きるのを待ちます。

無感覚な場所と、意識できている感覚のある場所を
ゆっくり交互に感じていきます。

からだは共鳴しあうもの。
意識を向けることで、少しずつ感覚が戻ってくるのを待ちましょう。





感覚に気付いていないことはよくあります。
多くの場合、緊張し過ぎていて気付いてないことが多いですが
そのきっかけとして、
痛みに気付いてしまいたくないから、気付かないことにする
…ということもよくあります。


痛い時に、“うーーーーっ”と力を入れて我慢することはありませんか?
これが続くと痛みを感じなくなっても、緊張がずっと筋膜に残ってしまい
それが新しい癖を生み出すことも。


また、大きなショックを受けた時に
本当にただ感じなくなることもあります。
ある意味、逃避行動なのかな。


感覚に気付けていないところは、
脳にとっては“存在しないところ”
として扱われます。
だから、動きも少なくなるし
動きが少なくなれば、流動性も低くなるので
組織は硬くなりやすく、さらに動きが少なくなりがち。



ボディーマップ(体の地図)に存在しないことになっていくんですね。

なので、まずは、無感覚である場所に気付くこと。
気付けたら、少しずつ、そこでは何を感じているのか意識してみること。
こんなことが、からだが機能していく上で大切になったりするわけです。