こんにちは★アドバンス ロルファーのユキです。


ロルフィング10シリーズやワークショップに参加してくださっているOさん。
ご自身がされている乗馬での体験の中での身体の変化を
とても細かく丁寧にご報告してくださいましたのでご紹介しますOK


ご紹介する前に一言。

これからご紹介するOさんの体験談は
とっても詳細にコマ送りをするかのように綴られています。


誰もがこうやって身体の感覚を言葉にできるわけではなく、
実際に感じていても言葉にできない人もたくさんいます。


言葉にできることはすごいことだけれど
必ずしも必要なわけでもありません。


なので、決して、「自分はこんな風には言葉にできない」
…と比較しないでくださいね顔


私がここで紹介する理由は、

ロルフィングのセッションやワークショップで学んだことが
どのように身体や動きに変化を与えているか

…というのを体験者側の言葉から感じていただくためです。


ロルフィングで劇的に身体や動きが変わった方はたくさんいても
なぜ変わったのか、どう変わったのかを言葉にできない方もいます。

そういった方々も、認識できていなかったり、言葉にできていないだけで
無意識にOさんのような身体感覚的な作業が行われているのかも!


今日は、少しの意識で体の使い方が大きく変わったと感じた事をご報告します。

まずは、自分の体で起きた変化から。
乗馬での事です。
駆け足のレッスンは、スピードも、体にかかるGも、今までよりずっと大きくなり
指導員の指示通りに体を使うのがなかなか大変です。
何回かレッスンして、少し慣れてきたと思っていたある日
それまでは雨や霜で馬場がぬかるんでいたのですが、突然春めいたのですっかり馬場が乾いて
馬が駆けやすくなった日がありました。

ぬかるんだ馬場では馬も土にめり込んだ足を引き抜くので、揺れが大きくなりますが
駈けにくいのでスピードは少し遅くなります。
乾いた馬場の時は揺れは小さくなりますが、馬が走りやすい分スピードが早くなります。

その日はスピードについていけずに体が取り残される感じで外側後方へ放り出されそうな感覚に
恐怖感で余計に体が固くなってしまいました。
どうバランスを取ればいいのか戸惑ったので、まず脚を踏み下げる為に足指を広げてみました。
すると、足裏のアーチを育てる動きの時に、いつもは足裏の目から指のほうへと感じてた感覚が
指の付け根の裏側から足裏の目のスイッチがスッと入り、そこからスルスル~っと脚の内側から座骨までつながっていき、あっと言う間に脚が安定して、しっかり馬体を挟んでズレなくなりました。

次に肩の力を抜きたいと思い、ユキさんのブログを思い出したので、手綱を握る手の平を感じつつ
小指を意識してみたら余分な力抜けていき、その力が丹田へ下りていく感じがしました。
そして足裏から上へと感じたものと繋がって芯がしっかりしているのだけど、外側はリラックスして
馬の揺れとスピードに体がついていくようになったんです。
スルスルと一瞬に変化が起きて、強さとしなやかさが同居している感じになりました。
これがコアコーディネーションというものでしょうか?!

そこからまだまだ変化が続きました!
私のバランスが良くなった途端に馬のバランスも良くなり、先生曰く、馬が地面の微妙なアップダウンの変化に恐さを感じていた箇所(その辺りはより放り出されそうになっていた)への恐怖感がなくなり走りやすくなった!のだそうで、リズム良く駈け始めました。
すると私自身ももっと楽になり、人間がいかにバランス良く乗るかが、馬自身の体の使い方に大きく影響すると実感し、人馬一体の気持ち良さを体感することができました。

その変化に指導員の先生からは「何をしたのですか?急に姿勢が安定して、駆け足の理想的な乗り方です。素晴らしい!!」と大絶賛(笑)の声をかけてもらいました。
何をしたかは外側からはわからないほどの小さな動きや少しの意識で、大きな変化が起きたことに
自分でも驚いたのでした。






★ロルフィングの動きの見方、アプローチ、科学を指導や動きに取り入れよう!形ではなく、動きが生み出される時点ですでに変化している指導力へ!