こんにちは育休中アドバンス ロルファーのユキです。
最近では、出産時に旦那さまが立ち会う方も増えてきているようですね。
海外では、立会い人(に限らず、産前産後もだけど)のプロとして、doula(デゥラ)と呼ばれる人がいるそうです。
私も産前産後ピラティスの講習での話とそこで見た映像でしか知らないんだけれど、
近親者ではない人が、
陣痛の時のケアをはじめ、出産のプロセスを手助けしてくれるんです。(からだをさすったり、意識を集中させるために数を数えたり)
実際に自分がお産をする立場になってみて、
いやぁ、次回があれば、次回はdoulaにいてもらいたい
…と実感。
近親者だと、どうしても甘えが出るから、
イラっとしてしまったりするんですよね
妊娠も人それぞれなら
お産も人それぞれだと思うけれど、
たくさんのヒントのひとつとして
私が陣痛時に、
うぅーっと思いながらも
退院したら、これから立会いを迎える人には、これを伝えよう
…と思ったことを(そう思える余裕があったってことなのかしら 笑)今日は書いておこうと思います。
★上手な助産師さんや看護師さんの真似をする★
助産師さんや看護師さんが
陣痛を和らげるために、からだをさすってくれたりすることがあると思いますが、
もし、それで妊婦さん本人が楽になっていく感じがありそうだったら、その真似をするのが一番です。
声がけの仕方なんかもそうですね。
本人が素直に受け入れやすそうな声がけがあったなら、その言葉を真似て使うのがおすすめ。
ポイントは、その言葉がけや、さすられたりした時に、妊婦さん本人が心地良い状態、受け入れやすい状態になっているかどうかです。
いらっとさせる言葉を真似してもねぇ
上手な人は本当に上手なので
その人にさすってもらうだけで、
気持ちが落ち着いたりするものです。
ちなみに、私が好きだった声がけは
呼吸がうまくいってなくて、陣痛を逃すためにゆっくりした呼吸を促された時に、
「そうそう、そうだよ。上手にできてるよー」
という言葉でした。
褒められるって、やっぱりうれしく、
自分も認めてあげられるし
頑張る気に、単純な私はなれました
現在、育児で自分の子どもにも使ってます。
★さする方向は一方向★
例えば腰から仙骨辺りををさすったりする時に
上下にせわしなくさするよりは
(吐く人の介抱をする時みたいに)
ゆったりな呼吸と同じリズムで
一方向(私の場合は上から下)にさする方が落ち着きました。
さする方向がしっくりこないと
痛みが逃れる感じがありませんでしたね。
呼吸に合わせて、
(陣痛を逃すための呼吸はたいていゆっくりだと思うので)
ふーーーーーーーー
の長い呼吸に合わせて
一方向にさすってあげてくださいませ。
一呼吸に対して一さすり、が
私にはしっくりきたなぁ。
★一緒に呼吸をしてあげる★
からだをさすりながらも、
一緒に呼吸をしてあげるのもおすすめ♪
「はい、ゆっくり呼吸してー」
とだけ言われても難しく、
「一緒にいくよ、ふーーーー」
のような感じでいてくれた方が
寄り添ってくれてる感が出ていいかも。
立会いのポイントは
どんなすごいことをするか
というより、
どれだけ寄り添えるか、なのかもしれません。
一緒にいても、本人が辛い時に何もできないのが辛かったりするかもしれないけど、寄り添う気持ちがあったら、伝わるんではないかしら。
★時にはリード★
痛みが強くなってきて、
例えば、まだいきんじゃいけないのに、いきみたくなってしまったり、
なかなかコントロールが難しい局面になってきたら、
時には、呼吸をリードしてあげるのもおすすめです。
まさしくdoulaの仕事だけれど、
立会い人が
「はい、合わせて息吐くよー、ふーーーー」
と、リードしてくれることで
そこに意識を集中しやすくなったりします。
そーんなとこでしょうか。
ほんとに、言葉や、さすり方一つで、すごく楽になるものです。
(ある程度のレベルまでは☆)
いろいろできなくても、
いてくれるだけで安心なこともあるし、
いろんな性格を知った上で
立会わない方がいいという人もいるだろうし、
好むプランは人それぞれだと思いますが、
立ち会う際には寄り添う気持ちを大切に