3月14日に紹介した『動揺の時を生き抜くための提案』

今日は最後の⑦を。

ここはすでに今までに話して来たことにも関係しているし
前回の⑤とほとんど同じなんだけれど
少しだけプラスαの説明を。

※②について&どういう意味で説明しているかは→こちら
 ③については→こちら
 ⑤については→こちら


⑦ 最も重要なことはし過ぎないということです。危機の中では自分自身を見失います。なぜなら、そのような時、自分の中心を保つためには働かないからです。
多くの応答者が、自己を失っている間に他人を助けようとする際によりトラウマを受けます。



>最も重要なことはし過ぎないということです。

どうし過ぎないかというと、
多分、きっと、“自分の軸を見失うほどには”し過ぎないということ、かな、と。


>自分の中心を保つためには働かないからです。

前回説明したように、
大きな感情に振り回されてしまう時というのは
“自分の軸にいる”ということが難しくなります。


>自己を失っている間に他人を助けようとする際によりトラウマを受けます。

自分の軸にいることが難しくなり、
自分のからだが空間の中でどこにあるか感じられないまま
人を助けようとする時に
自分がトラウマを受けやすくなるという感じ。

自分の軸がしっかりある時にトラウマになりにくいような出来事を
自分がぶれている時には、トラウマになりやすくなってしまうことがあるということです。
(自分の軸がしっかりしていると、実際にすごくすごくトラウマになるような大変なことが起こっても、もちろんその時は衝撃を受けますが、後でちゃんとそれに気付いて認識することでケアしやすくなったりすることも含まれると思います)



自分の軸というのは、
身体的な体の中心でもありますが、
まわりの人との関係の中で
コンパスの軸であるような感じです。


そしてそれは、たった一人が担うわけではなく
すべての人が、まわりの人にとってのコンパスの軸でありたいということです。


そうすると、誰かが自分の軸を見失ってしまった時に
その“コンパスの軸”をたよりに、自分の軸に戻りやすくなります。

そしてそれは、自然に共鳴して生まれます。
からだにはそんなパワーがある。



からだは賢い。
それをこれからもたくさんの人に伝えて、
自分の強さに変えていってもらいたいと思います。



そーんなわけで、<動揺の…>の私的解説。
心理的なものはロルフィングを通じてしか学んでいないので
プロの方にとってはひょっとしたら全然違う認識なのかもしれませんが
ロルファーとしての私として、身体的には間違った説明ではないと思っています。

オリジナルを読んだだけではあまりしっくりわからなかった人に
少しでも理解の足しになればと思います^ー^