ロルフィングを受けて
筋膜パターンがほどけてきたり、
感覚が高まることで

それまでになかった痛みを感じ始めることもあります。


それはロルフィングによって痛みが生じたというよりは

今まで気づけていなかった痛みに気づく様になったり
痛みが表面化するくらい緩んできた

…ということが大きい。


氷が溶け始めたことで、これはただの塊ではなく氷だったのか!と気付けたり、
氷が溶けたら、その中に石があった!
…という感じでしょうか。



痛みは感覚がある状態ですが
麻痺は感覚が閉ざされている状態です。


一生懸命働いたり、からだを使ったりする人の中には、感覚を無視することで、どうにかこうにか生活できていたりすることもあるんですね[みんな:01]


そういう方の感覚が開いてきた時に痛みを感じ始めたりすることがあります。


それまでカチカチの肩に気付かなかったのに、気付けるようになる時、そのときに痛みを感じたりします。


また、痛みを封じ込めようと、痛みを無視しようとする時には、からだに力を入れがち。
(虫歯の治療をされることをイメージすると力入りません??)


その連続で筋膜が硬くなりパターンを作ってしまっていることもよくあり、
その硬かった筋膜が水分を取り戻し緩やかになってくると
痛みを押さえ込んでいた壁がなくなるので、痛みを感じたりするんですね。



姿勢パターンからして、痛みが出てもおかしくない状態だったり、からだがガチガチな状態だったり、それゆえ動きに制限があっても、ご本人に全く自覚症状がない時には

私は、ロルフィングで筋膜パターンのバランスがととのってきたり、感覚を感じる力が強くなることで、そういった痛みに気付き始め痛く感じる可能性(必ずしもではないのです)をカウンセリングやセッションのはじめの方で伝えるようにしています。



中には、先に伝えたようにそれが生きる手段になっていてまだ手放せないことも。


なので、ムリにすることはないんです。あくまで、ロルフィングは自分のタイミングが大切。



先日ちょうど、カウンセリングにいらっしゃった方とそういう痛みの話になったので、ここでも紹介しておきました♪





最後にまとめておきますが、痛みを必ず感じるわけではないですし、痛みの定義も人によって違います。痛みがあることがいいこと、というわけでもありません。



ただ、そういうことがあるんですよ、ということと、感覚を閉ざして頑張っている身体が、痛みに気付けるようになった時は、感覚が戻ってきたということだし、それゆえ身体が"ゆるまる"ということを認識し始める一歩でもあるということをお伝えしたかったのでした☆